Better Data. Better Science. Continuous Glucose Telemetry 実験ラットでの長期間連続血糖モニタリングが可能な 埋込み送信器が発売されます。前臨床の糖尿病・代謝 疾患研究に新たなソリューションをご提供致します。 ● 血糖値の秒毎の変化を検出可能 ● オフライン計測では実現できなかった、完全な血糖プロファイルを 観察することが可能。オフライン計測時のデータの変動性も低減 ● 慢性疾患モデルにおいて、28日*かそれ以上の期間に渡り、 糖尿病や他の代謝異常の発症を観察することが可能 ● 自由活動下の動物を用いた計測が可能 PhysioTel HD-XG 埋込送信器 *保証は28日間となります。 仕様 想定動物種 ラット 計測パラメータ 血糖値・体温(34-41℃範囲)・活動量 センサー留置部位 下行腹部大動脈(血流内での直接計測) グルコースせンサー寿命 埋込後 4週間(28日間) 埋込寿命 2ヶ月 バッテリー寿命 6週間 グルコース検出範囲 10-750mg/dL (0.5-42 mmol/L) 送信器重量 2.2 g 送信器容積 1.4 cc 動物体重(最小) 175 g 再生可否 再生サービスの利用が可能 最大ケージサイズ 42 x 42 x 18 cm 校正機器・頻度 Nova StatStrip ® Xpress (もしくは同等のもの) 実験の開始時・終了時に2点間校正を、 実験中は、週2回の1点校正実施が推奨されます。 採取した血液とオフライン(in vitro)のグルコースメーター を用いて、実施します。 *センサー寿命は、アプリケーションによっては4週間を超えて計測できる場合もございますが、 電源のON/OFFによる計測期間の延長はできません。電源は、実験中ONの状態のまま使用します。 センサーは、グルコースオキシダー ゼ酵素を利用した酵素センサーで、 干渉を制限すると共に電極劣化を 防ぐため、血液中で使用されること を想定して設計されています。 長年利用されてきた技術を採用し ています。グルコースオキシダーゼが 触媒として作用し、最終的に、 グルコン酸と過酸化水素(H2O2) が生成されます。H2O2は、2つの 電子を白金電極へと放出し、 電流(nA)として計測されます。 β-D-グルコース 酸素(O2), 血液中 ■ HD-XGグルコースセンサー: ● 自動化されたデータ収集が可能 ④③②① ①グルコース・酸素 選択透過膜 (抗血栓形成性) ②グルコースオキシダーゼ 酵素層 ③過酸化水素(H2O2) 選択透過膜 ④白金電極 ■ 送信器・センサー埋込部位: グルコースセンサーは、腸骨動脈分岐部より中枢側 (上流側)から腎動脈分岐部より末梢側(下流側)迄、 血管内に出来るだけ挿管して生体用ボンドで固定し ます。送信器本体は、腹腔内(腸管の上)に留置し、 縫合タブと共に腹壁を縫合します。センサー・リード線 のコネクタ部分は背側体壁に固定し、基準電極は、 腹膜壁内部に縫合固定します。 グルコースセンサー 検出部長さ:2.7cm 直径:0.7mm 送信器本体部 サイズ:9 x 10 x19mm (縫合タブ付) *送信器本体は、マウス用HD-X11と 同じ大きさですが、マウスに使用するには、グルコースセンサーの直径 が大きすぎるため、ラットサイズ以上の動物での使用を推奨致します。 ■システム構成について: PhysioTel&DataquestA.R.T.システムをすでにお持ちの場合は、ソフトウェアのバージョン を最新にして頂ければ、送信器の追加だけでテレメトリーグルコース計測を開始することが できます。 DataquestA.R.T.ソフトウェア適用バージョン:v4.35~ ※受信器(RPC-1)やDEMなどのデバイスはそのまま所有されているものをお使い頂けます。 また、送信器の校正に、採取した血液を計測するグルコースメーターを使用します。 利用可能な機器等をお持ちでない場合には、DSI社推奨のハンドヘルドタイプ グルコースメーター(Nova StatStrip Xpress)・消耗品も必要となります。 (グルコースメーターについては、別パンフレットをご参照下さい。) コネクタ部・縫合用リブ 基準電極 アプリケーション 腹腔内ブドウ糖負荷試験(IPGTT) 700 600 左のグラフデータは、腹腔内ブドウ糖負荷試験(IPGTT)の結果を示しています。 痩型モデルラット(3n)とⅡ型糖尿病モデルラット(3n)の平均化されたデータを、 それぞれテレメトリーグルコースセンサーで計測したデータと、採取した血液サンプルを 用いてin vitro計測したデータで比較しています。間欠的なin vitro計測の結果では、 グルコースレベルの上昇・ピーク(左グラフ中の時間軸30-60分時点、黄色背景色部) を、痩型・Ⅱ型糖尿病モデルのいずれにおいても逃していることが分かります。 500 400 糖尿病モデル(HD-XG) 痩型モデル(HD-XG) 糖尿病モデル(in vitro) 痩型モデル(in vitro) 300 200 100 18 0 15 0 12 0 90 60 0 0 30 グルコース(mg/dL) テレメトリーグルコースセンサー IP GTT 800 時間(min.) 血糖値(m/dL) インスリン容量反応曲線グラフ 光の周期 800 インスリン #1 インスリン #2 600 左のグラフデータは、2種類の市販のインスリンを投薬後12時間の、血糖値の変化 を示しています。各々は、一群6匹のストレプトゾトシンによるⅠ型糖尿病誘発ラット で実験されました。 400 200 0 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 時間(hour) 700 暗 650 暗 ストレプトゾトシンによるⅠ型糖尿病(T1DM)の誘発 暗 血糖値(m/dL) 600 550 Ⅰ型糖尿病(T1DM)の発症とそれに続くイベント。 STZ (ストレプトゾトシン)投薬後の一群11匹のラットで実験。 STZ (ストレプトゾトシン)は、膵臓のβ細胞を選択的に標的として殺します。 500 450 400 350 300 250 200 150 100 50 0 STZ 0 .5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 時間(days) 700 Ⅱ型糖尿病(T2DM)の進行 痩型モデル グルコース(m/dL) 600 糖尿病モデル 高脂肪食開始後2週間の、グルコース送信器を埋込れたZDF fa/faラットのデータ。 手術からの回復ならびにT2DMの進行性発症を示しています。 500 400 300 200 100 0 -2 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 Data courtesy of Eli Lilly and Company, 2013. 経過時間(days) リファレンス Continuous Glucose Monitoring via Telemetry in Rat Tamer Coskun, Libbey O’Farrell, Robert Brockway, Paul Haefner, Kimberly Holliday-White, Richard G Peterson, Charles V Jackson Poster 38-LB, American Diabetes Association Annual Meeting, Chicago, IL, June 2013 Comparison of Continuous Glucose Monitoring Systems in Type 1 Rat Model Paul Haefner, Kimberly Holliday-White, Dr. Mark Clements Poster 39-LB, American Diabetes Association Annual Meeting, Chicago, IL, June 2013 Continuous Glucose Monitoring via Telemetry in Rats R. Brockway, T. Coskun, L.S. O’Farrell, P. Haefner, K. White, C.V. Jackson, R.G. Peterson Poster 1099, European Association for the Study of Diabetes Annual Meeting, Barcelona, Spain, September 2013 Assessment of Insulin Response in STZ Rats Using Continuous Blood Glucose Telemetry S Tiesma; R Brockway; L O’Farrell; T Coskun; M Michael; A Cox; K White; H Bogie Poster 3025, Keystone Symposia: Challenges and Opportunities in Diabetes Research and Treatment, Vancouver, Canada, January 2014 <お問合せ先:DSI社日本総代理店> 【 東京本社 】〒112-0002 東京都文京区小石川1-3-25 小石川大国ビル9F 【大阪営業所】〒564-0063 大阪府吹田市江坂町1-12-4 第二江坂ソリトンビル9F 【連絡先電話番号】(東京) 03-3816-0851 (大阪)06-6310-8077 [URL] http://www.primetech.co.jp [eMail] [email protected] 2014.09M (rev01)
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