定年制 【定年制】 企業が従業員との雇用契約を定年年齢と定めた年齢に達したことを 理由に終了させる制度 [人材マネジメント用語集より] 企業 • 定年で雇用関係を終了できる 従業員 • 定年までの雇用機会の提供を 企業に期待できる • 職業生活の設計ができる 定年制の歴史 明治後期 大正後期 ~ 昭和初期 1970年代後半 1980年代 大企業の一部で成立 1887(明治20)年 東京砲兵工廠「55歳停年制」 官営企業や民間の大企業に導入 ⇒普及・定着(定年年齢:50~55歳) 終身雇用 定年延長の社会的要請強 1973年 60歳を目標とする定年延長の閣議決定 1979年 「昭和60年度までに60歳定年制の一般化」を目標とする 第4次雇用対策基本計画の策定 定年延長が加速 【60歳以上の定年制導入率】 年 導入率 1974年 35.4% 1981年 40%超え 1984年 50%超え 1992年 70%超え 定年制の法律 1986年 高年齢者雇用安定法 (60歳定年が努力義務) 1998年 改正高齢者雇用安定法 (60歳定年が義務化) 2006年4月 継続雇用制度 (定年年齢の引き上げ,勤務延長制度,再雇用制度) 2012年8月 改正高齢者雇用安定法 (60歳などで定年を迎えた社員のうち、希望者全員の65歳までの 継続雇用制度の導入を義務化) ※2013年4月より施行 定年延長と人事管理システムの変化 ① 定年が「点」から「ゾーン」へ *選択定年制: 所定の定年年齢に達していない状態で自ら退職を申し出た場合に、 会社から優遇される制度 [人材マネジメント用語集より] *早期退職優遇制度 ② 定年とは別の制度を設ける *役職定年制: 一定年齢で役職から離れ、他の職務(専門職等)に異動する制度 [人材マネジメント用語集より] *役職任期制 ③制度の見直し *賃金カーブ:縦軸に賃金の絶対額を、横軸に年齢をとったグラフで表されるカーブのこと(ほぼ右肩上がり) [マネー用語辞典より] *退職金制度 ④継続雇用制度の導入率の減少
© Copyright 2024 ExpyDoc