How To Use SEM 2007March Kojima 付属の説明書もしっかり読むこと 細かい点はDVDを参照してください。 1 日常点検事項 1 窒素ボンベの圧力 2次圧= 0.35~0.5 MPa 冷却装置 水温= 20±5 ℃ 水の量は大丈夫? 冷却装置はB電源をONに したとき(観察時)に動作 する。 UPS装置 2 日常点検事項 2 (真空系) バルブの状態(通常) ペニングゲージ = Low 側で振り切れ イオンポンプ GUN= 2E-8 Pa INT = 4E-8Pa 3 スイッチ類の場所 STIGMATOR 走査速度 FOCUS 倍率調整 FREEZE 二次電子像 明るさコントラスト PROBE 4 スイッチ類の場所 フラッシングSW COMP TOPO 明るさコントラスト ALIGNMENT SEI COMP TOPO 選択 (X,Y)つまみ 引出電流リセット WOBBLER 加速電圧SW 5 スイッチ類の場所 可動絞りノブ X Y イオンポンプ 試料交換棒 6 スイッチ類の場所 Xステージの粗動つまみ X,Yステージ (微 動) 7 スイッチ類の場所 V7CLOSE 明 強制CLOSE 暗 ACC Vと連動 B電源スイッチ。 上がON(キースイッチが連動) 下がOFF(真空系だけ維持) 8 電源を入れるとき B電源スイッチを上に (電源を切るときは下げる) キースイッチをSTARTへ 回して手を離す 9 基本画面 キーボードのPF1を押すとこの画面に戻る 加速電圧が切れているのを確認する。 10 観察準備 キーボードのPF2を押して設定画面を表示 テンキー1,2,3,4押すとEOS-1~4がそれぞれ表示される。 11 試料交換その前に... ①ステージを必ずX = 1.20, Y= 1.20 に戻す。 ② 加速電圧が切れているの を確認する。 ③ V7が閉じていることを確認 する。 ④ 傾斜がかかっていないことを確認。 12 試料交換 試料を出す ① 試料交換棒を止まるところまで引っ張る。 ② 手前に止まるところまで回転させてさらに引き抜く ③ 交換棒をホルダに置く 13 試料の交換 ① ストッパーを外して試料ホルダを取り出す ② 試料ホルダを入れてストッパーを押して固定する 14 試料の挿入 ① 試料ホルダがしっかり固定されているか確認。 ② 交換棒をガイドに合わせて止まるところまで挿入する。 ③ ロータリポンプでの粗引きが開始(EVACランプ点灯) ④ EVACランプが消灯するのを確認して棒を奥に回転させ てさらに止まるところまで挿入する。 ⑤ ペニングゲージで圧力が良くなる(1 E-4Pa)まで待つ 15 二次電子像の観察 ① 加速電圧(0.5 kV~15 kV)を設定入力する。 カーソルを合わせてINSキーで入力 ② ACC ACCELボタンをONにして加速電圧を印加す る。電子銃からの引き出し電流が8.0μAになるまで 待つ。(EXTRACT V =7~8 kVでGUN交換) ③ V7CLOSEを解除して(暗灯)像を出す。 ④ FOCUSを合わせて像を観察する(続いて軸調整)。 16 軸調整(3項目)ゴミみたいな目標物を見つける。 ① 倍率×5000でGUN Alignment CL(Probe Current)=8→4にした時に像の動きが最小と なるようにGun Alignment(X,Y)で動いた分だけ戻す。こ の作業を繰り返して動きを最小にする。 ② 倍率×10000でOL-AP調整 CL =5にしてEOS-2画面でHRをALCL2にする。ここで像 が上下左右に移動したら移動が最小となるように可動絞り X、Yノブで調整する。終わったらHRに戻す。 ③ CL調整 EOS-1でGUNをCLにする。WOBBLERボタンを押して 像の移動が最小となるようにGun Alignment (X,Y)で調 整する。 17 FOCUS合わせ ① FOCUS調整 前項の軸調整が済んだらFOCUSを合わせる。 ② その状態でさらにSTIGMATOR(X,Y)で最もFOCUS が合うところを探す。 以上で調整終わり、XYステージで目的の場 所を観察する。 さらに高倍率で見たいときでFOCUSだけではきれい な像が見られないときはその倍率で前項の軸調整(3 項目)を再び行う。 18 像の撮影 ① 軸調整、FOCUS合わせは終了しているとして ② SCAN SPEEDをSLOWにして画像を撮る。(右画面) 撮り終えたらFREEZEボタンで像を止める。 この画像をキャプチャする。 19 反射電子像の観察準備 二次電子像で前項までの各調整が終わっている状態で 行うこと。加速電圧は5 kV以上 ① 傾斜の確認(超重要!!) 傾斜がかかっていると検出器と衝突するので必ず傾斜を 0°に戻す。 ② V7CLOSEボタンを明灯させてバルブを閉じる。 ③ 反射電子検出器の挿入 検出器のロックを解除(奥側へ回転)して鏡筒内部へ挿 入する。このとき真空で入っていくので徐々に入れる。 ④ V7CLOSEボタンを暗灯させてバルブを開ける。 20 反射電子像の観察 ① 操作パネルのCOMPO、TOPOボタンを押して観察。 ② SCAN SPEEDはSLOWで行う。(信号量が少ないから) ③ 反射電子像用のCONTRAST BRIGHT 調整つまみ で明るさ、コントラストを調整する。 第二CRT(右モニタ)には設定画面が移りこんでいる のでキーボードのPF1ボタンで消すことも可能。 21 反射像の終了 反射像を使わないとき、観察を終了する前には必ず検出器 を抜く!! ① V7 CLOSEボタンを明灯させてバルブを閉じる。 ② 検出器を止まるところまで引っ張る。 ③ 手前に回転させてロックをかける 22 観察を終了するとき ① 反射電子検出器が抜いてあることを必ず確認。 ② ACC VOLTAGEボタンを押して(消灯)加速電圧を切る。 ③ V7CLOSEボタンを明灯させてバルブが閉まっていること を確認する。 ④ キーボードのPF1を押して基本画面に戻る。 ⑤ B電源スイッチを下に下ろして真空系だけ動かしたまま電 源を切る。(キースイッチはONのままで良い) ⑥ 約5分後に冷却水装置が停止する。 23 帰るときは安全確認 点検事項を確認する。さらに、 1.反射電子検出器は抜いてる? 2.V7はCLOSEか? 3.ペニングゲージはOKか? 4.GUN、INTの真空度はOK? 5.水漏れは無いか? 24 日々のメンテナンス ・150時間に1回 強制フラッシング ・冷却水の水量チェック ・1年に1回 ターボ分子ポンプのバッテリー 交換(JEOLに注文) ・1年に1回 イオンポンプ用非常電源バッ テリー(自動車用で良い、24V36Ah)交換 ・ロータリポンプ用油チェック(JEOLに 注文) 25 緊急時は ・ 加速電圧を切る。 ・ V7CLOSEでバルブを閉める。 ・ キースイッチをOFFにして装置全体を止める。 日本電子総合コールセンターへ 0120-134-788 装置名 JSM-6000FS 型名 162003-0005 26
© Copyright 2024 ExpyDoc