自殺の現状 四日市市保健所 保健予防課 主要国の自殺死亡率(参考) 厚生労働省「人口動態統計」と警察庁「自殺統計」の違い 1.調査対象の違い 厚生労働省:日本における日本人 警察庁 :総人口(日本における外国人も含む) 2.調査時点の違い 厚生労働省:住所地をもとに死亡時点で計上 警察庁 :発見地をもとに発見時点で計上 3.事務手続き上(訂正報告)の違い 厚生労働省:自殺、他殺、事故死のいずれか不明の ときは自殺以外で処理 警察庁 :捜査により自殺であると判明した時点 で計上 全国の自殺者数の推移(警察統計と厚生労働省人口動態統計) 40,000 34,427 32,845 35,000 32,863 33,048 31,755 30,000 31,413 31,957 30,251 30,247 32,552 32,155 30,827 29,921 30,553 33,093 31,690 22,138 30,651 32,249 30,707 30,229 29,554 24,963 23,104 23,494 20,000 32,109 29,949 29,375 24,391 25,000 32,143 31,042 32,325 23,013 23,512 22,349 22,402 22,727 22,144 21,656 21,085 16,416 23,080 21,677 23,396 23,272 21,955 23,540 22,236 22,813 21,419 22,831 23,478 22,007 21,546 28,874 23,472 22,283 22,189 21,028 20,955 19,892 15,393 15,000 15,901 14,853 10,000 7,711 7,975 9,850 9,406 5,000 7,285 7,593 H8 H9 9,536 9,230 8,898 9,011 8,595 8,290 H11 H12 H13 9,063 8,272 9,464 9,053 8,713 8,292 H15 H16 9,012 8,317 9,342 9,615 9,418 9,373 9,407 9,696 8,982 8,502 8,820 8,683 8,518 H18 H19 H20 H21 8,526 0 H10 H14 総数(警察統計) 男 H17 女 総数(人口動態統計) H22 男 H23 女 全国の自殺者数と交通事故死亡者数の推移 人数 35,000 30,000 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 自殺者数(人口動態統計) 交通事故死亡者数(警察統計) 全国の男女別・年齢別自殺者数(平成23年中) 警察統計より 全国の原因・動機別 自殺者数(平成23年中) 警察統計より H18年までの原因・動機別の自殺者の状況 三重県・四日市市自殺者統計 500 452 468 450 431 395 368 400 387 366 267 358 359 274 287 250 379 422 295 300 200 379 378 350 476 445 258 150 80 100 50 68 85 38 38 61 H6 H7 三重県総数(警察統計) H8 H9 H10 H11 66 53 0 H5 53 76 H12 H13 三重県総数(人口動態統計) H14 H15 H16 H17 H18 四日市総数(人口動態統計) H19 44 H20 H21 H22 49 H23 四日市総数(警察統計) H23都道府県別自殺死亡率(順位) 人口10万対 H19: 下から 3位 H20: 下から 7位 H21: 下から 17位 H22: 下から 2位 H23: 下から 5位 35.0 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 奈 良 福 井 徳 島 広 三 京 岡 愛 佐 宮 神 大 愛 埼 滋 千 大 静 東 石 岐 長 山 兵 全 熊 長 茨 和 北 山 群 栃 香 福 鹿 山 富 福 鳥 高 青 島 沖 新 宮 岩 秋 奈 歌 海 児 島 重 都 山 知 賀 城 川 分 媛 玉 賀 葉 阪 岡 京 川 阜 崎 形 庫 国 本 野 城 山 道 口 馬 木 川 岡 島 梨 山 島 取 知 森 根 縄 潟 崎 手 田 厚生労働省:H23人口動態統計(概数)より 三重県の自殺死亡者数と交通事故死亡者数 452 456 431 378 395 425 387 366 398 368 379 379 274 351 359 290 296 270 170 213 153 3年 157 H2 141 2年 9年 H1 8年 H1 7年 H1 6年 H1 5年 159 H1 4年 H1 3年 H1 2年 H1 1年 H1 0年 交通事故 自殺 H2 229 1年 247 H2 271 262 0年 280 H2 279 H1 H9 年 500 450 400 350 300 250 200 150 100 50 0 資料:厚生労働省「人口動態統 自殺死亡率推移(H21~H23) 警察統計 率 人口10万対 30 25 20 15 10 5 0 27.9 25.85 24.1 24.91 24.28 19.85 17.32 18.6 14.41 H21 H22 年 全国 三重県 H23 四日市市 H21~H23自殺者数の年代構成比 20歳未満 25.0 80~ 20.0 (%) 20~29 15.0 10.0 5.0 70~79 0.0 60~69 30~39 全国 三重 四日市市 40~49 50~59 警察統計(自殺日居住地) H21~H23四日市市年齢別自殺者数 80~ 70~79 年令 60~69 50~59 40~49 30~39 20~29 20歳未満 0 5 10 15 20 25 30 35 40 (人) H21~H23自殺者数の年代構成比 (%) 25.0 全国 三重 四日市市 15.0 10.0 5.0 80 ~ 79 70 ~ 69 60 ~ 59 50 ~ 49 40 ~ 39 30 ~ 29 20 ~ 未 満 0.0 20 歳 構成比 20.0 年齢 警察統計(自殺日居住地) 年代別自殺者数 20 18 16 14 12 10 8 6 4 2 0 (四日市市) (人) H21(警察統計) H22(警察統計) H23(警察統計) 0~19歳 20~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60~69歳 70~79歳 80歳以上 H22~H23原因・動機別構成割合 全国 1% 4% 5% 14% 8% 家庭問題 健康問題 経済生活問題 勤務問題 男女問題 学校問題 その他 21% 47% 三重県 7% 1% 4% 四日市市 0% 6% 15% 2% 8% 20% 8% 16% 18% 50% 45% 警察統計(自殺日居住地) H22~H23自殺者の職業構成比 自営業・家族従業者 30.0 (%) 20.0 その他の無職者 被雇用者・勤め人 10.0 0.0 年金・雇用保険等生活者 学生 失業者 全国 主婦 三重 四日市市 警察統計(f発見地居住地) 一人の自殺者の背景には・・・ 自殺死亡者 三重県の場合、年間 の自殺者数が400人 前後とすると、自殺未 遂者は4000人から 5000人いると考えら れる・・・ 自殺死亡者 1人 未遂者10人以上 10倍以上 自殺を考えたとき、誰に相談したか(該当者ベース) 資料:内閣府「自殺対策に関する意識調査」(平成20年2月) 周囲の気づきの有無 家族が先に気がついた (64%) 会社が先にきがついた (14%) その他の人が気がつい た(3%) 気がついていない(19%) 「労働者における自殺予防に関する研究~労災請求患者調査より~」 自殺予防のための4つのポイント 気づき 傾聴 周りの人の悩みに気づき、声をかける 本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける 家族や仲間の変化に敏感になりましょう。 じっくり話を聞く場をもち、相手の気持ちを 尊重して共感しましょう。 時間をかけてできる限り傾聴しましょう。 つなぎ 見守り 早めに専門家に相談するよう促す 温かく寄り添いながら、じっくりと見守る こころの病気の兆候があれば、本人に理 解のある家族・友人などと連携して、専 門家への相談につなげましょう 自然に対応するとともに、体やこころの 健康状態について配慮し、優しく見守り ましょう。必要に応じて、主治医に情報を 提供しましょう。 メンタルパートナーとは 自殺予防について正しい知識を持ち、 身近な人の変化に気づき、自殺を考えて いる人、悩んでいる人を相談窓口等へつ なぐ役割が期待される人 メンタル(Mental)= こころ パートナー(Partner)= 相手 この言葉に込められた意味とは? サポーターは支えるイメージが強いが、パートナー は寄り添う、もしくはお互いに・・・といったイメージ “いきる”を支えるネットワーク 保健所 相談窓口 市町 相談窓口 こころの健康センター 民間団体 相談窓口 (自殺対策情報センター) メンタルパートナー 民生委員など地域支援者 地域包括支援 センター ハローワーク メンタルパートナー 友人 メンタルパートナー 家族 自殺を考えて いる人 メンタルパートナー 同僚 消費生活 センター いのちの 電話協会 メンタルパートナー 親族 いじめ 相談窓口 メンタルパートナー 上司 つ な ぐ かかりつけ医 産業保健 センター 学校 精神医療機関 クリニック 自殺防止 センター 自殺対策(国・県・四日市市) 三重県自殺対策情報センター (平成23年度~) 従来のこころの健康センターの機能に加えて、自殺予防・対策事業を重点的に実施する ため、当センター内に「三重県自殺対策情報センター」を設置し、以下の機能を担う。 ・自殺対策における関係機関のネットワーク強化や人材育成等を行うため、 連絡調整会議の開催、人材育成研修の実施、情報の収集・管理・発信等を行う。 ・自殺対策における専門的な個別相談や情報提供及び自死遺族等への支援を行うため、 相談支援の実施、自死遺族の集い(わかちあいの会)を開催する。 学校 自 殺 未 遂 者 ・ 自 死 遺 族 等 市町村 地域 連携 医療機関 警察・消防 ・連絡調整会議の開催 ・人材育成研修の実施 ・情報の収集・管理・発信等 三重県自殺対策情報センター (三重県こころの健康センター内) 専門的相談 相談 対応 ・相談支援の実施 ・自死遺族の集い(わかちあいの会) の開催 ( 民間団体 指導・助言 自国 殺立 精 予神 防・ 神 総経 合医 対療 研 策究 セセ ンン タ ター ー内 ) 四日市市保健所における自殺予防対策 1.啓発 (1)こころの健康づくり講演会 (2)三重交通バス広告(市内路線バス)・公用車による広告(マグネット) (3)広報、保健所ホームページ、庁内掲示板、健康だより等にて啓発記事掲載 関係機関・庁内関係部署への自殺対策ポスタ‐等の配布 (4)人材育成(講座案内、メンタルパ‐トナ‐養成、指導者養成等) 2.保健所における相談体制の充実 (1)相談窓口のポスタ-ちらしの配布(地区市民センタ-、医療機関、民生委員等) (2)広報、健康たより、公用車マグネット作成等により周知徹底を図る。 (3)医療機関・ER等に対し、未遂者・家族への保健所における相談の啓発のためポスタ-・ ちらしの配布 3. 関係機関との効果的な連携 (1)各相談窓口の質的向上、ネットワ-クの強化 1)自殺対策連絡会議 2)四日市早期支援ネットワ‐ク(YESnet)との連携強化 3)四日市アルコールと健康を考えるネットワークとの連携強化 4.調査分析等 (1)自殺に関する実態把握・分析等の継続
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