地域の協議会 • 自然再生基本方針案 • keywords: 地域52、協議会33、科学17、連携9、 モニタリング6、自然環境に関し専門的知識 を有する者6、順応的3取組み、開発2、 共生2、生態学0 • わかりやすい言葉、絵で相互理解を図る • 研究者の役割=科学的知見+調停者 理性化された認識共同体 (米本昌平) • • • • 成功例:欧州の酸性雨規制 似て非なる例:極東の酸性雨規制 失敗例:国際捕鯨委員会 互いの立場を代表する科学者同士の 対話 ミナミマグロは回復するか? Mori et al. Pop.Ecol. 2001 逆ベビーブーム現象 リスクを巡る二つの尺度 • 危険度(risk) –避けたい事件が起きる確率 • 確度(evidence) –リスク試算の確実さ 携帯電話・家電製品の白血病リスク、 飛行機などへの影響 わかりやすい言葉 (合意できる)厳密さ • GISは視覚に訴える – 味方を元気付ける • GISは統計に載るか? – 論敵を説得できるか? • 他の証拠があれば、強力 • 数は力なり 中途半端な情報は対立を助長する 知りすぎると対立が生まれる • 地図に示すと、利害が身近にわかっ てしまう • 数字を出すと、一人歩きする(所沢ダ イオキシン問題) 所沢ダイオキシン論争 読売新聞1999・2・21 中西準子 • 所沢農家は被害者 • 基準値でなく、他所と 比べるべき • 他所より早く調査して 結果を出せというの はいじめ • 魚介類の汚染の方が 問題 広井脩 • 「情報隠蔽」が疑心暗 鬼を招いた • 扇情的報道は問題 • 農家被害は予想外 • 報道は予防原則 • 政府の責任大 報道方法が不適切+野菜だけ取り上げるのは問題 不慮の事故のリスクは評価でき るか?(琵琶湖セタシジミ) PCP PCB, mercury 過去に起きた、将来想定できる 事故のリスクは評価できる。全 部は評価できない Source: Japan Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries ダムとノニルフェノール • ダムは淡水魚などの生息地をずたずたに した • メダカの雄が卵を作るノニルフェノールは 人の健康リスク並みの厳格さで既成 リスクと評価のギャップ 生態リスク • 近代以前よりずっと高 い • MVPは当面の努力目 標にすぎない • 地域ごとの目標を継 続調査を続けて順応 的に対処(為すことに よって学ぶ) 健康リスク • 近代以前よりずっと低 い • 環境濃度基準はほと んど検出限界 • 全国ほぼ一律の基準 で遵守状況を継続調 査 http://www.for.gov.bc.ca/hfp/amhome/AMDEFS.HTM 順応的管理とは? 問題設定 調停 管理計画作成 評価 計画実行 北海道「道東地域エゾシカ保護管理計画」のホーム頁より http://www.hokkaido-ies.go.jp/HIESintro/Natural/ShizenHP2/SIKA/DTdeerHP.htm 継続監視 エゾシカ戦争 • 順応的管理による緊急減少措置により、 増加に歯止めをかけた • 長期戦へ:昼間禁猟区に逃げ込み、夜出 てくるシカ • ゲリラ対策でなく、戦争(夜討ち、国立公園 内捕獲)が必要 エゾシカ分布と可猟区 教訓 • • • • • • 生物多様性 + 人間の多様性 思いは複雑に 言葉は簡潔に 人を煙に巻く < 目から鱗を落とす 反還元論の生態系管理 ×線形近似 たとえ話 が有効
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