宇宙に広がる未知の世界 ~太陽系外惑星の研究~ 東京大学大学院 宇宙理論研究室 成田 憲保 (なりた のりお) 私たちが住んでいるところ 太陽系 第3惑星・地球 ここ! (C)NASA, JPL 恒星と惑星 恒星…自分で輝く星(例:太陽・夜空の星) 惑星…自分では輝かず、恒星のまわりを まわっている星(例:地球・火星) <太陽系外惑星> = 太陽系以外の恒星にある惑星 みんなに質問 その1 太陽系の他の恒星にも 惑星はあると思いますか? 答え:あります! 1995年・ペガスス座51番星のまわりに発見 この人が最初に見つけました 2004年11月 京都にて どうやって見つけたの? ~太陽系外惑星の見つけ方~ 1. 光の「ドップラー効果」を使う方法 2. 惑星の「食」を使う方法 ちょっとむずかしいので、1だけ例を使って紹介 プラネットハンター(惑星探しをする人)のお仕事 ドップラー効果ってなに? 音の(身近な)ドップラー効果 救急車は近づいて来る時と 遠ざかる時で音の高さが違う 光のドップラー効果 近づいて来る時と遠ざかる時で 少しだけ色が変わる 星の光とドップラー効果 恒星のまわりを惑星がまわって いると、それにつられて恒星が 近づいたり遠ざかったりする ドップラー効果を望遠鏡で見る! すばる望遠鏡 望遠鏡を使うと 光の色の変化がわかる ↓ 星がふらついているのが わかる! だいたい人が走る速さの動きまでわかってしまう 最初に見つかった惑星のある星 宇宙のかなた:地球から47光年 地球を何回まわれるかな? 1000回 100万回 10億回 1光年 = 光が1年間で届く距離 光は1秒で地球を7周半できる 今朝までに見つかった惑星系の数 134個 みんなに質問 その2 地球の他にも生物が住む 惑星はあると思いますか? 答え:わかりません! 生命のいそうな惑星はまだ見つかっていない もうひとつの地球探し あの夜空のどこかの星に、 生物の住む惑星があるかもしれない! 今世界中で探査計画が立てられている もうひとつの地球探しはまだ始まったばかり これから一番面白くなる研究のひとつ みんなも一緒にもうひとつの 地球探しをしてみませんか?
© Copyright 2024 ExpyDoc