訪問看護における看護管理のあり方 ステーションの管理者に求められるもの 在宅看護学 遠山 寛子 <問題の背景> 管理者の質が問われている 在宅へのニーズUP 訪問看護師の質に ばらつきあり 看護師のバックグラウンドが 異なる 研修への参加が困難 問題解決までのアプローチ 訪問看護の管理者の 質の問題 そもそも 訪問看護の管理者に 求められるものは何か? 管理者に求められるもの は何か? 研修等を受講する機会がない 訪問看護管理者の 定着率の低さ どんな能力が必要か? どんな業務内容か? 在 宅 と 病 院 の 違 い は あ る か ? <問題の焦点> 1、訪問看護ステーションの管理者に求められる 能力は病院とは異なる 2、訪問看護ステーションの管理者に求められる 業務内容は病院とは異なる 3、訪問看護の管理者教育の場が少なく、 また研修等の機会があても参加できない 4、病院と比較すると役職の定着率が低い 文献のキーワード *看護管理・管理看護・看護管理者 *Nursing Administrators ・Home Nursing Professional ・ Home Visit リミット 1999~2003年 ・ English ・ Abstracts 選択した文献(計29件) 1、看護婦の職務満足度 いかに組織は看護婦を定着させるか 2、N県内の訪問看護ステーションにおける 看護職の教育ニーズ 3、看護管理者の基本的能力の自己評価 4、総合病院に勤務する看護中間管理職の ストレスと関連要因に関する研究⇒業務内容 選択した英文献(計3件) What nurses and manager expect from point of Care technology (Home Healthcare Nurse、18(8):514‐23,2,000,Sep) 問題点に対する研究のまとめ 問題1、について → *人事能力だけだはなく、経営能力 も求められる 管理能力 *ケアの質のボトムアップ 問題2、について → *異業種との連携が重要だが かなりのストレスとなっている 業務内容 問題3、について → *研修等の受講の必要性を7割以上 感じているが、現状では参加は困難 研修・教育 問題4、について → *看護婦満足度と在職期間は 正の相関を示す 役職の定着率 看護職としてのアクションプラン 1)臨床 (1)訪問看護師の質のボトムアップ (2)看護管理職(所長)をはじめ、訪問看護師 の同ステーションでの定着率を上げる 看護職としてのアクションプラン 2)研究 (1)訪問看護の管理職の定着率を上げる (2)訪問看護師の質の向上 (3)訪問看護の管理職の教育プログラムの作成 看護職としてのアクションプラン 3)マネージメント (1)各ステーション経営者と訪問看護管理者・ スタッフとの統一した経営方針・理念の確立 (2)各連携組織とのコミュニケーションの確立 看護職としてのアクションプラン 4)教育 (1)定期的な勉強会の実施 (2)研修への参加 看護職としてのアクションプラン 5)患者の擁護者 (1)担当看護師以外:第三者の目 の定期的な訪問の実施 (2)定期的な自己評価を実施することで、 看護師の自己の振り返りをはかる 今後の展望・研究課題 *いかにして、訪問看護の管理者を定着させるか *訪問看護全体の質の向上 *訪問看護の管理能力を高めるための 体系的な教育プログラムの確立 *コミュニケーション・情報技術の習得
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