スライド 1 - 九州テレコム振興センター(KIAI)

『バルーンを使った災害時の臨時
的通信インフラの構築の実用化』
の検討について
課題解決ワーキング検討グループ A
目的

災害時の被害状況把握を行う場合、携帯がつ
ながらない場所においても、災害現場と災害対
策本部の映像を使った状況確認&コミュニケー
ションを行える臨時的な通信インフラに適用す
る
実験から出た問題点
人的要因
物理的要因
その他
バルーンの固定に労力がかかる
災害時にバルーンの専門家が必要
アンテナの向きを固定しなければうまく通信できない
バルーンのボンベの運搬が困難
バルーンを上げるのに人出が必要
バルーンの打ち上げに広い場所が必要
強風下ではバルーンを上げることが出来ない
障害物回避手法の検証が未実施
防災のみの利用だと費用対効果が低い
対策の視点
比較的安いコストで通信インフラが構築できる
ようにする。
 一般の住民でも通信インフラ構築が容易にな
るような製品の規格化
 ユーザインターフェースの向上

具体的な目標

誰でも3人程度で1時間以内で通信インフラを
構築できるようにする
≪所要時間内訳≫
作業内容
所要時 作業内容
間
所要時間
シートを広げる
5分
30分
バルーンのガスを
注入
15分
バルーンと無線LAN&フ
レームを連結
5分
係留ロープの接続、打ち上げ
杭打ち
10分
対策(人的要因)
住民(消防団・ボランティア)の習熟度を上げる
《企画例》

定期的に講習会を設ける
 防災訓練の中でバルーンの打ち上げを行う

 町の宿泊施設の呼び込み(気球を用いた撮影)

観光客を呼び込むイベントとしてバルーンをあげる
イベントをもうける(アトラクション化)
 上げたバルーンからネットワークカメラで空中撮影
対策(物理的要因)
360度電波の送受信できるアンテナ利用する
 係留ロープを直下の1本のみにする
 ロープを巻き取り式にする
 ヘリウムガスの必要量を少なくする
→バルーンの小型化
→積載物の軽量化
 その他

バルーンにアンテナを貼り付ける
 耐強風設計のバルーンを使う→楕円・風見鶏

バルーンの軽量化(目標)





バルーンの直径:2.8㎥→2.2㎥
バルーンの重量:5㎏→3kg
浮力:7.5kg
バルーンの重量 3㎏
積載量







無線LAN装置(パーツごと):500g
LANケーブル50m:500g
360度アンテナ:1.3kg
アルミフレームその他:500g
合計:2.8kg
係留ロープその他の重量:1.25kg
総重量7.05kg
対策(その他)

マルチホップ利用により障害物回避実験の実
施