外国人向けの温泉サービスの開発 の提案 経営学部 キャリアマネジメント学科 09-1-019-0046 宮前 駿史 本研究は外国人向けに温泉サービスを取り 込むためにはどのようなプロモーションを行 えばよいかという点について論じたものであ る。私は温泉や銭湯へよく足を運ぶのだが、 そこで外国人をあまり見たことが無いことに 疑問を感じたことから本研究をスタートした。 1. 第一回アンケート ①目的 ここでは、外国人が日本の温泉に入ったことがあるかを調査する。ま た、外国人は日本の温泉についてどのようなものを求めているのかを 明らかにする。 ②質問項目 日本の温泉・銭湯に入ったことがあるか 日本の温泉・銭湯に行きたいと思うか 日本の温泉にどのようなものを求めるか ③対象・性別 外国人・男女 ④実施方法・期間 インタビュー形式でのヒアリング調査を行った。 ⑤サンプル数 52 2 10 42 温泉に行ったことがある 温泉に行ったことがない 50 温泉に行きたい 温泉に行きたくない 結果・分析 まず、日本の温泉に行ったことのある外国人は52 人中10人と予想通り結果になった。(図1)日本の 温泉がまだ外国人の間で普及していないことがわ かった。行ったことのある人の理由としては、「英会 話教室の生徒に気持ちが良いと聞いたから。」や 「日本の風情を感じられるから。」といった理由が挙 がった。 次に、日本の温泉に行ってみたいかを尋ねると、 ほぼ全員が行きたいと回答した。(図2) この結果から、日本の文化に対して大いに興味を 持っている外国人は、もちろんその文化の1つであ る温泉に興味を持っていることがわかった。 日本の温泉にどのようなものを求めるかについては(図3) ・快適な空間・リフレッシュ ・療養 ・入浴して楽しむ(泳ぐなど) ・汚れを洗い流す 汚れを洗い流 す 入浴して楽しむ 外国人 療養 日本人 リフレッシュ 0 5 10 15 20 25 30 35 40 第二回アンケート ①目的 ここでは第一回アンケートを基に、こちらが提示する温泉街のどの要素に外国人 が興味を示すのか調査する。より深く日本の温泉文化に興味を持ってもらい、興味 を持ったものにより具体的な情報を提供することにより、実際に温泉へ足を運ぶと いうところまで動機を与えることができるという点を解明する。 ②質問項目 こちらが提示する温泉街のどのような点に関して興味を持つか。 ③対象・性別 外国人・男女(第一回アンケート回答者) ④実施方法・期間 インタビュー形式でのヒアリング調査を行った。 ⑤サンプル数 42 ⑥質問内容詳細 第二回アンケートでは前述の通り、下呂温泉街に焦点を当てた。具体的な内容 を記述する 下呂温泉の魅力 30 25 20 15 10 25 5 5 0 温泉 自然 9 食 3 その他 第三回アンケート ①目的 これまでのアンケート調査を基に考えたプロモーション戦略を実証 する。広告(文字のみ・絵のみ・両方)、CM、口頭で伝えるのうちどの プロモーションが外国人が一番温泉へ行きたいと思ったかを実証す る。広告だといろいろな国の言語を用意することができ、あらゆる国 の観光客に対応できるので広告を選んだ。 ②質問項目 どのプロモーションに一番温泉の魅力を感じたか。 ③対象・性別 外国人・男女 ④実施方法・期間 インタビュー形式でのヒアリング調査を行った。 ⑤サンプル数 30 どのプロモーションが一番魅力的だったか 18 16 14 12 10 8 17 6 4 6 2 4 3 0 広告(文字・絵) 広告(文字のみ) 広告(絵のみ) 口頭で伝える 1.最終提案 ご清聴ありがとうございました。
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