Contents 1.胃とは 2.胃液について 3.胃液の中和機構 4.発展事項 5.まとめ 三班 No. 53 末宗 基良 No. 89 橋本 佳典 No.100 本間 雄也 No. 96 藤田茉奈美 肉眼解剖学 噴門部、胃底部、胃体部、幽門部 組織学的 噴門部、幽門部、胃底部 横隔膜 胃 単層円柱上皮 主細胞: ペプシノーゲン 壁細胞: 塩酸(HCl) 塩酸 ペプシノーゲン 表層粘液細胞、 副細胞:粘液 (胃の保護) ペプシン 大きい タンパク質 小さい タンパク質 (分解) 壁細胞 (塩酸、内因子分泌) 主細胞 (ペプシノーゲン分泌) (×400) 副細胞 (粘液分泌) 壁細胞 http://meddic.jp (×400) Q 胃液には塩酸などの強酸のものも存在する のに、胃は傷つかないの?? A 胃液を中和する機構が存在するため、傷つか ない。 表面粘液細胞 胃の表面と胃小窩を覆う単層 円柱上皮は表面粘液細胞と呼 ばれる。 透明ではなく可視性粘液 この粘液はゲル状の被覆を形 成し、上皮の表面に付着 →上皮が胃の内容物によって 擦過傷を作らないように保護 http://www.oralstudio.net/ 胃には粘液の他に、塩酸を中和する重炭酸ナトリウムが 含まれており、次のような反応を起こす。 NaHCO3 + HCl → NaCl + H2O + CO2 重炭酸イオンとナトリウムイオンも表層上皮から分泌され、 ゲルの中に拡散し、水素イオンを中和する。 このようにしてpHの勾配が形成される。 太田胃散を飲んだ後にお腹がふくれる理由も 胃液の中和機構の化学式の理論から理解 できる。 株式会社 太田胃酸 HP 1.唾液による胃液の中和 唾液はpH6.8ぐらいだが、食事をすることにより pH7.5~8.0のアルカリ性に傾く胃液を中和する 緩衝作用がある。 2.膵臓から分泌される膵液による中和 膵臓から分泌される膵液により中和される。 膵液の介在部からナトリウムと重炭酸イオンの豊富な 液体を大量に分泌する。 この重炭酸イオンが、胃から十二指腸に入る酸性の 粥状消化物を中和する。 主要な膵酵素活性のための至適pHにするのに役立つ。 ヘリコバクター・ピロリ らせん型の細菌 これに感染すると……… 慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、さらには胃がん などの悪性腫瘍の発生に繋がる。 ヘリコバクター・ピロリがウレアーゼ酵 素を産生することで、胃粘液中の尿 素をアンモニアと二酸化炭素に分解 し、この時生じたアンモニアで局所的 に胃酸を中和することによって、胃へ の定着と感染を行っている。 1μm • 胃液は、「塩酸」、「ペプシノーゲン」、「粘液」から 構成される。 • 胃粘膜が損傷しないのは、「粘液」・「重炭酸ナト リウム」による中和機構のためである。 • 胃液の中和は膵液によって行われる。 • ヘリコバクター・ピロリはアンモニアによって胃酸 から自身を守っている。 • • • Ross組織学 シラバス「組織実習」 Yahoo!JAPAN http://www.geocities.jp/study_nasubi/a/a8.html • 名古屋大学附属病院 http://www.med.nagoya‐u.ac.jp/surgery2/clinical/digestive_disorder/stomach_cancer/stoma ch/index.html 胃のサンエンス http://www.i-no-science.com/condition/factor/factor03.html Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B0 %E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3 Livedoor なるほどの素 http://blog.livedoor.jp/veritedesu/archives/1941967.html 武田薬品工業株式会社HP http://www.takeda.co.jp/pharm/jap/seikatu/pylori/seiri/03.html COOL FAMILY CO, LTD.GROUP HP http://www.cool-family.com/i/pirorikin.html • • • • •
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