2014年3月5日(水) Security Show パネル討論 早稲田大学 大学院 基幹理工学研究科 情報理工学専攻 後藤滋樹 1 克服するべき課題、優先対策事項 個人が持つ情報端末のセキュリティが重要 利用者の理解の促進(脅かすだけではダメ) 2 セキュリティ人材 • 広範な知識を要求される オールマイティは難しい • 人間社会の医者に相当する(ウィルス) 3 情報セキュリティと個人情報 • 公的機関は慎重なガイドラインを出すべきでない 個人情報の流通を阻害しているのは何か? • 市民の側はプライバシ保護の光と影を認識 「名寄せ」できない悲劇(社会保険庁) 匿名の脅迫者を警察も追跡できない • 過度に神経質にならない 個人情報を提供すれば社会の動きが分かる 4 クラウドコンピューティング とスマートフォン • クラウドコンピューティング 経済的なスーパーコンピュータ 良い人も、悪い人も使う • スマートフォン アプリをインストールする 勝手に動く 黒いアプリ、灰色アプリがある 5 OECD セキュリティ文化 • 参加者 participants 個人利用者 individual users • 衛生知識は普及 食事の前には手を洗う 入浴する • セキュリティ知識 「もっと易しくしてもらえないものか」 6 質問事項 【1】 政府は新IT戦略(2013年6月)の中で、(東京オリンピックが開催される)2020 年までに世界最高水準のIT利活用社会を実現することを目指しているが、情報 セキュリティ上の克服すべき課題、あるいは優先対策事項としてはどのようなも のが考えらえるか。 【2】 成長戦略においても、ハイレベルなIT人材の育成・確保が産業競争力の源 泉となるとされているが、情報セキュリティそのものを成長エンジンとして考えた 場合、セキュリティ人材に必要とされる素養について、あるいは育成プログラム のあり方についてどのようなものが考えられるか。 【3】 成長への転換が期待される時期において、情報セキュリティ対策や個人情 報保護について、政府や地方自治体、企業、教育機関などにはどのようなことが 求められているか。海外と比較して、日本特有の課題があるか。それはどう解決 していくべきか。 【4】 クラウドコンピューティングやスマートフォンなど、新しく登場した情報ツール が急速に普及しているが、そうした動きが情報セキュリティにどのような影響を与 えていると考えるか。新しい問題が生まれているとしたらどのように取り組んでい くべきか。 【5】 OECDが「情報セキュリティ文化」を提唱しているが、日本において情報セ キュリティ文化をどう定義するのがよいか。そうした文化を日本に醸成していくた 7 めには、我々は今後、どんなことに取り組んでいくべきか。
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