FPGA TDC

FINESSE 32ch Multi-Hit TDC
-FPGA上にTDCを実装する技術-
KEK、東大理
A
A
田内一弥、田中真伸、内田智久
1
内容
FINESSE 32ch Multi Hit TDC について
 TDCをFPGAに実装
 Performance
 まとめ

2008-09-20
物理学会2008秋 20pSJ02
2
FINESSE 32ch Multi-Hit TDC

COPPER DAQ
System上で動作する
フロントエンドカード

特徴
– TDCの機能をFPGAの中に実装した
2008-09-20
物理学会2008秋 20pSJ02
3
仕様(1)








分解能:1ns/bit
ダイナミックレンジ:65us(16bit)
input ECL/PECL/LVDS 32ch(68pinハーフピッチコネクタ)
LEMO: COMMON START/STOP
FIFO深さ(HIT数):1023hit/ch
Double pulse resolution :32ns
output data:16bit counterの値(連続して回っている)。ch0か
らch31まで1trigger当りのHITのあった個数だけ出力
外部トリガー入力が入るまでFINESSE上FIFOへ全ての
HITを記録
外部トリガーが入った後COPPER上FIFOへデータを転送
2008-09-20
物理学会2008秋 20pSJ02
4
仕様(2)

Time Window設定可能
 直近のCommonStopからのデータを取る
2008-09-20
物理学会2008秋 20pSJ02
5
TDC in FPGA
・Input
ECL/LVDS/PECL 16ch
CLK、START/STOP
・Dynamic range 65us
FPGA
・1ns/bit
・FIFO 1023hit/ch

FPGAにTDCを実装し、分解能<1nsを実現する
– TDCをコードで書くことによりライブラリ化できる
2008-09-20
物理学会2008秋 20pSJ02
6
TDCの原理
 問題点 FPGAは1GHzでは動かない!
Spartan3で300MHz、Virtex5で500MHz程度
2008-09-20
物理学会2008秋 20pSJ02
7
解決策(1)

CLOCK(250MHz)の位相を90度ずらしたものを
4本使用し、1nsの分解能を得る。
各CLKの立ち上がり
でラッチすると
0
0
1
この値をデコー
ドすることによ
り1nsの分解能
を得る
1
2008-09-20
4ns
物理学会2008秋 20pSJ02
8
解決策(2)

2008-09-20
異なるCLOCKのデータを基準CLOCKのデータとし
て取り出す
物理学会2008秋 20pSJ02
9
Performance(1)
入力:豊伸16bit TDC tester
Range 0ns – 2000ns
2008-09-20
直線FITからのばらつき
物理学会2008秋 20pSJ02
10
Performance(2)
RMS=0.47ns
直線FITからの差をヒストグラム化
2008-09-20
物理学会2008秋 20pSJ02
11
Performance(3)

2008-09-20
32ch分のRMS値
物理学会2008秋 20pSJ02
12
Summary

1ns分解能の32ch multi hit TDCはFPGAに
実装できた。
 さらに分解能を上げるならclockシフトを4本
から8本にするか、動作周波数を上げるこ
とにより可能。しかし、FPGAのclockジッタ
があるので限界はある。
2008-09-20
物理学会2008秋 20pSJ02
13