平成 27 年 5 月 13 日 各 位 会 社 名 第一中央汽船株式会社 代表者名 代表取締役社長執行役員 薬師寺 正和 (コード番号 9132 東証第一部) 問合せ先 執行役員 企画部長 加藤 正 (TEL 03-5540-1911) 事業の一部譲渡及び子会社の異動を伴う株式譲渡に関するお知らせ このたび当社は、下記の通り、東京電力株式会社(以下、 「東京電力」 )向け石炭専用船輸送事業(以下、 「本件専用船輸送事業」 )及び、当社の子会社であるパナマ法人 TDC SHIPPING S.A.(以下、 「TDC」 ) の発行する全株式を商船三井に対して譲渡(以下、当該事業の譲渡を「本件事業譲渡」 、当該株式の譲渡を 「本件株式譲渡」 、総称して「本件譲渡」 )することを決定いたしましたので、お知らせいたします。 1.事業譲渡の概要 (1)東京電力向け専用船輸送部門の内容 (ア)従来の本件専用船輸送事業の概要 当社は、当社の 100%子会社である TDC が所有する石炭専用船3隻(以下、 「本件専用船」 )をそ れぞれ TDC から定期傭船(以下、 「本件定期傭船契約」 )し、東京電力との間で石炭の輸送契約(以 下、 「本件連続航海傭船契約」 )を締結して、東京電力に対して本件専用船輸送事業を実施してきま した。 なお、当社は TDC に対して、本件専用船3隻の建造資金として 3,237 百万円の貸付金を有してお ります。また、当社は TDC の本件専用船3隻の建造資金としての金融機関等からの借入金 9,748 百 万円にかかる連帯保証債務を負っています。 (イ)本件専用船の概要 船名 SHOYOH REIHOU TENSO 竣工日 2013 年 7 月 25 日 2013 年 11 月 25 日 2014 年 1 月 21 日 載貨重量トン数 97,114MT 97,111MT 97,102MT (ウ)本件定期傭船契約の概要 ① 傭 船 者:当社 ②船 主:TDC ③ 傭船期間:各船の竣工から 15 年間(傭船者のオプション 10 年間) ④ 傭 船 料:各船運航に必要な全費用 (エ)本件連続航海傭船契約の概要 ① 傭 船 者:東京電力 ②船 主:当社 ③ 傭船期間:各船の竣工から 15 年間(傭船者のオプション5年間+5年間) ④運 賃:各船運航に必要な全費用及び適正利潤 (2)異動する子会社の概要 (1) 商 号 TDC SHIPPING S.A. (2) 本 店 所 在 地 53rd E Street. Urbanizacion Marbella, MMG Tower, 16th Floor, Panama, Republic of Panama (3) 代 表 者 渡部 隆己 (4) 主 な 事 業 内 容 外航船舶貸渡業 (5) 資 本 金 300 万円 (6) 発行済株式総数 300 株 (7) 設 立 年 月 日 2011 年 9 月 8 日 (8) 株 主 構 成 第一中央汽船株式会社 100% (9) 当 社 と の 関 係 資本関係 当社は当該会社株式 300 株(発行済株式数の 100%)を保有し ております。 人的関係 当社取締役常務執行役員である渡部隆己が当該会社の President を、当社執行役員企画部長である加藤正が当該会社 の Secretary をそれぞれ兼任しております。 取引関係 当社は当該会社に対して、船舶建造資金の一部を融資しており ます。また、当社は当該会社の船舶建造資金にかかる借入金債 務を保証しております。 (10) 当該会社の業績動向(単位:百万円) 決 算 期 平成 24 年 12 月期 平成 25 年 12 月期 平成 26 年 12 月期 純 資 産 △4 3 3 総 資 産 1,346 10,867 13,533 売 上 高 0 488 1,812 営 業 利 益 △5 143 281 経 常 利 益 △5 7 0 当期純利益 △5 7 0 ※ 上記「(9)当社との関係」の欄は、平成 27 年 3 月 31 日時点のものであります。 (3)相手先の概要 (1) 名 称 (2) 本 店 所 在 地 (3) 代 表 者 (4) 主 な 事 業 内 容 (5) 資 本 金 (6) 設 立 年 月 日 (7) 純 資 産 (8) 総 資 産 (9) 大株主及び持株比率 株式会社商船三井 東京都港区虎ノ門二丁目1番1号 代表取締役社長執行役員 武藤 光一 不定期専用船事業、コンテナ船事業、フェリー・内航事業等 65,400 百万円 1942 年 12 月 28 日 783,549 百万円 2,364,695 百万円 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 三井住友海上火災保険株式会社 株式会社三井住友銀行 資産管理サービス信託銀行株式会社 野村信託銀行株式会社 株式会社みずほ銀行 ジュニバー ザ バンク オブ ニューヨーク メロン エスエー エヌブイ 10 ステート ストリート バンク ウエスト クライアント トリー ティー 15.64% 4.87% 3.16% 2.49% 1.88% 1.55% 1.41% 1.21% 1.20% 1.07% (10)当 社 と の 関 係 資本関係 相手先は当社の普通株式68,774千株及びA種種類株 式 30,000(持株比率は合計で 34%)を保有しており ます。 人的関係 平成 26 年 3 月 31 日現在における当社役員9 名の内、 1 名は相手先の従業員です。 取引関係 当社との間には船舶の貸借契約等の取引がありま す。 関連当事者への 相手先は当社の普通株式68,774千株及びA種種類株 該当状況 式 30,000(持株比率は合計で 34%)を保有しており、 当社は相手先の持分法適用関連会社に当たります。 ※ 上記情報は、平成 26 年 3 月 31 日時点のものであります。 (4)譲渡株式数、譲渡価額及び譲渡前後の所有株式の状況 (1) 異動前の所有株式数 300 株 (2) 譲 渡 株 式 数 300 株 (3) 譲 渡 価 額 300 万円 (4) 異動後の所有株式数 0 株(議決権の数:0 個、議決権所有割合:0%) (5)譲渡価額及び決済方法 本件譲渡の対価は 230 百万円、また、TDC 株式の譲渡の対価は 3 百万円です。 加えて、上記 TDC 株式の譲渡に伴い、当社が TDC に対して有する本件専用船3隻の建造資金にかか る貸付金 3,237 百万円の弁済を受けることができます。 さらに、TDC の本件専用船3隻の建造資金としての金融機関等からの借入金 9,748 百万円にかかる 当社の連帯保証債務の全額につき、商船三井が引き受けることとなります。 2.事業譲渡の理由 本件譲渡に伴い、当社は上記譲渡価額の支払いを受けることができることに加え、TDC への貸付金 3,237 百万円の弁済を受けることができます。さらに、当社が負う上記連帯保証債務の全額についても免 除されます。 本件譲渡により、当社は流動性資金を確保することができ、当社の資金政策として有効であることか ら、本件事業譲渡を決定いたしました。 3.日程 (1) 取締役会決議日:平成 27 年 4 月 9 日 (2) 契約締結日:平成 27 年 5 月 8 日 (3) 事業譲渡の時期:本件地位譲渡の契約後、初めて本件専用船3隻がそれぞれ揚港にて航海を完了した 日(平成 27 年 5 月中・下旬を予定) (本件地位譲渡は簡易事業譲渡によりますので、株主総会の決議は予定していません。 ) (4) 株式譲渡の時期:平成 27 年 5 月 13 日 4.今後の見通し 平成 28 年 3 月期(平成 27 年 4 月 1 日~平成 28 年 3 月 31 日)連結決算において、特別利益として 230 百万円を計上する見込みです。なお、通期の連結業績につきましては平成 27 年 4 月 30 日に公表し た業績予想に織り込み済みです。 以 上
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