第11回 禁煙医師連盟総会 一般演題 o3-3 学生を通して大学から 社会に発信する禁煙 Minimumu unit non-smoke 宮崎大学 安全衛生保健センター 江 藤 敏 治 〒889-2192 宮崎市学園木花台西1-1、 0985-85-7143、[email protected] 2008、2/11 横浜 タバコの本当の姿 自分のなしうること なぜ愛なの? 大学禁煙運動のきっかけ 学生からの「講義が受けれない」との声から 学生が泣いて訴える 止めたいのに止めれない 大学講義、学園祭、生協催事 生協九州 共済セミナー 北九州から参加した学生に、 「自分はこのセミナーに参加するためだけに来 たんだ」と感じました! 【 喫煙は? 】 平成16年6月統計 人数 男 性 女 性 300 160 200 120 80 100 40 0 0 喫煙 禁煙 非喫煙 喫煙 禁煙 非喫煙 【 喫煙と朝食 】 男性;平成16年6月統計 100% 吸わない 50% 吸う 0% 朝食なし 時々 毎日 【 喫煙と夕食 】 100% 80% すわない 60% すう 40% 20% 0% コンビニ 自炊 親 【 喫煙とお酒 】 100% 80% すわない 60% すう 40% 20% 0% 飲まない 週1 週2,3 週4,5 毎日 【 禁煙への意識 】 100% 80% 60% 40% 20% 0% 禁煙しない 禁煙したい けどできない 禁煙したい タ バ コ や め た い 【 禁煙希望とニコチンパッチの知識 100% 80% 60% 知らない 知っている 40% 20% 0% 禁煙したい できない しない 】 【 禁煙希望とニコチンパッチの知識 100% 禁煙しない 80% したいけど できない 60% 禁煙したい 40% 正しい知 識で禁煙 希望に変 わる!! 20% 0% 知っている 知らない 】 ヘ受 ル講 ス生 サ イ喫 エ煙 ン状 ス況 平成18年4月11日現在 計372人 喫煙者 89人 (31 %) 非喫煙者 283人 (69 %) 平成18年5月9日現在 372人中 喫煙者 42人 禁煙者 47人 (禁煙開始率53 %) 禁煙指導者 75人 (20 %) 平成18年5月16日現在 372人中 喫煙者 17人 禁煙者 72人 (禁煙開始率81 %) 禁煙指導者 119人(32 %) 平成18年7月11日現在 372人中 喫煙者 15人 禁煙者 74人 (禁煙開始率82 %) 禁煙指導者 157人(42 %) 禁煙支援アンケート 平成19年5月15日 総数 友人 父 兄 弟 母 祖父 親戚 161 77 46 12 5 3 5 3 名 名 名 名 名 名 名 名 7月3日 227名 父;高血圧で内服中。 タバコを吸っていて台無しだと思ったから。 講義を思い出しながら一生懸命話しました。 「そこまで言うなら」と止めてくれた。 友人;喫煙開始後すぐだったからリスクが減ると思って。 会社勤めでストレスがたまって吸い始めたので、まづ相 談に乗ってから禁煙を勧めた。 タバコをやめると本人から直接聞いてうれしかった。 友人;講義を聞いて。 悪いということへの意識の低さに対しての理解を促すこと。 説明したことで自分の知識も定着した。 祖父;少しでも健康で長生きして欲しいから。 難しくなかった。 素直に喜んで聞いてくれたのがうれしかった。 父;咳も出ていたし、父自身も体調不良を感じていたから。 すぐに止めてくれた。 ご飯がおいしいと言ってくれた。咳が少なくなった。 友人;自分の周りには喫煙者が多い。 この講義でタバコをやめさせている人がいると聞き、自分も がんばってみました。理解してもらうのに時間がかかった。 止めさせた人からありがとうと言われた。 友人;前々から止めたがっていた友人に講義の話をした。 話をしてもなかなか真剣に聞いてくれなかった。 友人もそのまた友人も影響を受けて止めてくれたこと。 父;祖父が肺がんで死んだ。ガリガリに痩せて父にはそう はなって欲しくないと必死に伝えた。 父を見ていて、タバコを禁煙して夢でも苦しそうだった。そ れを見ている自分も辛かった。 ちょっとぽっちゃりなったが、ご飯もおいしいといってくれる。 友人(女性);講義を聞いて 何回か止めるといって説得のとき言葉選びが大変だった。 自分に言われてタバコを吸わなくなったよと言われたのが うれしかった。 【 50% 宮崎大学生喫煙率の推 移 】 平成16年 平成18年 40% 30% 20% 10% 0% 大学1年 大学4年 総計(男性) -17- 【 宮崎大学生喫煙率の推 移 】 平成16年 平成18年 10% 5% 0% 大学1年 大学4年 総計(女性) -18- (人) 250 講演前後アンケート ~他人の喫煙をどう思う?~ 非喫煙 前 200 非喫煙 後 喫煙 前 喫煙 後 150 100 50 0 いや 迷惑がかから なければいい 構わない ~喫煙は迷惑をかけていると?~ (人) 非喫煙 前 250 非喫煙 後 喫煙 前 200 喫煙 後 150 100 50 0 思う 思わない 場所さえ気 をつければ ~止めさせようと思う?~ 250 非喫煙 前 非喫煙 後 200 喫煙 前 喫煙 後 150 喫煙指導 100 50 0 思う できれば 思わない 4年間で800人以上の学生・学生 近親者・教職員が禁煙開始 学生からおきた禁煙の声で 敷地内禁煙への動きが加速 大事なことは、 1、喫煙者は、いつまでも喫煙者で はないということの理解。 2、喫煙問題は吸っている人だけ の問題ではないということ 3、周囲からのサポートなしに禁煙 は成功しにくい。 大事なことは、 4、禁煙はカウンセリングなしには成 功しない。 5、禁煙が最終目標? 6、禁煙が最終目標ではない。 タバコを含めた人生のあらたな 価値観を持つことが最終目標。 7、大事な人を救えるのは貴方だけ。 まとめ Minimumu unit non-smoke 最小単位からの禁煙 タバコに対する認識の劇的な変化により、 喫煙者のみならず非喫煙者の行動変容が 生じ、その結果、禁煙ならびに禁煙支援 という一連の行動に至ったと考えられた。 学生の禁煙支援の中身には我々が自ら行 動を起こさねばならないと訴える純粋さ とひたむきさと愛が感じ取れる。
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