労働と教育・発達 教育は労働とどう関わるか 志望を決められない学生 • 総合科目や人間科学部の科目に、キャリア 教に関するものが増えてきた。 – キャリア教育は小学校から始まっている – 自分が何をやりたいのかわからない学生が増加 • キャリア教育の授業で、志望が明確になるの か • この授業参加者はどうか • 学校教育の体質との関連は 働くのか • 「卒業後の理想は、収入のある男性と結婚し て家庭にはいり、子育てに専念」 • 「働くことの意味」を考えざるをえない? • 「マノン・レスコー」と「エミール」 • 「オブローモフ」 労働と教育の問題軸 • 労働とは何か – 生活のための余儀ない営み(ハンナ・アレント、自 由時間こそ人間的活動) – 人間の発達要因・自己実現の場(マルクス) • 労働と学校教育 – 学校教育は労働と無関係だった。(OJT) – 大学は職業のための場に変質 教育と労働の関わりの特質 • 近代社会(世襲から能力)の中で学校が労働準備 機能をもつ。(選抜機能と併用) • 日本的経営の変質(終身雇用年功序列・企業内教 育・企業内組合の全体としての弱化) • 技術革新の時代の特質(労働形態の不断の変化) cf 郵便・農業 • 企業内教育の変容(教育の自己管理)←国際化 企業の意識変化(内82→43%、自己責任 15→55%) • 資格社会(200を超える国家資格) 資格を考える • 事前教育と試験(学校が存在):品質保証 • 分化の進行(ブラックボックス化) • 専門職の特権化・囲い込み(業務独占・名称 独占) ⇒ 人間の部分人間化 ⇧ 資格社会の外 • 全面的労働への希求 伝統工芸士・楽器制 作マイスター • 学校の資格付与機能 – 中卒可の就職 – イリイッチの徹底的独占概念 先進国の労働力形成 • PISAは何故行われ、何をめざしているか • あらゆる人の能力をどのように活用するか
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