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学習者心理から分析するブログ利用の可
能性と今後の課題
2007年台灣大學國際學術研討會
中澤一亮
(元智大學)
背景
 通常の読解/作文授業
 教師主導のタスク
 「文法」のための作文
 教師が唯一の読み手/評価者
↓
 実際に言語を使う場合は?
 作文課題の問題点 (Hyland, 2003; Kroll, 1990;
Silva & Matsuda, 2002)
 前後関係 (コンテクスト)
 ジャンル
 内容
 読み手との対話 (評価)
ブログが解決策にな
るのでは?
ブログ (ウェブログ)
最も新しく開発されたコンピュータを利用したコミュ
ニケーション (Godwin-Jones, 2003; Huffaker,
2005)
ウェブサイト
データベース
掲示板
Eメール
写真アルバム
作るのも維持するのも比較的簡単 (Pinkman, 2005)
日付が付き、逆時系列に並ぶ (Baoill, 2004)
作文読解授業のためのブログ (Ward, 2004;
Godwin-Jones, 2006)
作文力向上の可能性:
生の読者/クラスメートのコメント
現実の内容 (Campbell, 2005)
読者の存在による動機付け (McIntosh, 2006)
学外での練習機会 (Huffaker, 2005)
読解力向上の可能性:
内容と読解ストラテジー
積極的読解
批判的な目を養う
結果: ブログの楽しみ
 コースの課題としてプロジェクトを楽しんだ。
 60%は楽しんだと答え、40%は否定的な答え
SD
D
SWD
SWA
A
SA
Total
1
12
18
8
10
2
51
1.96%
23.53%
35.29%
15.69%
19.61%
3.92%
100.00%
クラスメートのブログを読むのは楽しかった。
96%が楽しかったと答えた
SD
D
SWD
SWA
A
SA
Total
1
1
1
20
22
6
51
1.96%
1.96%
1.96%
39.22%
43.14%
11.76%
100.00%
コメントの利点
コメントの利点