高靭性コンクリートを用いた新しい耐震補強技術上席研究員福山洋研究員諏訪田晴彦独立行政法人建築研究所構造研究グループハード技術の具体的内容１材料／高靱性セメント複合材料モルタルを機能性鋼繊維と高弾性合成繊維で補強したハイブリッド新素材   形状加工の自由度が大きく、圧縮に強い特性趣旨概要今求められていること／  コミュニティの維持と活性化を支える、安心、安全な居住環境そのためにすぐ実行に移すべきこと／  既存住宅の耐震性能向上と居住性改善  「しなやかコンクリート」と称される卓越した変形性能  セメント系材料最大の欠点－引張りに脆い－を克服効果の概要ＳＳウォール－ワンランク上の耐震性能  強度は壁と同等靱性は壁の３倍強　度 ①強度型補強 ②強度＋靭性型補強１１ ③靭性型補強より高い目標性能２標準的な目標性能２３ＳＳウォール補強前３「しなやかコンクリート」の曲げ試験状況耐震補強の目標性能靭　性効果の予測ＩＳ値分布－耐震性能（応答結果）の比較補強前 Iso=0.60 11 補強後 10 9 8 RC造階数 7 6 SRC造 5 4 3 耐震性に疑問あり 2 1 0 0.5 1 構造耐震指標（Ｉｓ値）桁行き方向 1.5  従来工法による耐震壁増設と比べてＳＳウォールは設置箇所半分で同等の性能効果の検証ＳＳコラムの実験結果しなやかコンクリートを用いたもの（せん断補強筋間隔＝150mm） 200 200 150 150 100 100 水平力 (kN) 水平力 (kN) 通常のコンクリートを用いたもの（せん断補強筋間隔＝67mm） 50 0 -50 -100 -200 -0.1 -0.05 0 0.05 部材角 (rad.) 0.1 0 -50 -100 No.15 -150 50 No.13 -150 0.15 -200 -0.1 -0.05 0 0.05 部材角 (rad.) 0.1 0.15