住民のイメージ調査に基づく 防災用語選定の試み

住民のイメージ調査に基づく
防災用語選定の試み
~とくに地震防災に関して~
3071-6009
奥田直哉
研究目的
・住民自身が自然の現象に対してどのような意
識を抱いているか
・専門家と住民との間にどれほど認識の差があ
るかを知ること
地震防災の多くが理解しにくいものであり、その現状を理解した
うえで、それに応じた防災用語の見直しや改善方法を探り研究し
ていくこと。
防災用語選定と情報伝達
従来の防災用語選定と情報伝達
住民
専門家
誤解
莫大な周知
一方通行
これからの防災用語選定と情報伝達
最小限の周知
専門家
住民
双方向の情報伝達
研究方法
静岡県住民(主に静岡大学学生)の意識を探る
為に情報呼称に関する記号選択の作成し実
施
→得られたアンケートをExcelを使って集計して
いく
(統計解析SPSSを使用し、多変量解析(ク
ラスター分析)を行うつもり)
クラスター分析
異なる性質のもの同士が混ざり合っている集団
の中から、互いに似たものを集めて集落を作り、
対称を分類しようとするもの
クラスター間の距離をみて、
用語のイメージの類似点を調べる
アンケート1
言葉の理解
⇒住民がどの程度防災用語を認識しているかを理解
するためのもの
使われた防災用語
地震注意報 東海地震注意情報 緊急地震速報 地
震警報 東海地震予知情報 東海地震観測情報
東海地震の警戒宣言 津波警報
以上の八つ(ただし架空の呼称を含む)
アンケート2
防災用語の印象
⇒恐い、暗い、心配、重い、急ぐ、の5種類
このアンケートから住民の防災用語に関しての
意識を把握→防災用語の選定
これからの課題
・得られたアンケートを集計し分析すること
(グラフ等の作成)
→得られた結果から改善すべき点を見出す
・地震の防災用語の知識を増やす
参考資料
・谷村 麻由子 卒論
「防災情報、行政措置の呼称について」
・柴田 ふみ 卒論
「噴火現象の呼称にうちて」