韓国の 移住民に対する法的支援の 現況と課題 Pill-Kyu Hwang 共益弁護士グループ共感 2003年以前 移住民状況 1990年代半ばから産業研修生制度を通じて移住民の本格 的な流入始まり その後エントテイントモントビザと国際結婚を通じて多 数の移住女性が韓国に入って来る このような移住民の流入といっしょに多くの移住民支援 団体ができ活動を開始する 2003年以前の法的サポート状況 2003年以前には移住民と係わる組織的で体系的な法的研究や支援が 行われてない 移住民の憲法, 労動法, 社会保障法上の地位に関する学者たちの個 別的な研究が進む 法的支援も個別的な弁護士次元で成り立ったし,産業研修生あるい は未登録移住労動者の勤労者性, 外国人拘禁施設での独房拘禁の違 法性等が判決を通じて確認される 雇用許可制の導入過程でも民弁が関与をしたが個人弁護士が主に結 合して法案を用意する形態を取る 2004年 - - ソウル地方弁護社会 ファソン外国人拘禁施設に対する実態調査を実施して取り締まり, 拘禁, 強制退去に関する法的問題点を整理した報告書を発刊 これを基礎で人権団体たちが既存取り締まり,拘禁手続きの違法性 に対して国家人権委員会に陳情し国家人権委がその違法性の確認 多言語サポートの移住民のための刑事手続き案内書を発刊 しかし、このような活動は単発的な事業になり後続事業には展開で きてない 共益弁護士グループ共感 国際人権基準と憲法に即して取り締まり,拘禁,強制退去手続きの問 題点を指摘して関連団体たちと共同で論議して活動するフレームを 用意する 移住関連政策ネットワーク - 移住労動者,移住女性,難民等対象別政策ネットワークが結成 されて、今まで少しずつ形態を変わって行きながら維持され ている - 移住労動者,移住女性,難民関連団体たちと共益弁護士グルー プ‘共感’,そして‘民弁’(移住労動者&移住女性),キリスト 弁護社会 &法務法人‘太平洋’公益法人‘ドンチョン’(難 民)等、他の法律家グループが結合する - 常時的な訴訟発掘 & 状況の共有,実態調査,法制改善等の活動 が成る 大韓弁護士協会 - 2006年人権委員会傘下の移住人権小委員会が初めて設立され てUN「移住労働者とその家族の 権利保護に関する協約」に対 する研究と発表を進行 - 2009年には全国160人余りで構成された移住民法律支援弁護士 団を結成して弁護社団の弁護士たちを対象にした法律教育を 実施 - 現在、弁護士のための移住民関連法律マニュアルを製作して いるし弁護社団活動の実質化と 教育の内実化を図っている ソウル地方弁護社会 - 2000年代半ばから一部外国人相談所で弁護士が法律相談をす るプログラムを運営 - 2007年人権委員会傘下の移住女性小委員会と難民小委員会を 構成して移住女性に対する法的支援と難民法制の改善活動を 遂行 - 2009年には難民法制定案を立法請願し,難民弁護社団を構成し て数十件の難民訴訟を進行 - 2010年には移住民関連法律支援プログラムを統合して弁護社 団を構成 民主社会のための弁護士集まり (民弁) - 他の人権領域に比べて移住民に対する法律支援が少ない方 だったが、女性福祉委員会傘下の移住女性弁護社団, 労動委 員会傘下の移住労働チーム等、移住問題に集中しようとする 動きがある - 組職と体系を取り揃えた形態ではなかったが、今までの重要 な移住民関連訴訟や法制改善運動には民弁の弁護士たちが直 間接的に関与して来ている 法院 - 移住民が法律支援に近付きにくい点,文化,言語など裁判進行 過程で考慮しなければならない点が多いという点等に対する 自体評価があっている - 2010年初めには家庭法院で,その後全体法院で、外国人訴訟救 助担当弁護士リストを作成して移住民に対する訴訟救助の活 性化を図っている 共感, そして移住民人権 2005年から3-4人の弁護士が移住労動,出入国,移住女性,移住児 童,難民などの主題に関して役目分担を通じて組織的であり体系 的に扱っている 訴訟,法制改善,教育,研究調査など多様な形態の活動をしている 関連団体,専門家,国際機関たちとのネットワークを通じて活動 のシナジー效果を極大化させようと努力している 最近はアジアでのネットワーキングを通じて国際的な協力活動 の実質化を図っている 課題と見込み - 移住関連政策ネットワークの強化 立法運動の組織化 & 体系化 企画訴訟の活性化 専門家,当事者等ネットワーク底辺の拡大 - 法律家ネットワーク活性化 多くの弁護社団の実質化 & 内実化 一般的な法律支援と制度改善の役目分担 他の人権運動、或いは法律家運動との結合 認識改善のための活動の配置 - 国際法律家ネットワーキングの必要性 移住問題は送り出し国間,目的国間,そして送り出し国と目的 国間の多くの問題が関連している国際的な問題である 全ての人権の問題は法律と制度,そして慣行で現われ、これに 対する問題提起は大分法的な接近を要する 特に類似の法制と慣行を持った目的国間には移住民の人権保 護のために緊密な協力関係を維持する必要がある 移住民人権のための 日本-韓国法律家ネットワークのために 移住民政策一般に対する深度深い共同研究及び提案用意 移住労動,移住女性,移住児童など個別的な法制,関連判例に対する比較研 究及び改善方向の共同用意 法律支援形態,法律家ネットワーク,団体たちとの協力形態など関連組職 及び活動モデルに対する経験共有と模範事例構築 国家人権機関など政府機関の活用方案に対する経験共有及び方向論議 常時的な交流体系構築と法制及び個別事案に対する共同対応方案の模索 アジア次元の移住民サポート法律家ネットワーク構成及び運営共同推進 一人で見る夢は夢に過ぎない. しかし,一緒に見る夢は 夢ではなく 現実であることができる.
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