舞台は阿賀野川 阿賀野川は、 福島・栃木県境に源を発し 越後平野をうるおしながら、 日本海へそそぐ その水は、清く、冷たい 阿賀野川は 砂利を採ったり 魚を捕ったり 貴重なタンパク源 ものを運んだり 生活の場 新潟水俣病は 1 9 6 5(昭和4 0)年 阿賀野川の下流地域で有機水銀の中毒 にかかった患者が発生していると、新 潟大学の研究者たちが新潟県庁に報告。 原因は不明 タタリ? 伝染病? 農薬中毒? およそ10年前に 1956(昭和31)年、熊本県の水俣保健所に、 チッソという地元にある化学工場の附属病院の医師 から原因不明の患者が報告 それより前の1950(昭和25)年ごろから、水 俣湾周辺の漁村では、海に魚が大量に浮いたり、ネ コが狂くるい死にするという不思議なできごと チッソ水俣工場の排水に含まれていたメチル水銀に 汚染された魚を大量に食べた人が発症 → 熊本・水俣病の発生 昭和電工から出されたメチル水 銀を含む排水が原因 メチル水銀に汚染された川魚を 大量に食べた人が発症 → 新潟水俣病 の発生 だんだんメチル水銀が蓄積されて、 その川魚を食べることで人間の口に入る 下流に行くほど被害患者が多くなる 新潟水俣病の症状 手足のしびれや震え 頭痛 耳鳴り 不眠 歩行困難 言語障害 うまく歩けない 指が曲がる 見える範囲が狭くなる * など 激しい症状だけでなく、外からわかりにくい症状もある。 樋口さんは自覚症状がありながらアンケートに 正直に答えないのはどんな理由からでしょうか? このまま黙っていたらどんなこ とが予想されるでしょうか? 認定を求め るべきか? 黙っている べきか?
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