『小型映画』における 映像教育の体系に関する研究 わが国における映像制作教育 の体系化に関する研究 1 代表研究者 伊藤敏朗 2015/9/30 1 研究の全体像 映像メディアを社会の幸福のために使うための 方法論や公的施策の提言のための基礎研究 ―映像メディアの “パブリック・ポリシー”の研究― 2015/9/30 2 メディア・リテラシー 読み解く能力 / 自ら情報発信していく能力 専門的な職能訓練ではない映像制作のための教育法の開発 生涯を通じて映像メディアと親しむことのできる人々の育成 具体的・実践的な教育法の開発 の必要性 さまざまな場面で(生涯教育、初等中等教育、高等教育など) 国際的な広まり(日本、アジア、北米、ヨーロッパなどの状況) 2015/9/30 3 雑誌『小型映画』(玄光社) 昭和31年5月に創刊~昭和57年10月号の終刊 26年間363号刊行(ほかに別冊約40冊) ライバル誌を淘汰、現在の『ビデオサロン』に継続 アマチュア映像界のコアジャーナル 2015/9/30 4 研究目的 1.『小型映画』誌の評価(歴史的・教育的役割) 2. 映像制作教育記事の分析と検証 メジャー斜陽後の人材育成 生涯学習としてのアマチュア映画界の機関紙 テーマ、キーワード、記述方法、図表・写真等 3. 映像制作教育の体系化に関する分析と検証 本質的要素を抽出、今日の教育法開発の体系化に役だてる 2015/9/30 5 『小型映画』の記事分析 編集スタイル 新製品紹介 機器操作法解説 映像制作教育記事 映画評論 活動団体紹介 作品紹介・評 広告その他 映像制作教育記事 懇切な解説、ビジュアルな表現 現在にも通用する教科書 テーマやキーワードの出現頻度の統計的解析 映像制作教育の概念・体系を抽出可能 2015/9/30 6 本研究のユニークさと必要性 一雑誌を創刊から終刊までデータベース化 教育法の実証性・有用性の確認のための書誌学的研究 映像教育と書誌学的な面の両面からのアプローチ 放置すれば現物が散逸 歴代編集長の高齢化 今ならば玄光社としての全面協力(全バックナンバーを寄贈) 2015/9/30 7 研究実施計画 平成14年度(データベースの作成) (1)第1段階 目次データの試験的調査 (2)第2段階 全文データの試験的調査 (3)第3段階 データ公開のための 著作権許諾と全バックナンバーの入手 (4)第4段階 全バックナンバーの目次データの作成 本紙363号・別冊約40冊=計約400冊=400時間/人 平成15年度(分析・検証・評価) 2015/9/30 8 社会的貢献と将来的展望 データベース(目次)の公開 全国各層の映像関係者、メディア・リテラシーに関 与する人々に貴重な情報資源を提供 将来:本文の全文電子化をめざす 2015/9/30 「日本学術振興会研究成果公開促進費 (種別:データベース)」に申請予定 9
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