材料 新しい有機EL用発光材料 主たる提供特許 出願日:2005年9月20日 番号:特願2005-272942 出願者:国立大学法人長崎大学 題名:金属錯体、発光素子、および表示装置 技術概要 有機ELディスプレイの発光材料として、励起三重項状態からの発光が利用できるリン光材料に関心が集まっているますが、 国内外の発光材料の開発研究は、既知のイリジウム(III)錯体の改良に終始しています。我々は、有機ELのリン光性発光材 料になり得ると考えられる全く新しい化合物群の開発に成功しました。開発に成功した化合物群は、多様な置換基を有する ピラゾラト類が架橋した白金-(銅/銀)錯体で、[Pt2M4(L)8] (M = Cu, Ag; L = ピラゾラト配位子)の組成を持ちます。Mの違い により発光の色が大きく異なることが特徴です。 応用分野 ■実用化例: 有機EL素子 ■実用化可能性: 各社が新たな発光材料の開発を行っている最中であり、 数年後には大きな規模の産業に発展していると思われます。 JST支援で外国特許も出願中なので海外市場も対象に含まれます。 ■企業側へのアピール 等: 有機EL発光素子の要である発光材料として、全く新しい化合物群を 開発しました。この発光材料は既知化合物の単なる誘導体ではない ので、他の発光素子との差別化を容易にはかることが可能です。 ■実用化に向けた課題: 本発光材料の実用化は、それを用いて如何にうまく発光素子を作 成できるかにかかっています。ホスト材料や正孔輸送剤,電子輸送 剤の選択により、いかに効率よくゲスト錯体にエネルギーを伝達する かが課題です。 液体状態の発光スペクトル 固体状態の発光スペクトル 連 絡 先 名称 所在地 担当部署 TEL 長崎大学知的財産本部 長崎市文教町1-14 知的財産室 095-819-2188 URL 担当者 FAX 095-819-2189 http://www.ipc.nagasaki-u.ac.jp/ 安田英且 E-mail [email protected]
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