金子研究会 学校評価 最終発表

金子研究会
学校評価 最終発表
7月14日
総合2年
環境3年
鎌田 朋子
中山 亜樹
目次
1.学校評価とは?
2.研究の目標
3.活動報告
・文献
・事例研究①インタビュー
・事例研究②比較
4.まとめ
学校評価とは?
ひとつのまとまりをもった、計画的・組織的教
育を行うために設けられた個々の学校が、そ
の機能をどの程度十分に果たしているかを、
学校教育の目的・目標の達成という観点から
明らかにし、その結果に基づき、学校が行う
活動全般についての改善を図ることを目的と
して、学校のあり方とその活動全体を対象と
して行う総合的評価」
(幸田三郎、細谷俊夫編『新教育学大事典』)
研究の目標と方法
 資料によって、学校評価の歴史、現状、問題点など、
現在の状況を知る。
 基本的なことが分かったところで・・・
 事例研究を行う
 事例も見たところで・・・
 これからのあり方、可能性を模索
活動報告
①資料で基本的なことを学ぶ
資料
木岡一明 現:国立教育政策研究所
高等教育研究部 総括研究官
『学校評価をともに作り考え開こう
-共・創・考・開を思考する学校経営への展望』
「学校経営」H12.7~H14.3 連載
教育を行う学校の説明責任が問われてきた。
保護者らへの情報公開の方法として、学校評
価の開示が求められる。
問題・・・制度は整いつつあるものの
マネジメントの理解が学校にない
時間がない
評価結果の扱い
学校が組織として発展していけるよう、自己
認識を高め、関係者とコミュニケーションを
とって、あらゆる自体に積極的に対応できる
こと。
評価は、それを実現するための道具。
活動報告
②事例研究
・県立高校へインタビュー
神奈川県 公立高校での取り組み
神奈川県
学校評価システムの施行に伴い、ワーキン
ググループを設置し、モデル校を指定し、今
は研究段階。15年度に手引きを作成する予
定。
神奈川総合高校に行ってきました。
神奈川県で初めての、単位制による全日制
課程・普通科の高校。
来年で10周年。
なので、
評価に対する抵抗はない
モデル校に指定される前から、新しい試みを
行う高校として注目されてきた。開校当時か
らオープンな高校。
活動報告
③事例研究
・他県との比較
比較の方法
各県の教育委員会に問い合わせ、学校評価
を行っているのかどうか、行っているのであ
れば、その資料を見せてもらえないかと打診。
神奈川県と福岡県を項目ごとに比較
照らし合わせてみました
神奈川県 (H14年度から)
福岡県(H12年度から)
評価主体
評価運営委員
学校評価委員、実施者は校
長
学校目標
設定。実現のため具体的に教育
方針も
設定
外部評価
学校評議委員から意見をもらう
自己評価を公表して、評議委
員から意見聴取
書式
学校ごとに違う
出来るだけ文章ではなく、点
数式または段階式で
その他
生徒の参加はなし
生徒の参加アリ、ネットの活
用にも前向き
学校評価の位置づけ
神奈川県
自己評価、外部からの意見を踏まえ、教育活
動の改善及び地域や社会に開かれた学校づ
くりを推進、学校運営の改善を図ること。
福岡県
年度の教育重点目標、計画、実施状況を組
織的に自己評価し、結果を保護者や地域住
民に公表、説明する制度。情報発信が大切。
考察
 学校目標を立てて、その実現のために学校評価を
していこうというスタンスは両者同じ。
 大きな違い
記述式?数値評価?段階評価?
 両方とも、学校評価に対して先進的
 このまま運営が進めば、健全な評価が進むのでは?
以上です
学校評価について、各都道府県で温度差が
ある。
コンサルタント等まで交えた評価は、まだ行
われにくいのでは。抵抗があるというより、シ
ステムが完全に稼動しきれていない。
今後は他県との比較を進めます。
ありがとうございました