7章 データベースの新たな展開 p.97-103 1組 051019 1 7章 データベースの新たな展開 p97-p99 H102002 安島 澄人 H102005 有坂 秀則 2 データベースの新たな展開 この章では、データベースの新たな展開とし て、オブジェクト指向ベースと、データウェハウ スについてやります。 3 オブジェクト指向データベース • 定型的な業務処理を行うビジネス分野の データベース →処理対象として取り出されるデータは少量、 表形式の簡単なデータ構造で表すことができ る。 4 オブジェクト指向データベース ・作図などの設計作業を支援 →CDA (computer aided design) ・ソフトウェア開発を支援 →CASE (computer aided software engineering) エンジニア分野に関係モデルを適用するに は問題がある。その解決のためにオブジェク ト指向データベースがある。 5 エンジニアリング分野の問題(1) • エンジニアリング分野のデータは複雑な構造 を持ち、それらの関係モデルのリレーションで 表現するのは不自然になること。 • 関係モデルではある製品に関する図面という 対象の全体を直接認識し、操作することはで きない。 →解決するためには複合オブジェクトの考え方 が必要。 6 エンジニアリング分野の問題(2) • データとソフトウェアの共有や再利用性の向 上がはかれないということ。 • 解決のアプローチのオブジェクト指向 →データとそのデータに固有な操作手続きを一 体化してオブジェクトとすることで、オブジェク トの共有や再利用性の向上をはかることがで きる。 7 オブジェクト関係データベースの 標準化や商用化 • オブジェクト関係(オブジェクトリレーショナル) データベースの標準化や商用化が進められ ている。 • 関係モデルに基づく標準のデータベース言語 SQL では、SQL3 でオブジェクト指向拡張を 行っている。 8 オブジェクト指向のデータモデル要素 ・データとそのデータに固有な操作手続きを一 体化してオブジェクトとする。 =カプセル化→手続きをメソッドという。 ・同じ種類のオブジェクトの集まりをクラス、 個々のオブジェクトをインスタンスという。 9 オブジェクト指向のデータモデル要素 • クラスとインスタンスはデータモデルの実体型 と実現値に対応する。 ・クラスには属性とそのメソッドが記述される。 ・メソッドの実行は、オブジェクトにメッセージを 送ることによって行う。 10 クラス間の関連 • クラス間の関連として、構成関連や汎化関連 のクラス階層がある。 • 汎化関連における上位概念をスーパクラス、 下位概念をサブクラスという。 • サブクラスはスーパクラスの性質を継承する。 • 関係モデルのリレーションの正規化で排除さ れている入れ子型リレーションを許す複合オ ブジェクトがある。 11 オブジェクト識別子 • 各オブジェクトは、一意に識別するためのオ ブジェクト識別子(OID : object identifier)があ る。 • 関係モデルでは、リレーションのタプルの識 別は、利用者に見える主キーによって行われ る。 12 オブジェクト指向のデータモデル • オブジェクトはデータとそれに固有な操作手続きをカ プセル化すること。 • オブジェクトは複合されたオブジェクトから構成でき ること。 • オブジェクト間の関連は階層関係に着目しているこ と。 • オブジェクトの識別性はシステムが行うこと。 13
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