富山県立富山高等学校 アメリカ研修 2 日目(7/13) 日本と Boston との時差は 13 時間。37 時間という長い 7 月 12 日から一夜明け、多くの生 徒たちや引率者は、個人差はあるものの時差ぼけに苦しんだようです。 本日より本格的な研修スタート。午前は世界中の留学生と混ざっての朝食、オリエンテ ーション/英語クラス分けのプレイスメントテスト、そして午後は Discussion Program と 現地で活躍する日本人 松川原氏の講演、夕食後の evening activity(留学生参加の交流 プログラム)と盛りだくさんな 1 日(これから毎日盛りだくさんですが…)となりました。 なおここまで体調不良者はなく順調にプログラムが進んでいます。 朝食のようす 朝食はブッフェ(バイキング)形式。日本人同士で固まるのではなく、他国からの留学 生と交流をはかろうとしている姿がたくさん見られました。しかし、ほとんどはオロオロ しながら入っていくことができそうな席を探したり、声をかけるところまではいっても話 が続かなく撃沈したりで、はじめての朝食では、世界各国からの留学生との交流はぎこち ないようすでした。 午後の前半はご自身も 8 か国語を操る言語習得のプロフェッショナル、ケリアン・パノ ス氏によるワークショップ。日本語も堪能なケリアンさんの英語、日本語を織り交ぜたお 話とディスカッションを行いました。一つの答えしかないような質問、ユニークでない質 問は、それだけでコミュニケーションが終わってしまうとのお言葉。食堂でのコミュニケ ーションに困っている生徒たちにはぜひすぐに活かしてほしいヒントとなりました。 また日本語の思考回路のままでは英語を学んでも使えない、英語を習得するためには思 考回路を変える必要があることをご説明いただきました。特に生徒たちのリアクションが 小さかった時に、 「以心伝心はない」 「言わなきゃ伝わらない」と両文化(もちろん日米以 外にも多くの)を深く理解されているケリアンさんの言葉には重みがありました。明日か ら英語クラスが始まりますが、生徒たちも、身をもってこのことを知ることになるのでは ないかと思います。 ケリアンさんを囲んで 後半はボストン在住 20 年以上、医療関連業種を中心にマーケティング会社を経営されて いる、松川原 康市 氏を招き、講演していただきました。日米両方の社会や企業を知る立 場から、これから若者がどのようなスキルや思考をもっていなければいけないのか、世界 のグローバル化・経済の急速な変化に伴う日本社会や企業環境の変化などに関してどのよ うに適応して行けばよいのか、といった貴重なお話を伺いました。行動しなければ実現な どするわけがないのだから、 「できる、できないはアクションを起こしてから」考えるよう にとの熱い思いを語ってくださいました。 サッカー国際親善試合? なお Evening Activity では、スポーツと近隣のドラッグストア散策の 2 班に分かれ思い 思いの Activity に参加しました。スポーツ組のサッカーでは、スペイン、イタリア、フラ ンス、ブラジルから来た他国生と日本人生徒が集まり、国際色豊かなサッカーを堪能して いました。ここで深まった交流の和を、明日以降にぜひつなげてほしいと思います。
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