1次反応の半減期(t1/2)を表す式はどれか。

反応速度 CBT精選問題
平成25年10月24日
1
1
2
2
反応速度は,反応進行度反応物の減少(濃度)の時間
反応速度は,反応物の減少濃度の時間積分として定義
微分積分として定義されている。
されている。
反応速度定数は,反応物または生成物の濃度に依存し
反応速度定数は,反応物または生成物の濃度に依存す
ない定数である依存する。
る。
3
3
反応速度定数は,次元をもつもたない。
反応速度定数は,次元をもたない。
4
4
5
5
反応次数は,実験的に決める値である。
反応次数は,実験的に決める値である。
反応次数は整数値である。
反応次数は,濃度の指数,必ずしも整数ではない。
反応次数は整数値である。
d[A]
dt
d[P]
dt
d[A]
dt
-
d[A]
dt
A 
P
k
反応速度
d[A]
n
v
  k [A]
dt
反応進行度(濃度)の時間微分
①反応物又は生成物の濃度に依存しない定数
反応速度定数
②次元をもつ
反応次数
①実験的に決める値である。
②濃度の指数,必ずしも整数ではない。
2
1
C=−kt
2
C = C0 − k t
3
C = C0 e−kt
4
1/C = 1/C0 + k t
5
1/C = 1/C0 − k t
0次反応
C = C0 − k t
1次反応
C = C0 e−kt
2次反応
1/C = 1/C0 + k t
3
1
時間とともに直線的に減少する。
2
残存量の逆数が,時間とともに直線的に減少する。
残存量の逆数が,時間とともに直線的に減少する。
3
残存量の対数が,時間とともに直線的に減少する。
残存量の対数が,時間とともに直線的に減少する。
4
残存量の逆数が,時間とともに直線的に増加する。
残存量の逆数が,時間とともに直線的に増加する。
5
残存量の逆数の対数が,時間とともに直線的に増加する。
残存量の逆数の対数が,時間とともに直線的に増加する。
1次反応
0次反応
C
log C
-k
t
t
1/C
2次反応
-k
k
1/t
4
1
−1
時間
時間−1
2
−1
濃度・時間
濃度・時間−1
3
−1
濃度
濃度−1
4
−1・時間
濃度
濃度−1
・時間
5
−1・時間
−1
濃度
濃度−1
・時間−1
0次反応
濃度・時間−1
1次反応
時間−1
2次反応
濃度−1・時間−1
(mol/ L)  s
s
1
1
1
(mol/ L)  s
1
5
1
1
t1/2 = C0 / k
4
4
t1/2
1/2 = 0.693 / (C00 k)
2
2
t1/2 = C0 / 2 k
5
5
t1/2
1/2 = 1 / (C00 k)
3
3
t1/2 = 0.693 / k
0次反応
t1/2 = C0 / 2 k
1次反応
ln 2
t1/2 =
= 0.693 / k
k
2次反応
t1/2 = 1 / (C0 k)
6
1
log t1/2
3
2
−1
log t1/2
log t1/2
1
log C0
1次反応
log C0
log C0
4
0次反応
log t1/2
log t1/2
5 2次反応
−1
1
C0
C0
7
1
1
80 mg/mL
80 mg/mL
2
2
60 mg/mL
60 mg/mL
3
3
40 mg/mL
40 mg/mL
【反応次数と残存量】
4
4
30 mg/mL
30
mg/mL
1次反応では,半減期の
n 倍で
5
20 mg/mL
C = 1/2n × C0
20 mg/mL
5
8
1
1/2
倍
2
1/3
倍
3
1/4
倍
4
1/6
倍
5
1/8
倍
2次反応速度に従う薬物
残存濃度の変化
2次反応では,
半減期の n 倍で
C = C0/(n + 1)
0次反応では,半減期の2倍で
C 0
1次反応では,半減期の n 倍で
1
C  n C0
2
2次反応では,半減期の n 倍で
1
C
C0
n 1
9
1
反応速度は,X の濃度に比例する。
2
反応速度は,X の濃度と Y の濃度の積に比例する。
3
温度一定で,X の半減期は X の初濃度に比例する。
4
反応速度定数 k の次元は,(時間)-1 である。
5
X の濃度の逆数は,時間とともに直線的に増加する。
10
1
懸濁液における薬物の分解反応は,擬1次反応と呼ばれる。
2
薬物残存量は,0次反応速度式によって計算できる。
3
沈殿している薬物は,1次反応に従って分解する。
4
薬物の飽和濃度は,溶解速度 ≫ 分解速度によって保たれて
いる。
5
飽和濃度で保たれている間、溶解している薬物は1次反応
に従って分解する。
溶液状態
懸濁状態
溶質の
分解
溶質の
分解
懸濁粒子の
分解
As (溶解度)
A(懸濁粒子・固体)
k1 (分解速度定数)
A(溶質・溶液)
溶解平衡
d[A]

 k1  As  k0
dt
分解物
分解
11
1
k は反応の種類と温度によって決
k は反応の種類と濃度によって決まる。
は反応の種類と濃度によって決まる。
1
まる。
2
k は次元をもたない。
k は次元をもたない。
2
→ 反応次数に依存
3
k は温度の上昇に伴って、著しく
増加する。
k は温度の上昇に伴って、著しく増加する。
は温度の上昇に伴って、著しく増加する。
3
アレニウス式
k = A e-Ea/RT
4
k は活性化エネルギーに比例する。
は活性化エネルギーに比例する。
4が大→kk は活性化エネルギーに比例する。
→ Ea
は小さくなる。
5
k は触媒の存在には無関係である。
k は触媒の存在には無関係である。
5
→ Ea が小→k は大きくなる。
12
1
1
d dlnlnk k  EE
a
a
 R T2 2
dT
dT
RT
4
溶解度と温度
2
2
lnSS HHsol
ddln
sol

dT
dT RRTT22
Clapeyron-Clausius 式
3
H
H vap
d
ln
p

d ln p 
vap

2
2
dT
R
T
dT
RT
d lndkln k Ea Ea
 
dTdT R TR T
van’t Hoff 式
5
d ln K H trs
d lndT
K H trs2
 R T2
dT
RT
13
1
活性化エンタルピー
2
エンタルピー
3
気体定数
4
自由エネルギー
5
頻度因子
アレニウス式
k = A e-Ea/RT
14
1
1
アレニウス式は一次反応でのみ成立する。
アレニウス式は一次反応でのみ成立する。
→
反応次数に関わらず成立する。
2
速度定数 k は,温度の上昇とともに指数関
数的に増加する。
A は次元をもたない。
A は次元をもたない。
3
3 頻度因子
→ 速度定数 k と同じ次元をもつ。
4
4
触媒を加えると,Ea は大きくなる。
触媒を加えると,Ea は小さくなる。
5
5
Ea
Ea が正の場合、吸熱反応である。
が正の場合、吸熱反応である。
→ 吸熱,発熱は H が関係する。
アレニウス式
k = A e-Ea/RT
15
2
3
1/k
ln k
Ea
ln k  ln A 
R T
T
T
T
5
ln k
4
k
k
1
1/T
1/T
16
1
エンタルピー変化
2
エントロピー変化
3
自由エネルギー変化
4
活性化エネルギー
5
反応の平衡
17
1
この反応は吸熱反応である。
2
触媒添加により,H は大きくなる。
3
触媒添加により,H は小さくなる。
が小さくなると、反応速度は遅く
が小さくなると、反応速度は遅
4 Ea
なる。
くなる。
H が小さくなると、反応速度は遅
5 
くなる。
18
1
A
可逆反応
k1
B
k2
4
A
2
A
逐次反応
k1
B
k2
不可逆反応
k1
A
B
5
C
3
E+S
平行反応
k1
B
k2
C
酵素反応
k1
k2
(E・S)
k3
P
19
A の分解速度定数 k は
k1 + k2 = 4.2 x 10-4 h-1
5 日
1
Aの残存量は
日k t
2
ln C = ln10
C0 −
15
日
3
Aの残存率が
90%となるには
ln 9 = ln 10 − 4.2 x 10-4 • t90
20 日
4
t90 ≈ 0.1/4 x 104
25 日
5
-1
≈ 250 h
≈ 10 day
A
k1
B
k2
C
k1 = 4.0 x 10-4 h-1
k2 = 2.0 x 10-5 h-1
ln 10 = 2.3,
ln 9 = 2.2
20
平衡定数
は
1
K =K0.5
2
3
4
5
k1
K =K = 1
k2
K=2
0.02
K=
K=3
0.01
K=5
A
=2
k1
k2
B
k1 = 0.02 h-1
k2 = 0.01 h-1
21
1
2
C
濃
度
A
濃
度
B
B
C
A
時間
時間
3
4
C
5
22
1
3
2
k
k
k
T
4
T
T
5
至適温度
酵素反応
k
T
k
T
22
1 アレニウス型反応
k
2 爆発型反応
3ある種の気相反応
k
k
T
T
T
4
酵素反応
5 表面吸着を伴う固相反応
k
k
T
T
log k
log k
1
pH
pH
log k
log k
log k
23
2
3
pH
4
pH
5
pH
H3O +
一般塩基触媒反応
log kobs  log kOH  14  pH
pH
OH
log k
log kobs  log kH  pH
log k
一般酸触媒反応
pH
log k
kobs  kH [H 3O  ]  kOH [OH - ]
pH
kobs は (擬)1次反応速度定数
kH+ および kOH- は2次反応速度定数
log k
kobs  kH [H 3O  ]  kOH [OH - ]  k0
pH
24
1
2
時間
2
4
時間
3
10
時間
k = kH [H3O+]
log k  log k H   pH
特殊酸触媒反応では,
pHが1小さくなると、k は 10倍になる。
4
200
時間
半減期は k に逆比例するので、
5
400
時間
半減期は1/10 になる。
これで終了です。
CBT本試験を目指して,がんばりましょう。