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研削実験の状況報告
第12回新技術望遠鏡技術検討会
2008年4月5日
京都大学
所 仁志
• N2C-1300D 加工試験
- f610×90 mm, クリアセラム-z HS
- #1,200砥石
- Z送り+回転
- 平面
• N2C-1300D 精度測定
- 西村さんにお借りしたf650平面原器(l/25)
- X軸 真直度
- B軸 回転精度
N2C-1300D 加工試験
• 中仕上げ#1,200砥石
- 仕上げ#3,000は面粗度を上げるのみ
- #1,200で形状を作り込む
• Z送り + 回転
- 加工時間:“Z送り+回転”と“Xスキャン+Zステップ”は
同程度
- f1300mmを加工するには回転が必須
• まずは平面でチャンピオンデータを
加工条件
• 砥石
- 片桐製作所製ダイヤモンド砥石、断面はフラット
• 加工条件
- 砥石回転数:500 rpm
- テーブル回転数:2 ~ 50 rpm
(周速度一定)
- Z送り:1.5, 3.0 mm / rev.
- 切込み:0.5, 1, 2 mm / pass
- 1pass加工時間:28, 56 min.
試験初期の結果
• レーザー変位計 + Xスキャン
• 2.5 mmの凹
• 砥石の熱膨張が原因か?
研削液の効果
• 研削液の冷却効果で凹形状が改善された
• 0.5 mmの凸、再現性有り
現状
• 砥石偏摩耗を避けるため、片方向⇒両方向送り
補正なし
補正1
補正なし
補正2
補正3
補正4
補正5
補正6
• 補正加工により、~0.1 mm rms
• 26 pass~は砥石が安定 ⇒ 内周セグでの13 pass
N2C-1300D 精度測定
• 副鏡・第三鏡の形状測定はレーザー変位計で
- X/Z軸の真直度、B軸の回転精度を厳密に知る
必要有り
• X軸 真直度
• B軸 回転精度
X軸真直度
E棟据付時
• ベッド中央の沈み込み(~3mm)により、真直度
が狂った ⇒ 定期的な測定が必要
B軸回転精度1
• 再現性有(回転速度・方向、静圧on/off、時間)
B軸回転精度2
• 平面原器の取外し・取付けでばらつく
まとめ
• #1,200で0.1 mm rmsの加工に成功
- 加工効率のよいロータリー研削、平面
• X軸真直度が変動する
- 定期的な測定が必要
• B軸回転に0.3 mm程度の揺らぎ有り
- ワークを載せかえるごとに測定する
N2C-1300D 加工試験
• 中仕上げ#1,200砥石
- 仕上げ#3,000は面粗度を上げるのみ
- #1,200で形状を作り込む
• Z送り + 回転
P (mm)
R (mm)
- 加工時間:“Z送り+回転”と“Xスキャン
+Zステップ”は同程度
- f1300mmを加工するには回転が必須
• まずは平面でチャンピオンデータを
Rz (nm)
P = sqrt(8R・Rz)