本学の理念について 平成23年6月20日 馬場

本学の理念について
平成23年6月20日 馬場
(大学ホームページより)
...この理念を実現するために以下のことがらを長期の目標として定める。
実践性 諸問題の本質を見極め、時代の変化に対応し得る柔軟で創造的な問題解決能
力を涵養する。現実の生きた社会に原点を置く学問を志向し、教育と研究の成果をもって
社会の福祉と発展に貢献する。
先進性 国内外の研究者と協調しつつ最先端の研究成果を創出して、人類の知的発展
を主導する。教育、研究、社会貢献において、自由な発想と斬新な取り組みを支える柔軟
な組織を構築し、効果的な運用がなされるよう努力する。
開放性 市民社会、地域、産業界、国、諸外国が抱える課題の解決に寄与する教育と研
究を実践する。学生と教職員の社会参加を支援し、教育、研究、運営のすべての面で社
会に開かれた大学を目指す。
国際性 世界を舞台に活躍できるコミュニケーション能力を持ち、異文化を理解する人材
を育成するとともに、留学生・研究者の受け入れ・派遣を促進し、教育と研究を通じた諸外
国との交流の拡大を図る。
一般論としてはいいとして、本当にこれを目指してやっているのか疑問では?
本気で目指すならポイントを絞った具体的なアイデアが必要では?
①実践性 諸問題の本質を見極め、時代の変化に対応し得る柔軟で創造
的な問題解決能力を涵養する。現実の生きた社会に原点を置く学問を志向し、教育と
研究の成果をもって社会の福祉と発展に貢献する
問題: 学生の授業成績(受身的勉強)と実践力(能動的勉強)に
乖離がある。今の授業や制度は受身を加速させないか?
解決:勉学を学生主体に変える!(受験まではそうだった)
講義を短縮e.g.30分、概念や要点のみ講義、あとは独学させる
教材と質問時間を充実、独学部分をテストして成績評価
教員の講義負担を減らし、小ゼミのような少人数教育を増やす
放置を避けるため、コンタクトミーティングを増やす(毎月とか)
②先進性 国内外の研究者と協調しつつ最先端の研究成果を創出して、人
類の知的発展を主導する。教育、研究、社会貢献において、自由な発想と斬新な取り
組みを支える柔軟な組織を構築し、効果的な運用がなされるよう努力する。
問題: 時代は刻々変化する。研究テーマは陳腐化するが、人員
は変わらない。ブームが回帰するのに30~50年かかる
解決:組織の重点テーマを決める!(e.g. 5~10年ごとに)
別分野の教員も部分的に重点テーマに努力する。先端研究
に接する機会を継続することで、陳腐化を回避
異分野から多彩な視点で重点テーマに取り組むことで、組織
の強みや厚み、個性を生み出す
政府への参画を容易にし、組織も個人も資金獲得力を高める
③開放性 市民社会、地域、産業界、国、諸外国が抱える課題の解決に寄
与する教育と研究を実践する。学生と教職員の社会参加を支援し、教育、研究、運営
のすべての面で社会に開かれた大学を目指す。
問題: 理工系は女子が少ない。理工系が社会や子供に理解され
ない。人口の半分の力を開放しきれていない。
解決:男女同数入試をやる!
cf. 九大が一般枠/女性枠を設けて批
判され撤回。男女平等ではない。
一律入試は男女を同一と見なしたもの。男女を別物と考えれば
男女同数が平等なはず
女子を特別視しなくなる→女性の能力向上、要職率向上
様々な行事、活動が活性化する、考え方が変化する
女子の出願が増える、男性の出願は必ずしも減らない
④国際性 世界を舞台に活躍できるコミュニケーション能力を持ち、異文化
を理解する人材を育成するとともに、留学生・研究者の受け入れ・派遣を促進し、教育
と研究を通じた諸外国との交流の拡大を図る。
問題:日本人は英語がダメ。性格が内向き。社会がシュリンク。
海外から見て日本にメリットなし。国際社会で孤立感。
解決:全講義を英語でやる!(企業も同様、既に!)
教員が英語上達、外国誌英語論文の増加、国際覇権の奪還
学生が英語に慣れる、実践現場で使おうという気になる
外国人の留学生、研究者、教員が増える。真の開放化
大学全体の重要なアピールになる、工学部のみでもよい、
東大に先にやられるべきではない。
まとめ
実践性 →勉学を学生主体に変える!
先進性 →組織の重点テーマを決める!
開放性 →男女同数入試をやる!
国際性 →全講義を英語でやる!