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院外処方せんにおける代替調剤について
18.5.11 部長会議
薬剤部
1 院外処方せん様式変更
18年度診療報酬改定に伴い、後発医薬品使用促進環境
整備と院外処方せん様式変更指示により実施します。
別紙(1)のとおり。H18年6月1日(木)より
新様式導入。
2 代替調剤の範囲
・注射薬、麻薬以外の採用全品目(後発品が存在する薬品)
が対象となります。
・応需薬局が混乱する可能性があります。あくまでも「代替
可」であって、「代替せよ」ではありません。
当日準備できない場合もあり、患者様との相談により、次回
対応が可能であるか説明し理解を得るよう求めます。但し
当院としては後発薬の指定は行わないが出版物(オレンジ
ブック)の範疇で実施するよう薬剤師会へ申し入れます。
☆参考に各科へオレンジブックを配布します。
☆ オーダー上で処方薬品に後発薬がある場合には、頭に印
字すます。
☆基本ルール:患者様への服用時の過誤防止の視点から「効
能、効果」「剤形」「規格」「用法」が同一薬剤への変更のみ
を変更可能とします。
3 代替調剤を実施した場合の医師へのフィードバック
本院発行の院外処方せんについて、保険薬局が代替調剤
された場合には、おくすり説明書やおくすり手帳を活用し、
次回受診時に患者様が主治医に情報を提示することが可
能となるように充分な説明と同意を得るよう説明会実施。
(18.5.17説明会)
→ (医師の診療録記載努力)
4 後発医薬品(ジェネリック)について、患者様への院内お知ら
せ(院内啓発活動)
本院において、処方せん発行時に後発(ジェネリック)医薬
品の説明書・QAを作成配布します。
(医事受付相談、外来各科配布看護師の協力お願いしま
す)
5 院外処方せん様式
院外処方せん備考欄(下段)に「後発薬への変更可」の
チェック欄及び保険医師名、押印(義務付け)欄を設ける。
☆通常の表示は「後発薬への変更不可」でオート印字します。
☆押印は医事課委任状により代行します。
☆変更不可の場合には押印なしで㊞欄を黒オート印字で消
します。
☆変更可だが一部不可がありの場合は別途コメント指示可
能とします。
以上
ジェネリック医薬品をご希望の外来患者さまへ
厚生労働省の方針により、お薬の処方につきまして新しい
制度が始まりますのでお知らせいたします。当院では本年
6月1日から開始予定です。患者さまのご意志を優先する
ジェネリック医薬品(★)使用促進のための制度で、具体
的内容は下記のとおりです。
( ★:後発医薬品といわれる特許期間を満了した
先発医薬品と同等の廉価なお薬のことです。)
記
1 患者さまが処方を受けられた先発医薬品を、ジェネ
リック医薬品に変更希望される
場合は、診察時医師にお尋ね下さい。
↓
2-1 ご希望ありの場合 (次頁別紙(A欄)参照くだ
さい。
① 医師が変更して差し支えないと判断した場合処
方せん下段備考欄に「後発薬への変更可」と表
示のうえ発行させていただきます。(A欄)
② 医師が医療上、先発医薬品の一部についてはジ
ェネリック医薬品に変更することに差し支えが
あると判断した場合、処方せん中に印字した医
薬品銘柄欄の下段に、<本剤の変更不可>と表
示のうえ発行させていただきます。(B欄)
2-2 ご希望なしの場合 次頁(C 欄)
患者様からのご要望が無い場合は通常通り、先発
医薬品の銘柄名を印字しただけの処方せん(従来
通り)を発行させていただきます。
↓
3 院外処方せんは、医事課会計窓口でお渡しします。
↓
4 院外処方せんを保険薬局で提示していただき、お薬を調
剤してもらってください。かつ薬局でジェネリック医
薬品の情報等の提供を受けていただくことができます。
↓
5 保険薬局でジェネリック医薬品の受けられた患者さまは、
お手数ですが次回当院へ受診される際に、薬局でいただ
いたお薬説明書やお薬手帳を医師にお示しください。
(医薬品の銘柄名をお知らせいただくことにより、安全
な医療を提供しなければならないと考えるからでござい
ます。)
(以上の件に関しご不明の点がございましたら⑩の院内薬局
でお尋ねください)
当院採用薬で代替調剤が不可と考えられる主な薬剤
18.4現在
大阪鉄道病院薬剤部
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×OD,D錠の名称製品
( タケプロンOD,ハルナールD, レンドルミンD, ベイスンOD0.2mg錠などの口腔崩壊錠 )
後発に適応症のない薬剤等
△アルマール
本体性振戦ない、
×アーチスト
心不全ない
△ポンタールCap 急性上気道炎の解熱・鎮痛ない
×セルベックス 細粒は 後発には胃炎適応ない
×△カリメート
注腸投与ない
△フルメトロン点眼 点眼液懸濁粒子入りなど後発に適応が同等でない場合など剤形工夫製品
×プレタール
脳梗塞発症後の再発抑制がない
×プロサイリン 心不全適応ない
△リザベンCaP、細粒、ドライシロップ、 ケロイド肥厚性瘢痕適応ない
×イトリゾールCAP 爪カンジタ、爪ハクセン適応ない
×ネオーラル、サンデュミン、デカドロン錠、スピロペント錠 (適応一部ない)
×タケプロンOD,タケプロンCap ヘリコバクター。ピロリの適応ない
×徐放製剤( デパケンR100,200mg後発品とは体内動態異なる製剤 )
×△テオドール100,200 後発に1日1回用法ない
×漢方エキス製剤 ( 産地成分に差がある可能性、桃仁、牡丹皮、大黄、ブシ末含量が違う妊婦への投与注
意影響など ) 桂枝茯苓丸、八味地黄丸、疎経活血湯、大柴胡湯、など
×:代替調剤不可と考えられる △:代替可と不可が有り ×△ 用法により代替可と不可有り・・・上記の
ような場合の全てについて基本的に変更不可としていただきたい。ご説明をお願いいたします。