ジェネリック 2004.11.28 薬 • 薬 – 大衆薬 – 医家向け • 新薬(先発医薬品) – 開発したメーカーが特許を持ち、独占的に医療機関に供給して 巨額の研究開発費を回収 • ジェネリック医薬品 – 20年~25年で特許が切れる – 有効成分や製法の情報が国民の共有財産 – 他のメーカーでも同じように製造・販売ができる • ★薬の銘柄でなく、成分(ジェネリック)で欧米では処方を書く ジェネリックの価格 • ジェネリックは新薬と成分は同じ、薬効も 同じ • ジェネリックの薬価(医薬品の公定価格) は新薬の7割、価格は新薬の半分に抑えら れる • 長く服用を続ける慢性疾患を中心にジェネ リックは経済的に有利 – 国民医療費が年間1兆円減の試算もある 欧米 • 米国 – 患者が、新薬かジェネリックかを選ぶ制度がある – 全市場の52%がジェネリック(数量ベース) • 英国 – 医師が新薬を処方する場合は理由が必要 – 52%がジェネリック • ドイツ:50% • 日本:12% – 日本の医師は、銘柄で処方を指示しがち、成分名で はない 後発医薬品の使用状況 • • • • • 特許切れ後に売り出される「後発医薬品」 国立の病院・診療所185施設での採用 2003年3月末:品目ベースで6.5% (2002年9月末:品目ベースで5.3%) 厚労省は医療費抑制のため、国立病院な どに対して、品質、情報提供、供給実態、 企業情報のチェックリストを示す使用促進 • 医療機関で3.1%から17.6%までばらつき メーカー • 2004年度に後発医薬品メーカーは、20億~60億 円程度の設備増資を計画 • 沢井製薬、東和薬品、二プロファーマ • 高血圧、糖尿病、アトピーなど長期投薬でメリット が大きい • 普及の進まない要因(販売量で1割) – – – – – メーカーが中小企業で品質に漠然とした不安 メーカーに医療情報担当者が少ない 医師がジェネリックの商品名を知らない コンピュータのデータ変更など手続が面倒 同成分でも吸収率が先発品と同じという証拠がない
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