Unix のファイルシステム(File System) 色々なファイルが色々なディレクトリ ーにどのように整理されて入ってい るかを一応知っておこう。 Unix ファイルシステム ホームディレクトリー(Home directory) 自分のファイルを置いておくところ。 ログインした時にはまずホームディレクトリー に入る。 カレントディレクトリー(current directory) 自分が今仕事をしているディレクトリー。 (英語だとWorking directoryのほうが正しい かも。) 2 典型的な Unix file systemの例 root (/) bin dev users tmp 各ユーザーのホームディレクトリー usr var spool mail (all users’ mail) etc 典型的なディレクトリーの例 bin: 最もよく使われるUnixのコマンドやシェルのソフトウ ェアが入っている。 dev: デバイス(devices)のことで、プリンターとかターミ ナルとかの周辺機器を動作させるのに必要なソフトが入 っている。 etc: 色々な管理に必要なファイル、例えばユーザーの 名前やパスワードのリスト等が入ってる。 usr/users: ユーザーのホームディレクトリーが入ってい る。 tmp: 一時的なファイルを入れておく。 var: 内容が頻繁に変更されるようなファイルが入ってい る。特にメールのディレクトリーなど。 ファイルとディレクトリーの名前 名前を付けるのに使ってよい文字は: アルファベット大文字 (A から Z) アルファベット小文字 (a から z) 数字 (0 から 9) ピリオド (.), アンダースコア (_), コンマ (,). 名前にはスペースと以下の文字を使ってはいけ ない: &*\|[]{}$<>()#?‘“/;^!~% また、Unix コマンドと同じ名前をファイルネームには 使わないほうが良い。 パス(path)、絶対パス名 (absolute pathnames) Unix でファイルを使う時に必要なのは、そのファイルの 名前だけである。 他のディレクトリーから使いたいファイルにアクセスする にはパス名が必要になる。 パス名とはファイルシステムの中で使いたいファイルが ある場所の住所(名前)のこと。 絶対パス名はファイルシステムの構造の一番上からみた 時の、使いたいファイルのある場所。 絶対パス名は / から必ず始まる. フルパスネーム(full pathname)とも言う。 ~ (tilde)はホームディレクトリーのフルパスネ-ムの省 略形である。 ディレクトリー構造の例 root (/) bin dev etc home tmp jill jack continents var usr Bats oceans bandicoot opossum wombat 問) continents の絶対パス名はどう書けるか? marsupials kangaroo wombat 相対パス名(Relative pathnames あるファイルを使いたい時、自分が使っているデ ィレクトリー(カレントディレクトリー)から見て、そ のファイルがどこにあるかが分かると便利なこと が多い。これは相対的な見かたをしているという ことになりますね。 従って、相対パス名は(ルートディレクトリーから ではなく)カレントディレクトリーから始まる。 親ディレクトリー(1レベル上のディレクトリー)を 参照する場合には .. (ダブルドット)を使う。 Example Directory Structure root (/) bin dev etc home tmp jill jack continents var usr Bats oceans bandicoot opossum marsupials kangaroo wombat wombat 問)continents がカレントディレクトリーの時、opossum の相対パス名は?
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