有意差検定

有意差の検定法の
調査と適用
1DS05179Y 江藤 隆
1DS05184W 川島紀子
指導教員 高木先生
目 次
1. 演習内容
2. 2群の差を検定
t 検定と符号検定
学術英語A2ヶ月間の効果は?
3. 3群以上の差を検定
Shefféの一対比較法
パブリックアートの調色と環境調和
演習内容
・有意差検定手法の学習
t 検定、符号検定、Wilcoxonの符号検定、
Shefféの一対比較法
・有意差検定の演習
学術英語Aの講義の成果、
オブジェの色に関するアンケート
・発表の演習
スライド作成法,発表方法
目 次
1. 演習内容
2. 2群の差を検定
t 検定と符号検定
学術英語A2ヶ月間の効果は?
3. 3群以上の差を検定
Shefféの一対比較法
パブリックアートの調色と環境調和
検定方法
・t 検定
2つの正規分布の平均間の有意差判定
・Wilcoxonの符号検定
t 検定が適用できない集合に対する検定
t 検定よりも、精度はやや落ちる。
検定演習1
• 「学術英語A」受講の効果はあるか?
• 同じTOEFL問題(4/26と6/27)の成績差は?
• t 検定とWilcoxonの符号検定
t 検定による学術英語Aの成績向上は?
4/26の
成績分布
2.28
6/27の
成績分布
4.24
点数
13.7
12.1
平均の差に有意な違いがあるか?
D’Agostino
and pearson検定により、正規性は認められた
平均1.6点の上昇は危険率1%で有意な差と言える
正規分布で分散が等しければ,通常のt 検定が適用可能
2ヶ月9回の速読リーディングテストは効果があった
正規分布で分散が等しくなければ,Welchのt 検定が適用可能
Wilcoxonの符号 検定による
学術英語Aの成績向上は?
氏名
4/26の成績
6/27の成績
差
学生A
12
14
2
学生B
18
17
-1
学生C
9
13
4
勝敗数を比較するのが符号検定
平均1.6点の上昇は危険率0.2%で有意な差と言える
勝敗の程度まで考慮するのがWilcoxonの符号検定
2ヶ月9回の速読リーディングテストは効果があった
目 次
1. 演習内容
2. 2群の差を検定
t 検定と符号検定
学術英語A2ヶ月間の効果は?
3. 3群以上の差を検定
Shefféの一対比較法
パブリックアートの調色と環境調和
Shefféの一対比較
A
vs.
B
A
vs.
C
A
vs.
D
B
vs.
C
B
vs.
D
C
vs.
D
D
C
A
B
検定演習2
①高級感のある色は?
②周りとの調和のある色は?
「高級感」と「周りとの調和」
一対比較方法
左が
高級
左が
少し高級
同じ
右が
少し高級
右が
高級
-2
-1
0
1
2
C2(=6)対の色オブジェを5段階評価
Shefféの一対比較法(中谷の変法)で有意差検定
24人の被験者
4
結果① 高級感
-0.034
-0.125
-0.031 0
有意な差があるとは言えない
0.208
結果② 調和
-0.135
-0.427
0 0.093
0.468
まとめ
• 主観的な評価によるものなど、
標本に応じた適切な検定をかけ
ることによって、その標本間に
有意な差が生じているかどうか
を判断することが出来るように
なった