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診療報酬請求時確認リスト
医療法人辰川会 山陽病院
平成26年4月改定版
目次
月に一度しか算定できない検査
加算についての条件
3ヵ月に1回のみ算定可、 4ヵ月に1回のみ算定可
数ヶ月おきに治療するたぐいの治療薬
同一月に実施した場合に減算される検査
同時算定できない検査
まるめ検査
投与期限のある薬剤
1回の処方に制限のある薬剤
糖尿病薬について
起算日等により点数がかわる項目
包括点数の入院料
請求時の注意項目
月1回しか算定できない検査
HbA1c, グリコアルブミン, 1,5-AGなど糖尿関係
※但し以下の患者については、月2回算定可
(月2回実施した場合はコメントが必要です)
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

妊娠中の患者・
1型糖尿病の患者・
経口血糖降下剤の投与開始から6月以内の患者・
インスリン治療開始から6月以内
BNP・HANP(レセプトに検査日の記載が必要)
腫瘍マーカーのルール
総数合わせて x4個までを推奨
 CEA/AFP/PIVKA-2/CA19-9など
 項目数に応じた算定
2項目
230点
※5項目以上の検査は病
3項目
290点
院の持ち出し!
4項目以上
420点
 悪性腫瘍の確定診断がされている場合は、悪性腫瘍
特異物質治療管理料にて算定する。
1項目
360点
主な検査の外注実費は、
約600円~1100円
2項目以上
400点
3ヵ月に1回のみ算定可
フェリチン
PSA
アルブミン定量(尿)
シスタチンC精密測定
マイクロトランスフェリン精密測定(尿中)
PTA(経皮的シャント拡張術・血栓除去術)
4ヵ月に1回のみ算定可
骨塩定量
同一月に実施した場合に減算される検査
2回目以降は100/90で算定する検査
心電図(ECG)
負荷心電図(負荷ECG)
ホルター心電図
脈波図・心機図・ポリグラフィー検査(フォルム)
心臓超音波検査(UCG)
超音波検査
サーモグラフィー検査?
各種ファイバースコピー(胃・十二指腸、直腸、大腸、膀
胱・尿道など):同一検査の場合減算
各種鏡検査(直腸、肛門、膀胱) :同一検査の場合減算
同時算定できない検査①
同一検査で定性検査と定量検査を行った場合は、主たる検
査(点数の高い方)を算定する
HbA1c,グリコアルブミン,1.5AGのうち何れか1項目の
み算定可
TIBC,UIBCのうち何れか1項目のみ算定可能
総コレステロール,HDLコレステロール,LDLコレス
テロールのうち2項目のみ算定可能
TP,Alb,蛋白分画のうち2項目のみ算定可能
ECGと負荷ECG
S-MとS-蛍
尿沈渣とS-M
細菌培養(便)と大腸菌血清型別
同時算定できない検査②
サイトメガロウイルス抗体とグロブリンクラス別ウイルス
抗体価
グロブリンクラス別ウイルス抗体価とウイルス抗体価
(1→3)β-Dグルカンとカンジタ抗原
まるめ検査①
生化学(Ⅰ)検査のルール
◆ 点数解釈 D007-1~9は以下にて算定
5項目以上7項目以下 93点
8項目又は9項目
99点
10項目以上
117点
生化学(Ⅱ)検査のルール
◆ 点数解釈 D008-12~41は以下にて算定
3項目以上5項目以下 410点
6項目又は7項目
623点
8項目以上
900点
投与期限のある薬剤
新薬:販売直後一年間(新薬)は原則として
14日間
PPI製剤(タケプロン、オメプラール、パリエット等)
ヘリコバクター・ピロリ除菌
7日間
十二指腸潰瘍
6週間
胃潰瘍 逆流性食堂炎
8週間
※継続および長期投与を行う場合は、
再燃再発を繰り返す逆流性食道炎や難治性逆流性
食道炎の病名が必須
低用量アスピリン投与時の消化性潰瘍の再発抑制 とい
う目的にてタケプロン15㎎ 適応 (2010)
1回の処方に制限のある薬剤①
【麻薬】30日を限度
オキシコンチン錠
オキノーム錠
デュロテップMTパッチ
MSコンチン
【向精神薬・抗不安薬・睡眠薬】 30日を限度
⇒倍量処方しないようにDr説明を!(最近厳格化)
ロヒプノール錠
サイレース錠
マイスリー錠
ロラメット錠
エバミール錠
など
1回の処方に制限のある薬剤②
【向精神薬・抗不安薬・睡眠薬】 90日を限度
セルシン錠(散、シロップを含む)
フェノバール散
ランドセン錠(細粒を含む)
リボトリール錠
糖尿病薬について
1型糖尿病の患者に2型糖尿病の薬剤
原則認められない。但し、ベイスンは可能。
速効性インスリン分泌促進剤とSU剤の併用投与
認められない。
・速効性インスリン分泌促進剤:スターシス、グルファストなど
・SU剤:アマリール、オイグルコン、ダオニールなど
心不全に対する糖尿病薬の投与
心不全患者にアクトスの投与は禁忌となっている
起算日等により点数がかわる項目①
呼吸心拍監視(レセプトに開始日を記載)
 1時間以内又は1時間につき
50点
 3時間を超えた場合(1日につき)

7日以内の場合
150点

7日を超え14日以内の場合 130点

14日を超えた場合
50点
※最終装着日から30日以内の再装着は、最初の日が起算日
 例:4/1から4/20まで装着し、5/25から再装着した場合
•
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•
•
4/1~4/7
4/8~4/14
4/15~4/20
5/25~
150点
130点
50点
150点
起算日等により点数がかわる項目②
保存血輸血(200mlごと)
1回目
2回目以降
450点
350点
※1回目に2単位(400ml由来)1パックを輸血した場合
450点+350点+薬剤(血液)を請求
※患者に対し一連をいう考え方をする。一連は概ね1週間とす
るが、再生不良貧血や白血病など輸血の反復の必要が明ら
かな場合はこの限りではない。
最終輸血日から1週間を経過しても、輸血を開始した病状と
同一の病状で再輸血した場合は一連に含まれる。
包括点数の入院料
包括点数の入院料で請求できる項目(山陽病院の届出)
地域包括ケア病棟入院医療管理料1(包括入院料)
・医師事務作業補助体制加算
・感染防止対策加算
・患者サポート体制充実加算
・救急搬送患者地域連携受入加算
・地域連携診療計画退院時指導料(Ⅰ)
・在宅医療関係
・摂食機能療法
・人工腎臓
・厚生労働大臣が定める除外薬剤・注射薬
・退院時処方
請求時の注意項目
投与薬剤について病名の確認(薬剤は確定病名が必要)
検査については、確定病名でなければならない検査と疑
い病名で可能な検査を確認する
透析時の採血手技は算定不可(動脈(B-A)、静脈(
B-V))
月内に同じ検査を頻回実施している場合、Drにコメント
を依頼する
8万点以上のレセプトについては日計表を作成し、Drに
症状詳記を依頼する