筋交い付の柱のN値法 ・教科書 図解「建築の構造と構法」 p.48~53 1 柱の端部補強 アンカーボルト 2 柱のN値計算法 水平荷重に対する柱の下端(柱脚)と上端 (柱頭)の接合方法(金物)を決める 告示表から決める方法もあるが,安全側に なり,経済的・合理的ではない N値計算法は,各階・各柱ごとに必要なN値 を計算して,告示表から接合金物を決める 3 柱に作用する鉛直荷重(p.33) 1階の柱の圧縮力は 2階の柱の約2倍 中柱の圧縮力は 外柱の約2倍 4 水平荷重によるの柱の浮き上がり 筋交いが 柱脚に取付く柱 壁倍率の補正 -0.5 柱と筋交い で引抜き力 を負担 筋交いが 柱頭に取付く柱 壁倍率の補正 +0.5 柱のみで 引抜き力 を負担 5 柱の壁倍率の補正値(p.52) 6 2階柱のN値の算定式 A1 N =(両側の壁倍率の差+補正値) ×押さえ効果(B1) -長期軸力係数(L1) B1 = 外柱:0.8,内柱:0.5 L1 = 外柱:0.4,内柱:0.6 梁の押え効果が大きいと値が小さい 7 水平荷重による1階柱の浮き上がり 2倍 浮き上がる 2倍 押し込まれる 8 1階柱のN値の算定式 N =(両側の壁倍率の差+補正値) ×押さえ効果(B1) :1階部分 +(両側の壁倍率の差+補正値) ×押さえ効果(B1) :2階部分 -長期軸力係数(L2) L2 B1 = 外柱:0.8,内柱:0.5 L2 = 外柱:1.0,内柱:1.6 9 柱の引き抜き力の告示表 10 柱のN値の計算用モデル(p.53) 11 柱のN値の計算用モデル 12 柱のN値の計算用モデル 13 柱のN値の計算用モデル 14 柱のN値に対応する接合金物 15 隅柱のN値に対応する接合金物 16 隅柱のN値に対応する接合金物 17 側柱のN値に対応する接合金物 18 柱頭と柱脚のN値に対応する接合金物 19 隅柱のN値に対応する接合金物 20 柱のN値法の演習 ① 問題の構面 21 柱の引き抜き力の告示表 22 柱のN値法の演習 問題の表 階 2 1 通り 告示表に よる記号 A1 A1の 補正値 B1 N値 N値に よる記号 柱頭・柱脚の 接合方法 ① ほ 2.0 0.5 0.8 0.4 1.60 ほ 羽子板ボルト+釘打ち ② ろ 2.0 -0.5 0.5 0.6 0.15 ろ L型プレート(釘打ち) ⑥⑦ は 4.0 0 0.5 0.6 1.40 に 羽子板ボルト ⑧ ろ ⑨ ろ ① ぬ ② と ⑥⑦ と 4.0 0 0.5 2.40 と 引寄せ金物(15kN) ⑧ ろ ⑨ ろ A2 4.0 A2の 補正値 0 B2 0.5 L1 L2 1.6 23 柱のN値法の演習 解答 階 2 1 通り 告示表に よる記号 A1 A1の 補正値 B1 N値 N値に よる記号 柱頭・柱脚の 接合方法 ① ほ 2.0 0.5 0.8 0.4 1.60 ほ 羽子板ボルト+釘打ち ② ろ 2.0 -0.5 0.5 0.6 0.15 ろ L型プレート(釘打ち) ⑥⑦ は 4.0 0 0.5 0.6 1.40 に 羽子板ボルト ⑧ ろ 2.0 0.5 0.5 0.6 0.65 ろ L型プレート(釘打ち) ⑨ ろ 2.0 -0.5 0.5 0.6 0.15 ろ L型プレート(釘打ち) ① ぬ 4.0 0 0.8 2.0 0.5 0.8 1.0 4.20 り 引寄せ金物(25kN) ② と 4.0 0 0.5 2.0 -0.5 0.5 1.6 1.15 に 羽子板ボルト ⑥⑦ と 4.0 0 0.5 4.0 0 0.5 1.6 2.40 と 引寄せ金物(15kN) ⑧ ろ 2.0 -0.5 0.5 2.0 0.5 0.5 1.6 0.40 ろ L型プレート(釘打ち) ⑨ ろ 2.0 0.5 0.5 2.0 -0.5 0.5 1.6 0.40 ろ L型プレート(釘打ち) A2 A2の 補正値 B2 L1 L2 24 柱のN値に対応する接合金物 25
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