総合学科における全員履修科目 としての「情報」の取り組み -教科情報必修化にさきがけて- 兵庫県立伊丹北高等学校 佐藤 勝彦 総合学科の特色 • 多彩な選択科目 – 1人1人の時間割 • 新学習指導要領の先取り(原則履修科目) – 情報に関する基礎的科目(教科情報) – 産業社会と人間(総合的な学習の時間) – 課題研究(総合的な学習の時間) 情報関連の選択科目 • • • • • • 新カリ 専門教科「情報」 情報基礎(1年次全員履修) プレゼンテーション演習(情報と表現) 電子表現(マルチメディア表現) プログラミング(アルゴリズム) パソコン技術 メカトロニクス演習 生徒の実態(アンケート調査) Q 家にコンピュータがありますか 23% 14% 自分で持っている 家族が持っていて使 わせてもらえる 家族が持っているが 使えない 家にない 4% 59% H13年度1年次生240名対象 5月実施 生徒の実態(アンケート調査) Q 自分用の携帯電話等を持っていますか 20% 持っている 持っていない 80% H13年度1年次生240名対象 5月実施 生徒の実態(アンケート調査) Q メールアドレスを持っていますか 12% 持っている 持っていない 88% H13年度1年次生240名対象 5月実施 生徒の実態(アンケート調査) Q 電子メールを使っていますか 17% よく使う ときどき使う 15% 68% 使っていない H13年度1年次生240名対象 5月実施 生徒の実態(アンケート調査) Q 中学校の授業ではコンピュータをどの程度使ってい ましたか 6% よく使っていた 26% まあまあ使っていた 68% ほとんど使わなかっ た H13年度1年次生240名対象 5月実施 生徒の実態(アンケート調査) Q 中学の取り組み内容 お絵描き ワープロ 時間をかけて 取り組んだ 音楽 プログラム 体験したこと がある 写真 ホームページ 取り組まな かった 表計算 ロボット 0% 20% 40% 60% 80% 100% H13年度1年次生240名対象 5月実施 全員履修「情報基礎」の方針 • 今後の学習の基礎となる能力の育成 • 「産業社会と人間」との連携 • プレゼンテーション能力重視 「情報基礎」の内容 1学期 コンピュータの基本操作 ワープロによる文書作成 インターネットからの情報収集 進路学習と科目選択 2学期 ウェブページの作成 プレゼンテーション マルチメディア・コンテンツの加工 3学期 表計算 マルチメディア・コンテンツの加工 作品制作 産 業 社 会 と 人 間 「情報基礎」の内容 産業社会と人間 1学期 コンピュータの基本操作 2分間スピーチ 将来は時間を減らす ワープロによる文書作成 スピーチ原稿作成 進路学習と科目選択 進路学習 コンピュータ支援による選択指導 インターネットからの情報収集 情報の収集とワープロによる整理 自主体験学習 「情報基礎」の内容 2学期 ウェブページの作成 タグによるレイアウトの技法と webによる体験の共有化 産業社会と人間 自主体験学習 ディベート 進路校外学習 プレゼンテーション 発表で情報を伝える 企画・準備・班発表・組発表 画像・音声の加工 プレゼンの彩りと時間数調整 進路校外学習 発表会 「情報基礎」の内容 産業社会と人間 3学期 表計算 入門書をもとに自学自習 アンケート集計のために マルチメディアコンテンツの加工 3DCGやDTM 産社のまとめ 作品制作 各自でテーマを設定 発表会準備も 総合学科 発表会 「産業社会と人間」との連携の意味 • 「情報基礎」が必要とするもの – 現実と結びついた素材・題材 • 「産業社会と人間」が必要とするもの – 手法の指導 – 機器を使用する環境と時間 もうひとつの取り組み プレゼン中心の教材提示 ノートの採りにくい授業 記録しやすい資料の必要性? メモを採る能力が低下していないか? メモを採る能力をつける授業へ転換 メモを採る能力は情報活用能力 学習記録を残す→ポートフォリオ 今後の課題 • 普通教科「情報」への移行 – 指導要領に沿いつつ他教科との連 携を実現できるか • 授業形態の抜本的な組み替え – 実習100%から実習30%以上へ コンピュータ支援による 科目選択指導 • 多様な科目 • 多様な進路希望 • 複雑な選択条件 目標は科目選択の問診エキスパートシステム
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