濃尾地震の概要と被害 02T3084J 村知 朋和 濃尾地震の概要 明治24年(1891)10月28日、 岐阜・愛知両県を中心に起きた大地震。 マグニチュード8.4で、死者7,27 3名に達した。 濃尾平野では,震源地や断層線沿いか ら遠く離れていたにもかかわらず,軟ら かい地盤にともなうゆれ方と関係して被 害が大きくなり,建物ばかりでなく交通 機関や河川の堤防などにも甚大な被害が 及んだ。 濃尾地震の爪跡 ・大断層の出現 ・全壊家屋、山崩れ ・西洋直輸入の煉瓦建てのもろさ 濃尾地震により岐阜県揖斐郡根尾村水鳥(みどり)に 生じた断層(根尾谷断層) 現在の根尾谷断層 平坦だった根尾川河床が上下方向に最大6mずれた。 畑の境界に植えられた お茶の木に見られる左ずれ屈曲 最大8mのずれが生じた。 濃尾地震による建物の被害 枇杷島町人家倒壊実景。 全壊建物14万棟という大被害が生じた。 根尾谷 板所の山崩れ 名古屋をはじめ都市部では文明開化の象徴ともいえる 洋式の煉瓦建造物の被害が目立った。 煉瓦建築の被害で有名なのは、明治20年 に新築さ れたばかりの名古屋郵便電信局という本格的様式建築が 崩れたことです。これは佐立七次郎(さたち しちじろ う)という工部(こうぶ)大学校造家(ぞうか)学科 (東大建築の前身)第一回卒業生が設計した赤煉瓦むき 出しの2階建でしたが、地震で大破(宿直など3名死 亡)し、竣工後わずか4年で取りこわされました。 その他の被害 長良川鉄橋の被害
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