光線追跡 y x • Snellの法則を用いて光線の軌跡を計算 1. 光線と界面の交点の座標を求める 2. 光線と界面のなす角を求める 3. 射出する光線の方程式を求める の繰り返し 光軸と光線を含む面が 存在する場合 • 光軸を通る面内に光線がある場合 – 屈折された光線もまた面内にとどまる – 平面上で考えることが出来る – 参考 http://www.astrophotoclub.com/kousentuiseki/tuisekisiki.htm • 光軸を通る面内に光線がない場合 – 計算が複雑 – コマ収差や非点収差の解析に必要 光線追跡の計算法(1例) 光軸を含む平面に光線が乗る場合 各変数の関係 r s-r n sin i n sin i (1) 屈折の式 r sin i ( s r ) sin u (2) 3角形の高さ(上の赤線) r sin i ( s r ) sin u (3) 3角形の高さ(上の赤線) u i u i (4) 角の関係 h r sin (5) 入射高 既知の値 ・入射光線は u と s(交点距離)で表される ・面は r(曲率半径)と n, n’ (屈折率)表される ==> u, s から u’,s’ を次々求める 計算手順 順に計算する s r sin i sin i sin u r n sin i n u u i i s r sin i sin u r (2)式から入射角の計算 (1)式から出射角の計算 (4)式から光線の向きを計算 (3)式から交点距離を計算 例外処理 y i φ x • 入射光が光軸に平行 i=φ であるため – 式(5)より sin i = h / r を式(2)のかわりに使う – 式(4)では u = 0 • 界面が平面 – R =∞であるため i = -u を式(2)のかわりに使う – 式(3)のかわりに s sin u = s’ sin u’ で s’ を計算 レポート課題 • このレンズに関し,様々な入射高 h について光 線追跡し,球面収差のグラフを得よ. – Cプログラム – Excel – など道具不問.
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