2007年度 長岡オープンハウス クロマキー合成 小山高専 電子制御工学科4年 針谷 尚裕 実験目的 MATLABの基本操作を理解する。 画像・動画のクロマキー合成を行う。 実験概要 クロマキーとは 画像から特定の領域を抽出する手法の一つ 特定の色情報をキーとして抽出 今回は、人物を抜き出して背景と合成する 実験方法 クロマキー合成の手順 ①合成する画像を選択 ②閾値設定 ③マスク作成 ④マスク処理 ⑤合成処理 ①合成画像の選択 人物画像 背景画像 ここで、人物画像は背景を青で撮影する。 RGB色空間 ②閾値設定 YCbCr変換をし、Cb成分を使用する。 160 50 150 100 140 150 200 130 250 120 300 110 350 400 100 450 100 200 300 400 500 600 今回はCb成分の平均を求め、その値を閾値とする 90 ③マスク作成 人物 マスク 背景 マスク 閾値を用いてマスクを作成する ④マスク処理 人物 マスク処理後画像 背景 マスク処理後画像 元の画像を作成したマスクを用いて処理する ⑤合成処理 合成処理した画像 マスク処理した2枚の画像を足し合わる 実験結果 2枚の画像の合成 動画の合成 3枚の画像で合成 モザイク処理した合成画像 モザイク処理後画像 モザイク処理前画像 工夫した点 閾値を平均で求めた 画像が変わっても、処理可能 写真撮影時に、画像合成を考慮した 1.影の影響を少なくした 2.手ブレがないようにした 考察 人物の輪郭がギザギザになるときがある LPFをかければ、画像の平滑化ができる 服が青系だと人物の体が消えてしまう 閾値を厳密に設定する 背景の色を変更する 動画に合成処理を施すと、処理が遅くなる プログラムをできるだけ高速化する 静止画、動画のクロマキー合成ができた まとめ MATLABの基本操作を習得できた クロマキー合成の基本を理解し、合成画像・動画の 作成ができた 今回のオープンハウスは、自分の今後の研究に役 立つものでとても有意義なものだった
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