特別支援学校と高等学校の職業生活における連携事例 -都道府県、政令市担当指導主事からの情報より- ○農業グループが、近隣の高等学校の園芸デザイン科の農場で、地域産業であるブド ウの剪定などの実習。 ○ホームヘルパー2級の資格取得のため、近隣の高等学校での授業に参加。 ○県立高等学校の福祉コースの授業に参加して一緒に介護の勉強。 ○高等学校を会場にしたヘルパーの講習会に参加し資格を取得している。 ○溶接技術講習を受ける前に、毎年県立高校で道具などを借り、高校の教師に試験に 向けての実技講習を受ける。 ○専門高校との連携-農園芸班:野菜の苗植え、収穫、食品加工班:枝豆アイス作り、 バイオ技術の指導を受け、基本的な技術(株分けや成長点採取等)を身につける。 ○高校との連携-フォークリフトの操作等の資格(工業高校での実習)、ヘルパー資格 (高校健康福祉コースでの授業)、農業実習(農業高校:現場実習としての位置づけ)、 介護実習(福祉科を設置する高校) ○県立実業高校と作業を、ジュース、絞りかす肥料等の施設設備及び技術的な支援協 力を得ながら進めている。 ○特別支援学校進路担当者の連絡会に通信制高校、高等専修学校進路担当者オブ ザーバーが参加し、情報を共有している。 いくつかの県教委の指導主事から -職業教育・就労支援の取組- ・就労している卒業生等を講師として招聘し、生徒及び保護者を 対象とした研修会を実施 ・校内の組織体制を整備し、教師間の相互の連携を図るために 進路指導マニュアルや研修会・伝講会を設けて共通理解促 進 ・職業自立・職業技能・生活支援・基礎技術というように教育課 程を類型化し、個々の進路希望に応じたきめ細かな教育を実 施 ・雇用が期待される職域を踏まえた作業種目の導入 ・県教育委員会と特別支援学校校長会が連携した、職業コース・ 職業学科の設置、作業学習等の教育課程の見直しなどに関 する研究協議を実施 ・県教育委員会、県庁内の障害福祉課、労働政策課での知的障 害のある生徒の現場実習の受け入れ ・就職未決定者への実行ある就職支援を行うため、県立特別支 援学校7校に学校就職開拓支援員を設置 ・障害者就労支援アドバイザーの活動を県立特別支援学校で実 施 ・特別支援学校就労支援総合事業として、現場実習を推進する とともに、現場実習を推進するとともに、就労サポーターを知 的障害特別支援学校に11名配置し、総合的な就労支援を実 施 ・県内3ブロック、東部、中部、西部に各一人ずつ雇用や就業支 援に経験のある者を就労サポーターとして雇用し、進路開拓 等にあたることにより卒業予定者の就労の促進、ブロックごと に「就業支援説明会」を開催 ・厚労省の「特別支援学校と連携しての早期委託訓練」を活用 ・障害者就労支援基盤整備事業を活用しながら、職業安定所と 連携し、企業見学実施している。 ・進路指導主事連絡協議会における各校の取組や労働局関係 者との情報交換 ・障害者雇用に係る各関係団体との連携を図るための「県障害 者雇用・就業支援ネットワーク(県レベル)」において、就労支 援情報の提供や活用について協議 ・地域レベル(県民局)の「地域障害者雇用・就業支援ネットワー ク」に特別支援学校が構成員として加わり、事業所見学会や 事業所面接会など、関係機関と連携 ・労働局、ハローワーク、障害者職業センター、就業・生活支援 センターなどとの連絡調整会議に出席し、意見や情報の交換 ・就労支援に向けて、ハローワークと連携会議を実施 ・特別支援学校への就労支援セミナーを県内のいくつかの管内 の職業安定所で各1回実施
© Copyright 2024 ExpyDoc