中国の水郷「烏鎮」 における水質浄化の課題と対策 烏鎮プロジェクト2004 NPO法人 日中環境経済中心 浙江省烏鎮鎮の位置 幹線から西へ約30㎞ 上海⇔杭州 約180㎞ 主要国道・高速道路が通っている 中華人民共和国 浙江省桐郷市烏鎮鎮 東洋のベニスとも称されている水郷の里 APEC会議場になったことで世界に認知 観光スポット化 世界遺産登録目指す ■烏鎮ひと口メモ■ 地積:約13.5 k㎡ (うち保護区3k㎡弱) 生活者:約10,000人 うち保護区約600人 観光客:日平均2,000~3,000人 ピーク時20,000人 ■運河 烏鎮の景観 ■街並み ■藍染工房 ■地酒酒蔵 世界遺産登録のために・・・ 烏鎮の政策の3本柱 ■環境の保全(次へ・・・) ■文化財の保護 ■文化の保護 ■烏鎮の文化財 烏鎮の「環境の保全」への施策 ■水環境の保全(次へ・・・) 生活排水対策・汚染企業対策・外界河川対策 ■大気の浄化 燃料転換・油煙対策・緑化事業 ■液体・固体廃棄物対策 生ゴミ対策と処理技術への対応 生活排水・し尿排水への対応 <烏鎮の緑化事業> <烏鎮のゴミ分別> 烏鎮の「水環境の保全」への 私たちの取組み ■運河の水質浄化への対応(次へ・・・) ■生活系排水汚濁負荷への対応 ■運河と外界河川への対応 ■烏鎮の下水道 (基本的に地下浸透?) ■厨芥ゴミ等の河川投棄 ■運河水のポンプアップ (飲食店・生活者・観光客) (水質汚濁防止のため?) 烏鎮運河と外界河川の水の様子 水門 運 河 外界河川 運河の水質浄化の対応のために <現状の把握が必要> ■水の質と量 *水質の分析 *流入口の調査 ■堆積物の質と量 *好気性細菌か嫌気性細菌か? *深層調査 ■廃棄物の質と量、処理方法 *液体廃棄物・固体廃棄物の調査 運河の水質浄化の対応のために <現状把握するための調査イメージ> 生活排水 し尿排水 廃棄物 複数調査地点 表層 水の層 中層 低層 汚泥層 量と質 D O 調 査 運河の水質浄化の問題点 <運河が閉鎖水域である> 運河に比べ外界河川が汚れている 横の循環から縦の循環へ 運河の水質浄化と縦の循環 <縦循環のイメージ図> 自然系濾材 例:竹炭 地下浸透濾過 汚水汲み上げ 烏鎮環境保全対策での取組みの提案ポイント ●出口管理ではなく入口からの対応 ●問題の移転ではなく地域循環型の対応 ●短期一過性ではなく長期的視野での対応 ●自然浄化機能に機械技術が補完した対応 実現に向けての具体的取組み ◆鳥鎮関係者と日中環境経済中心とで環境保全対策 共同プロジェクトチームを設立 2005年度、予算化・調査計画・施策提案・契約締結 2006年度以降、計画施策実施・評価・報告 参考:知っておきたいこと 中国に適合した環境技術とは・・・ 問題点 ●製品のシリーズ化が不十分 ●自動化の技術レベルが低い ●設備・製品の性能が不安定 ●標準化への対応が弱い 要 求 ●コストパフォーマンス ●シンプルな機能 最後に・・・ 烏鎮プロジェクト = 地域づくり 観光客と一体となった取組みが求められる サスティナブルな観光と制度づくりが必要 結果 鳥鎮にインセンティブをもたらす
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