p-h(モリエ)線図 (R-22) 蒸発温度-15℃,凝縮温度30℃,過熱度5℃,過冷却度5℃ 冷凍サイクル • 冷凍機のCOP r qL l h1 h4 h2 h1 • 質量流量,冷凍能力 V0 G , R GqL v1 ちなみに蒸発潜熱は2,254kJ/kg • 冷凍トン 13,864kJ/h (24hで水1トンを氷) – 氷の融解潜熱 79.58kca/kg=333kJ/kg 練習問題,前問のつづき 1.冷媒1kgあたりの凝縮器での放熱量 2.冷媒1kgあたりの蒸発器での吸熱量 3.冷媒1kgあたりの圧縮に要した仕事 4.1冷凍トンあたり,圧縮機が吸入すべき冷媒量 (kg/h と m3/hで答えよ) 5.1冷凍トンあたりの圧縮機の所用動力 6.COP(動作係数,成績係数と呼ぶこともある) 7.逆カルノーサイクルのCOP 8.カルノー効率←7.と6.の比 9.ヒートポンプとして利用したときのCOP 演習問題 図説応用熱力学(オーム社)例題 3-1より 作動流体として冷媒-134aを 用い,0.14 MPaと0.8 MPa の間で理想的な蒸気圧縮 サイクルで運転される冷凍 機がある.冷媒の質量流量 を0.05 kg/sとするとき, (a)冷凍空間から単位時間あ たりに除去される熱量と圧 縮機への入力動力 (b)環境に排出される熱流量 (c)この冷凍機の成績係数を 求めよ.(別表参照) 冷媒に求められる条件 • • • • • • • • 蒸発圧力が大気圧よりも少し高い そのときの蒸発温度が低い 常温の水や空気で容易に液化しやすい そのときの凝縮圧力が高すぎない 蒸発潜熱が大きい 物理化学的に安定 毒性がない 安価 • 自然冷媒 冷媒の種類 – アンモニア,炭化水素系(C3H8など) • 人工(フロン系) – 塩化フッ化炭素類 CFC-11(特), CFC-12(規)(R-12), CFC-13(特) – 塩化フッ化炭化水素類 HCFC-22 (R-22) ←RはRefrigerant – フッ化炭化水素類 HFC-** – フッ化炭素類 FC-** モントリオール議定書(1987.9) – CFC特定フロンの規制 締結国会議(1992) – CFCの1995,HCFC-22の2020までの生産全廃 冷媒 代替フロン 冷媒の選択 • ある目的のために冷媒を選択するとき,あなたはどのよう な特性の冷媒を探すか? • 作動流体としてR-134aを用いる冷凍システムを考える.こ の冷凍機が30℃の環境のもとで運転される時,冷媒が圧 縮されるべき最小の圧力は? • 冷凍空間を−10℃に保つためにR-134aを用いる冷凍機 がある.この冷凍システムの蒸発器の圧力として,あなた は0.10MPaと0.13MPaのいずれを推奨するか? • 25℃の環境に熱を放出しながら冷凍空間を −10℃に保つために,R-134aを用いて理想的な蒸気圧縮 冷凍サイクルで運転される冷凍機がある.蒸発器と凝縮 器の適切な圧力を選び,その値を選択した理由を説明せ よ.
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