情報コミュニケーション入門

情報コミュニケーション入門
表計算ソフト
データベース機能
オープンデータの利用
情報コミュニケーション入門
表計算ソフトのデータベース機能
2015年度版
情報コミュニケーション入門
2
練習用ファイル

練習用のファイルを
http://members.jcom.home.ne.jp/masash
i777/jc2015.html
からダウンロードしてください
2015年度版
情報コミュニケーション入門
3
表計算ソフトの機能

データベース機能





知っておきたい
基本機能
データ分析/数値シミュレーション



並べ替え
フィルター
ピボットテーブル
LOOKUP系関数/データベース関数
「分析ツール」
「ソルバー」
分析ツールとし
ての応用機能
プログラミング機能

マクロ
2015年度版
情報コミュニケーション入門
4
データベースとは

DATA(データ)を保管・更新・検索しやすい形式
で電子化したBASE([情報の]発信基地)


闇雲に収集しただけのデータ集ではない
データベース管理のためのソフトウェア
(DBMS: DataBase Management System)


一元管理によるデータの保証・高速な検索・複雑な検
索・確実なデータ更新・アクセス制限による信頼性
実習室では,Microsoft AccessとOpenOffice Baseが
利用可
2015年度版
情報コミュニケーション入門
5
データベースの例








IDとパスワード
パソコンOS
Webページ
図書検索
住所録
電話帳
家計簿
預貯金通帳
2015年度版


戸籍・住民票
蔵書リスト・CDリスト
などなど
情報コミュニケーション入門
6
データベースのデータモデル

階層モデル



網(ネットワーク)モデル



データ間に親子関係を想定し,階層的な構造で示す
親は複数の子をもてるが,子は一つの親のみ
依存関係をネットワーク構造で示す
データは互いに対等
関係(リレーショナル)モデル


Excelで利用可能なタイプ
2次元の表形式で表す
表と表との間に関連付け(リレーション)が可能
2015年度版
情報コミュニケーション入門
7
関係データベースの構造

表(テーブル)形式


論理的構造が比較的単純
データ項目(フィールド:列)の集まり→レコード:行
フィールド
レコード
名前
2015年度版
年齢
性別
情報コミュニケーション入門
所属
8
Excelにおけるデータベース機能

正規化された「表」に有効


フィルター


指定された列(フィールド)の内容によって行(レコード)の順序を変更す
る
ピボットテーブル


条件に合致する行(レコード)のみを表示させる
並べ替え


結合されたセルがなくすべての行・列にデータが埋まっている状態
単純集計/クロス集計
LOOKUP系関数群/データベース関数

表引き
2015年度版
情報コミュニケーション入門
9
正規形と非正規形(1)
A
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
B
アーティスト
Spectrum
小田和正
アルバム
SPECTRUM SUPER REMIX 1991
BETWEEN THE WORD & THE HEART
反復項目
の省略
MY HOME TOWN
2015年度版
C
曲名
In the Space (Super Remix)
TOMATO IPPATSU (Live Power Mix)
YOAKE (Dancing Mix)
F・L・Y (1991Mix)
Sunrise (Hyper Mix)
Act-Show (Super Remix2)
a song of memories
僕の贈りもの
静かな夜
I Miss You
一枚の写真
誇れるのはたゝ゛
in the city
Between The Word & The Heart -言葉と心ためらわない、迷わない
moon river
そのままの君が好き
またたく星に願いを
Come on
渚 ふたりで
風の坂道
だからブルーにならないで
今はきかない
それとも二人
let me hold you baby
my home town
情報コミュニケーション入門
非正規形
•
•
まとまりを把握するに
向いている
反面,データ検索な
どには向かない
行によってはデータの
ない項目(列)がある
10
正規形と非正規形(2)
A
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
アーティスト
Spectrum
Spectrum
Spectrum
Spectrum
Spectrum
Spectrum
小田和正
小田和正
小田和正
小田和正
小田和正
小田和正
小田和正
小田和正
小田和正
小田和正
小田和正
小田和正
小田和正
小田和正
小田和正
小田和正
小田和正
小田和正
小田和正
小田和正
B
アルバム
SPECTRUM SUPER REMIX 1991
SPECTRUM SUPER REMIX 1991
SPECTRUM SUPER REMIX 1991
SPECTRUM SUPER REMIX 1991
SPECTRUM SUPER REMIX 1991
SPECTRUM SUPER REMIX 1991
BETWEEN THE WORD & THE HEART
BETWEEN THE WORD & THE HEART
BETWEEN THE WORD & THE HEART
BETWEEN THE WORD & THE HEART
BETWEEN THE WORD & THE HEART
BETWEEN THE WORD & THE HEART
BETWEEN THE WORD & THE HEART
BETWEEN THE WORD & THE HEART
BETWEEN THE WORD & THE HEART
BETWEEN THE WORD & THE HEART
MY HOME TOWN
MY HOME TOWN
MY HOME TOWN
MY HOME TOWN
MY HOME TOWN
MY HOME TOWN
MY HOME TOWN
MY HOME TOWN
MY HOME TOWN
MY HOME TOWN
2015年度版
正規形
C
曲名
In the Space (Super Remix)
TOMATO IPPATSU (Live Power Mix)
YOAKE (Dancing Mix)
F・L・Y (1991Mix)
Sunrise (Hyper Mix)
Act-Show (Super Remix2)
a song of memories
僕の贈りもの
静かな夜
I Miss You
一枚の写真
誇れるのはたゝ゛
in the city
Between The Word & The Heart -言葉と心ためらわない、迷わない
moon river
そのままの君が好き
またたく星に願いを
Come on
渚 ふたりで
風の坂道
だからブルーにならないで
今はきかない
それとも二人
let me hold you baby
my home town
情報コミュニケーション入門
•
反復データが生じる
反面,データ検索や
加工に向く
どの行もすべての項
目(列)がデータで埋
まっている
11
フィルター

列に含まれる内容に応じて,行の表示・非
表示を制御


正規化された表が前提
[データ]リボン→[フィルター]
プルダウンメニューで制御
複数列で指定するとすべての条件を満たす行を抽出
2015年度版
情報コミュニケーション入門
12
並べ替え

列に含まれる内容の順序に応じて,行全
体を並べ替え

キーとなる
列の追加

正規化された表が前提
[データ]リボン→[並べ替え]
キーとなる列の指定
2015年度版
順序の指定
情報コミュニケーション入門
昇順:下の方が大
降順:上の方が大
13
その他の機能

作業の効率化

表示の分割と固定



列や行の一部を固定
スクロール時にも列名や行名を常に参照
手順


2015年度版
シートの左上(A1)の場所に移動
[表示]リボン→「ウィンドウ」の「分割」→分割線をド
ラッグで移動→「ウィンドウ枠の固定」
情報コミュニケーション入門
14
ピボットテーブルによる集計

グループ別に分類し
て,その数や数量デ
ータの合計・平均など
を算出


列名をドラッグ
して集計内容を
指示
正規化された表が前
提
[挿入]リボン→[ピボッ
トテーブル]
2015年度版
情報コミュニケーション入門
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LOOKUP系関数による表引き

VLOOKUP関数の場合

参照元のデータ(データベース)の準備



正規化された表が前提
キーとなる列が左端となるように配置
参照側での使い方

2015年度版
VLOOKUP(検索値,
データベースの範囲,
一致した行から取り出す列の位置,
検索の方法)
情報コミュニケーション入門
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情報コミュニケーション入門
オープンデータの利用
2015年度版
情報コミュニケーション入門
17
オープンデータ

ITやインターネットの普及

IT革命/電子政府/e-Japan構想



2000年頃より
情報公開の一環として統計データ等の配信開始
民間活用を意図した公開・利用条件の緩和
政府統計などを一元化


省庁別の公開データ→集約・形式等の標準化
政府統計のポータルサイト
http://www.e-stat.go.jp
2015年度版
情報コミュニケーション入門
18
統計データの検索

検索の手順



主要な統計から探す
政府統計全体から探す(府省別/統計分野別)
キーワードで探す
2015年度版
情報コミュニケーション入門
19
検索の実際

テーマの例

「大都市圏への人口集中」


大都市圏とそれ以外の比較~都道府県別人口
「集中」→変化していることが想定されている


「均一」ではないことを示す


「人口密度」による比較/人口+面積(可住地面積)
「少子高齢化」


複数時点のデータ(たとえば現在と20年前)
年齢(3区分)・複数年次
「所得の格差」

2015年度版
地域・性・年齢・職業・職種・地位
情報コミュニケーション入門
20
データの提供形式

提供形式

Excel


CSV(Comma Separated Values,テキストデータ)


Excel以外の統計ソフトでも利用できる形式
PDF(Portable Document Format)


手軽だが,印刷出版を意識したレイアウトになっていることが多いた
め不要な列・行が多く,データとして利用する際には整形が必要
文書データの形式なので加工が困難
DB(データベースによる検索)


2015年度版
必要な項目をカスタマイズできる
ダウンロード形式はCSVが無難
情報コミュニケーション入門
21
Excelデータの整形のポイント

望ましい形式に近づける





整形前に元のシートを「コピー」で温存しておく





グラフにしやすい
データの並べ替えやフィルタによる選択がしやすい
ピボットテーブルで処理しやすい
→列・行とも項目が1行あるいは1列に集約された形
不用意な整形によるデータの消失に対処できる
(再度検索して入手する手間も省ける)
項目名の集約・省かれた項目名の補完
不要な(空白の)行・列の除去
合計欄などの行・列の除去(もしくは外側へ移動)
2015年度版
情報コミュニケーション入門
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整形の必要な例
行の高さを変えるためだけの無意味な空
行(「5行目」のこと!)
セル結合された
項目名
複数行に渡る項
目名
異質な項目の混
入(合計もこの位
置ではジャマ)
2015年度版
情報コミュニケーション入門
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整形の手順(一般的方針)

ワークシート自体をコピーして原本を温存



「書式」のリセット





「表示形式」→いったん「標準」に
「罫線」→いったんすべて削除(「罫線なし」に)
「塗りつぶし」→「色なし」に
「配置」→セル結合されたものを解除
セル結合を解除したことによるデータや見出しの補完


シート名で「右クリック」→「移動またはコピー」を選択→「コピーを作成する」にチ
ェックを入れて実行
コピーされたシートに切り換えて,シート名を適宜変更
「正規形」に近づける
集計行等の移動と無用な行・列の削除


「合計」は検算用に残しておく
無用な行・列の削除
2015年度版
情報コミュニケーション入門
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