情報ネットワーク 講義資料(後藤担当分) インターネットの歴史 今回の講義の内容は菅原先生(1)と一部が重複します。 これに限らず、重要な事項は講師の間で若干の重複が自然に生じます THE ARPA NETWORK SEPT 1969 1 NODE #1 IMP UCLA #1 HOST Sigma 7 この図は1ノードだけなのに 「ネットワーク」と呼んでいる 1 THE ARPA NETWORK DEC 1969 4 NODES 940 #2 SRI 360 #3 UCSB この図が一般に「最初 のARPAネット」と言わ れている構成図 #4 UTAH PDP 10 #1 UCLA Sigma 7 教科書p.49のAPRANETのことです。 2 AUP = Acceptable Use Policy • Use Policy であって User Policy ではない • 米国政府が運用するネットワークを商業的 に利用することを禁止していた • 具体的には、 商取引に利用すること、 宣伝を行なうこと • インターネットの商用利用は1990年以降 教科書p.10の記述「1990年代はじめ」の理由の一つ 3 米国のネットワークの変遷 1969 APRAnet 1972 学界で知られるようになる 1983 TCP/IPに切り替え 1984 ドメイン名の導入 1987 NSFnet 1990 ARPAnet運用停止 1995 NSFnet運用停止 1990, 1991 商用利用の開始 一部を残す vBNS スパコンセンター(5) 拡大 100 Internet2 • 1995年に政府が全面的に手を引き、民間に委ねる。 • 1996年に政府の関与が再開する。 4 米国 Internet2 http://www.internet2.edu/ By Douglas Van Houweling President & CEO Internet2 5 演習問題(解答を説明したばかり) 問題: 米国では新しいビジネスを考える人 が多いという。事実、今日のインターネット に関わるビジネスは米国で生まれたもの が多い。そのようなビジネスは、何故か米 国でも1980年代には全く存在しなかった。 これは、どのような理由によるものか。 この項の参考書:尾家、後藤、小西、西尾「岩波講座インターネット1 インターネット入門」岩波書店、p.180参照 全体の教科書の他に、各項目で参考になる文献を掲げる場合があります。 6 インターネットの利用者の数 利用者の数を直接に測定するのは難しい。接続しているホストを数える。 Jul 2007現在の 全世界の総数 489,774,269 その中でJP 33,333,228 (全体の約6.8%) これは、どのようにして測定するか www.isc.orgで「ドメインサーベイ」を調べる 上のグラフが不鮮明で不満な諸君は、ぜひISCを調べてみてください 7 情報ネットワーク(授業の進め方) • スケジュール表および講義資料 http://www.goto.info.waseda.ac.jp/ ~goto/infonet.html • スケジュールは、特に休講の予定が変更される 場合があります • 後藤・菅原担当分の教科書 竹下・村山・荒井・苅田「マスタリングTCP/IP入 門編・第4版」オーム社 • 参考書 後藤・外山「インターネット工学」コロナ社, 2007. 8
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