1033KB - 掛川市

公共交通あり方検討委員会
1
目
概要
所管課
都市整備課
TEL
21−1219
的
当市の地域公共交通については、毎年利用者が漸減している一方で、地域の要望に
応える形で新規にバス路線の開設を進めてきた結果 、地域公共交通を支える補助金は 、
増加が続いている。
これらの問題を解決するため、公共交通あり方検討委員会を設置し、財政的な観点
を重視しつつ、総合的に当市の地域公共交通を見直していくものである。
2
内
容
・地域公共交通の中核となっているバス事業を中心に見直しを進める。
・各バス路線の利用実態や収支状況などを調査することにより、客観的に公共交通のあ
り方を検討するものとする。
・当市の公共交通に関しては、これまで福祉や地域振興策としてバス路線の開設が行わ
れてきた。この委員会では、福祉や地域振興策としてのバスの果たす役割についても
確認し、その必要性を再検討する。
・デマンド交通や乗合タクシーなどの新たな公共交通手段も検討し、費用対効果の高い
地域公共交通を目指すこととする。
・詳細内容は、あり方検討委員会で詰めることとするが、各便の乗降調査、バス運転手
ヒアリング、先進情報の収集など、様々な視点から、当市の地域公共交通のあり方を
検討していくものとする。
3
進め方
・8月26日から、2ヶ月に1回程度の間隔で委員会を開催していく。
・平成22年度末をめどに報告をまとめる。
・最終報告を待たずとも実行可能な改善策は迅速に実行する。
掛川市公共交通あり方検討委員会 委員名簿
氏 名
役 職
備 考
1
根本 敏行
静岡文化芸術大学 教授
学識経験者
2
山本 巧
国土交通省 静岡運輸支局 運輸企画専門官
国運輸企画専門官
3
塚本 高士
静岡県企画部交通政策室 室長
県交通政策室長
4
長田 雅紀
掛川バスサービス(株) 支配人
交通事業者
5
小川 啓
ジーネット(株) バス事業部 執行役員
交通事業者
6
小長井智尚
しずてつジャストライン(株) 副部長
交通事業者
7
早瀬 公夫
掛川タクシー(株) 代表取締役専務
交通事業者
8
芳野 信行
城北小学校 教務主任
学校教育関係
9
夏目 正秀
社会福祉協議会 事務局長
福祉政策関係
10
山崎 文夫
老人クラブ連合会 副支部長
高齢者関係
11
岩崎はるみ
市民代表
大須賀区域
12
都田トシ子
市民代表
掛川区域
13
真野 正一
市民代表
掛川区域
14
宇田 富子
市民代表
大東区域
15
山本 君治
副市長
副市長
市・市教委関係部署
氏 名
役 職
備 考
釜下 道治
総務課 課長補佐
財政関係
深谷 富彦
福祉課 課長補佐
福祉関係
杉山 仁
学校教育課 課長補佐
通学バス関係
事務局
内山 宰年
経済建設部長
堀川 久史
経済建設部次長 兼 都市整備課長
栗田 博
経済建設部 都市整備課課長補佐
兼堀 裕之
経済建設部 都市整備課 交通政策係 係長
陸田 真宏
経済建設部 都市整備課 交通政策係
山田 拓郎
経済建設部 都市整備課 交通政策係
平成20年度 地域公共交通輸送人員
① 掛川市自主運行バス
単位:人
20年度
利用者数
19年度
利用者数
増減数
増減率
20年度
一日平均
20年度
一便平均
東 山 線
31,879
31,977
-98
-0.3%
87
5.6
粟 本 線
44,774
42,791
1,983
4.6%
123
5.8
居 尻 線
29,985
30,197
-212
-0.7%
82
5.4
倉 真 線
22,298
22,773
-475
-2.1%
61
3.2
桜 木 線
16,466
18,484
-2,018
-10.9%
45
2.6
循環バス 北回り
123,142
130,707
-7,565
-5.8%
337
17.8
循環バス 南回り
75,577
75,135
442
0.6%
207
10.9
掛川 中 横須賀線
21,449
20,345
1,104
5.4%
59
6.4
東 循 環 線
19,937
17,934
2,003
−
55
4.6
西 循 環 線
4,894
−
−
−
32
4.1
合 計
390,401
390,343
58
0.0%
1,070
6.9
合計(西除く)
385,507
390,343
-4,836
-1.2%
1,056
7.1
② 路線バス
単位:人
20年度
利用者数
19年度
利用者数
増減数
増減率
20年度
一日平均
20年度
一便平均
大 坂 線
285,439
301,115
-15,676
-5.2%
782
−
秋葉中遠線
512,751
545,507
-32,756
-6.0%
1,405
−
合 計
798,190
846,622
-48,432
-5.7%
2,187
−
③ 天竜浜名湖鉄道
単位:人
20年度
利用者数
天竜浜名湖線
1,624,464
19年度
利用者数
1,624,270
増減数
194
増減率
0.0%
20年度
一日平均
4,451
20年度
一便平均
−
平成20年度 地域公共交通収支状況
① 掛川市自主運行バス
単位:円
20年度
経常収益
20年度
経常費用
20年度
経常損益
経常損益
前年度増減
単位:%
20年度
収支率
東 山 線
7,589,404
16,633,526
-9,044,122
-1,426,145
45.6
粟 本 線
8,296,366
11,767,070
-3,470,704
-704,294
70.5
居 尻 線
9,121,337
23,493,605
-14,372,268
44,749
38.8
倉 真 線
5,123,131
18,018,230
-12,895,099
-1,342,077
28.4
桜 木 線
3,852,745
13,893,624
-10,040,879
-1,345,610
27.7
循環バス 北回り
9,878,834
21,127,358
-11,248,524
2,431,580
46.8
循環バス 南回り
7,357,743
18,162,211
-10,804,468
-516,986
40.5
掛川中横須賀線
6,430,000
27,309,000
-20,879,000
-1,513,000
23.5
東 循 環 線
4,749,918
19,991,586
-15,241,668
-975,414
23.8
西 循 環 線
967,082
10,889,669
-9,922,587
-9,922,587
8.9
63,366,560
181,285,879
-117,919,319
-15,269,784
35.0
合 計
※ 経常損失は市が負担。なお、21年度は15,621千円(見込み)の県費補助あり。
② 路線バス
単位:円
20年度
経常収益
20年度
経常費用
20年度
経常損益
経常損益
前年度増減
単位:%
20年度
収支率
大 坂 線
87,362,967
154,648,568
-67,285,601
−
56.5
秋葉中遠線
132,070,882
147,875,983
-15,805,101
−
89.3
合 計
219,433,849
302,524,551
-83,090,702
−
72.5
※ 国庫補助路線のため、乗降調査の結果に基づき、国庫及び県費で補助される。
③ 天竜浜名湖鉄道
天竜浜名湖線
単位:円
20年度
経常収益
20年度
経常費用
平成20年度
経常損益
443,664,000
676,100,000
-232,436,000
経常損益
前年度増減
23,265,000
単位:%
20年度
収支率
65.6
※ 天竜浜名湖鉄道経営助成基金の取崩しや、国の高度化事業補助金などの特別利益があるため、
「8/11駿河湾を震源とする地震」の課題について
所管課
交通防災課
TEL
21−1131
9/1に開催した総合防災訓練の中で、8/11に発生した「駿河湾を震源とす
る地震」に対する本部・支部のあり方及び自主防災会との連携について検証を行い
ました。
その時に出された主な検討課題は下記のとおりです。
(検討課題)
1
上水道の断水について
2
市職員への初動体制の確認と情報伝達方法について
3
同報無線の活用について
4
災害対策本部の情報共有化について
5
自主防災会との連携について
(対応策)
*9月29日に開催する防災体制検討委員会では、12月に開催する地域防災訓
練が訓練のための訓練ではなく、実践に即した訓練となるよう検討するととも
に、予想される東海地震時にスムーズな初動体制の確立・連携をテーマに掲げ、
検討を行います。
駿河湾を震源とする地震による掛川市内の被害状況
(平成21年8月31日
発
生
日
時
マグニチュード
場所及び深さ
17時現在)
平成21年8月11日(火)午前5時07分頃
6.5
(場所)駿河湾
北緯 34度47.1分
東経138度29.9分
(深さ)23km
震
度
災害対策本部
開 設 状 況
職員参集状況
被
害
人的
被害
物的
被害
震度5弱(三俣・西大渕)
午前5時40分開設
本部員
支部員(44広域避難所)
掛川市立病院
学校職員等
合 計
状 況
区
分
死
者
行 方 不 明
重 傷 者
中 等 傷 者
軽 傷 者
件 数
無
無
無
無
7名
計
家屋の全壊
家屋の半壊
家屋の一部損壊
7名
無
無
931棟
計
931件
4件
震度4(長谷)
市役所1階防災会議室
275名
207名
135名
185名
802名
状
況
・就寝中、額縁が頭部に落下(大坂地区:41歳女性)
・地震に驚いて外に出たところ、瓦が頭部に落下
(岩滑地区:91歳 女性)
・2名男性(足の切り傷、殿部打撲)
・3名女性(顔面挫傷、腰部打撲、小指挫創)
・屋根瓦の落下等
(掛川地区461棟
・ブロック塀倒壊
931棟
大東地区376棟 大須賀地区94棟)
4件(第一小学校区、、西山口小学校区、大浜中学校区、中小学校区)
区
分
路
道
*全路線とも
通行に影響なし
崖
崩
れ
火
災
茶 畑 地 滑 り
件 数
状
況
35件 ・県道掛川川根線大和田トンネル北側崩土(大和田地内)
・市道粟ケ岳登山道線2箇所で落石・崩土(東山地内)
・市道日坂東山線で道路陥没(大野地内)
・市道千石線で落石・崩土(倉真地内)
・市道千浜262号線で道路陥没(国浜地内)
・市道寺部団地南東線で道路陥没(三井地区)
・市道一番山北東西線で道路陥没(三浜地区)
・市道千浜西線で道路陥没(千浜西地区)
・市道千浜西幹線で道路陥没(千浜西地区)
・市道海洋公園線で道路陥没(国浜地区)
・市道二新田南北線で道路側溝被害(千浜地区)
・市道上の宮栃原線で崩土(原里地区)
・市道高松川左岸線で道路陥没(千浜地区)
・市道竜今寺右岸線で路肩陥没(浜野地区)
・市道竜今寺左岸線で路肩陥没(浜野地区)
・市道大野西山線で路肩崩壊(大野地区)
・市道海洋公園線で舗装沈下(国安地区)
・市道羽衣南線で舗装沈下(浜野地区)
・市道番場幹線で崩土(上土方地区)
・鳥久保北排水路で用水型柵渠アーム折れ(浜野地区)
・市道笠南道路で舗装沈下(浜野地区)
・市道三浜幹線で舗装沈下(三浜地区)
・市道三井幹線で舗装クラック(三井地区)
・市道堀切中線で舗装沈下(三井地区)
・市道三付南藪田線で柵渠破損(三井地区)
・市道新川西線で歩道隆起(東大坂地区)
・市道八ッ西線で舗装沈下(東大坂地区)
・市道堤ヶ谷東線で舗装沈下(上土方地区)
・市道西之谷線で舗装沈下(上土方地区)
・市道温土ノ谷線で舗装沈下(上土方地区)
・市道北田北線で集水桝破損(中方地区)
・市道中方宮裏線で路肩クラック(中方地区)
・市道雨垂線で舗装沈下(中方地区)
・市道佐束169号線で舗装クラック(高瀬地区)
・市道高塚神場子線で舗装クラック(中地区)
・市道前野東線で排水路の浮き上がり(千浜西地区)
・市道千浜西海の家線で道路亀裂(千浜西地区)
・市道宮裏耕作線で柵板のゆがみ(千浜西地区)
・市道宮裏東西線で水路一部破損(千浜西地区)
・市道溜場界線で舗装クラック(三浜地区)
・市道浜野中央北線で舗装クラック(浜野地区)
・市道浜野中団地東支線で舗装クラック(浜野地区)
・市道大東科学入口線で柵板土留破損(浜野地区)
3件 ・細谷(新田東組)住宅の裏山の崩土(建物への影響なし)
・上西郷の住宅の裏山の崩土(建物への影響なし)
・下垂木の住宅の裏山で崩土(建物への影響なし)
1件 コーニングジャパンにて火災発生(8時52分鎮火:けが人なし )
1件 ・上土方嶺向地先で茶畑地滑り
ライフライン
水 道
市内23,500世帯で断水
・大井川広域水道企業団からの送水停止
・市内6箇所の配水池で緊急遮断弁作動
(対応)
・市内の20箇所の広域避難所等で9時30分より給水車及び
応急給水水源による給水活動実施
(掛川地区8箇所)
掛川西高、掛川東高、掛川工業高、西中、東中、北中、桜が丘
中、栄川中、
(大東・大須賀地区7箇所)
大坂保育園、城東保育園、中小学校、佐束小学校、大浜中学校
大東支所、大渕小学校
(市内公園5箇所)
新知川公園、駅南公園、塩町公園、七日町公園、つくし会館
*復旧目処:3時半頃より通水開始
電 気
ガ ス
電 話
*上記は、8/31
8/11PM11時までの給水活動(8箇所)
掛川西高、掛川東高、掛川工業高、西中、北中、桜が丘中、
佐束小、大東支所
8/12AM6時∼PM1時 給水活動(4箇所)
掛川西高、掛川工業高、北中、桜が丘中
被害無し
被害無し
被害無し
17時00分現在の速報であり、今後数値が変動する場合があります。
新型インフルエンザ発生状況と対応について
所管課
TEL
保 健 予 防 課
2 3 - 8 1 1 1
1
国の状況
厚生労働大臣は、8月21日にインフルエンザの一医療機関あたりの患者報告数が
1.69となり、流行開始の目安とされる患者報告数が1.0を上回ったため、インフルエ
ンザの流行シーズンに入ったと報道発表しました。現在流行しているウイルスは、H
1N1で、新型インフルエンザウイルスとしています
2
市の状況
8月24日以降法改正に伴い、新型インフルエンザの届出が不要となったため、市内
の患者の全数把握ができなくなりました。
(1)県西部保健所管内
8月21日 一医療機関あたり 1.11となり流行期入り
以降、患者数が増加しています。
(2)市内の発生状況 (9月7日現在)
①発生数
保育園 3園
9名
幼稚園 1園
1名
小学校 10校
17名
中学校 6校
8名
計
20箇所
35名
②特徴
・重症例の報告はありません。
・小中学校の感染者は、夏休み中がほとんどでしたが、9月以降の感染は保育
園が中心となっています。保育園では、感染児の出席停止の指導をしていま
す。学級閉鎖は、保育園含め市内の小中学校ではありません。
・市内医療機関では、患者数の急増による混乱は聞かれていません。
3 対応
(1)現在の対応
①市民や企業に対して感染予防策、感染拡大防止策の情報提供をしています。
・手洗い、うがい、咳エチケットの徹底
・規則正しい生活と休養等の健康管理と健康観察の実施
・万が一感染した場合は、他の人にうつさないようにマスクの着用と適正な療養
と外出自粛
・季節性インフルエンザ予防接種の勧め
・医療、療養に対する相談対応
②支援を要する方の具体的対応策
・高齢者支援課・・・施設入所者の感染予防対策と感染拡大防止策、在宅感染者の
生活支援策
・福祉課・・・施設等との連絡調整及び対応
(2)今後の対応
①市役所業務の継続に必要な継続計画の策定準備
②H1N1対策マニュアルの再確認
掛川市における全国学力・学習状況調査3年間の概要
所管課
学校教育課
TEL
21−1156
過 日 、 文 部 科 学 省 か ら 平 成 21年 度 の 「 全 国 学 力 ・ 学 習 状 況 調 査 」 の 結 果 が
送付されました。掛川市教育委員会では、この3年間の調査結果の概要をま
とめました。
今後は、この「まとめ」に加え、「学校改善支援プラン策定委員会」によ
る詳細な分析をもとに、市独自の「学校改善支援プラン」やその「保護者
版」を作成し、今後の指導に生かしていきます。
市内の各学校では、子どもたちの「生きる力」を育むことを目指して「確
かな学力」「豊かな人間性」「健康・体力」の「知・徳・体」をバランス良
く育てることに努めています。
なお、この「全国学力・学習状況調査」の「教科に関する調査」の対象は、
国語と算数(数学)の2教科の、さらに数値化できる領域であり、「確かな
学力」の一部が調査されるものです。
※ 調査内容 ① 教科に関する調査(国語 算数・数学)
A.主として「知識」に関する問題
B.主として「活用」に関する問題
② 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査
※ 1 2 3は、原則として3年間を通しての結果を、考察したものである。
1 国語A、国語B、算数A(数学A)、算数B(数学B)の各平均正答率の総合計(400点満点)
小中学校とも各平均正答率の総合計は、3年間を通して県又は全国以上であった。
小学校 中学校
平成19年度
◎
◎
◎:平均正答率の総合計が県及び全国以上
平成20年度
○
◎
○:平均正答率の総合計が県又は全国以上
平成21年度
◎
○
△:平均正答率の総合計が県及び全国未満
2 小学校の教科に関する調査
〈小学校国語〉
3年間の小学校国語の合計(国語A+国語B)を県と全国と比較すると、平成19年度は
県及び全国以上であったが、平成21年度は県及び全国未満となった。
平成19年度
平成20年度
平成21年度
国語A 国語B
◎
◎
△
◎
◎
△
国語A+国語B
◎
○
△
◎:平均正答率が県及び全国以上
○:平均正答率が県又は全国以上
△:平均正答率が県及び全国未満
○学習指導要領の3領域1事項「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」「言
語事項」別に、3年間の平均正答率を県及び国と比較すると、「書くこと」が一番優
れている。(国語A)
●年度によって課題となる領域は異なり、平成20年度は「言語事項」(国語A)、平成
21年度は「読むこと」(国語B)に関する力が不足している。
〈小学校算数〉
小学校算数の合計(算数A+算数B)は、3年間を通してすべての年度で県及び全国以
上であった。
平成19年度
平成20年度
平成21年度
算数A 算数B 算数A+算数B
◎
△
◎
△
◎
◎
◎
○
◎
◎:平均正答率が県及び全国以上
○:平均正答率が県又は全国以上
△:平均正答率が県及び全国未満
○「図形」では、図形の定義や性質を理解して答える問題の正答率が全国
・県と比べておおむね高く、図形についての知識を活用する力に優れて
いる。 (算数A/算数B)
○分数と小数の入った計算の正答率が高く、分数と小数の関係を良く理解
ている。(算数A)
●グラフを読み取る問題の正答率が低く、グラフを見て必要な情報を取り
出す力が不足している。(算数B)
〈小学校 生活習慣・学習環境〉
「生活習慣」「学習環境」ともに全国や県の傾向とほぼ同じである。
〔生活習慣〕
○「家の人と普段、朝食を一緒に食べる」「今住んでいる地域の行事に参加している」
と答えた児童が多く、健全な家庭生活を送り、地域で大切に育まれている。
〔学習環境〕
○「国語の授業で目的に応じて資料を読み、自分の考えを話したり、書い
たりする」「算数の授業で新しい問題に出合ったとき、それを解いてみ
たいと思う」と答えた児童が多く、学校では積極的に授業に臨んでいる。
●「家でテストで間違えた問題について、間違えたところを後で勉強して
いる」と答えた児童が県及び全国に比べて少なく、家庭学習の充実が課
題である。
3 中学校の教科に関する調査
〈中学校国語〉
中学校国語の合計(国語A+国語B)は、3年間を通して県又は全国以上であった。
平成19年度
平成20年度
平成21年度
国語A 国語B 国語A+国語B
○
◎
◎
◎
◎
◎
○
○
○
◎:平均正答率が県及び全国以上
○:平均正答率が県又は全国以上
△:平均正答率が県及び全国未満
○古典の問題はおおむね平均正答率が高い。(国語A)
○学習指導要領「書くこと」の領域に関する問題の平均正答率が高く、
必要な情報を集め、目的に合わせ工夫して文章を書く力がついている。
(国語A/国語B)
● 3 年 間 共 通 の 課 題 は 見 あ た ら な い が 、 特 に 平 成 21年 度 は 「 言 語 事 項 」
の理解が不足している。(国語A)
〈中学校数学〉
中学校数学の合計(数学A+数学B)は、3年間を通して県及び全国以上であった。
平成19年度
平成20年度
平成21年度
数学A 数学B 数学A+数学B
◎
◎
◎
◎
◎
◎
○
◎
◎
◎:平均正答率が県及び全国以上
○:平均正答率が県又は全国以上
△:平均正答率が県及び全国未満
○ 図形に 関する問 題の平均正 答率が高く 、図形の性 質を良く理 解している 。
(数学A/数学B)
○学習指導要領「数と式」の領域では特に文字式や方程式の平均正答率
が高い。(数学A/数学B)
● 3 年 間 共 通 の 課 題 は 見 あ た ら な い が 、 特 に 平 成 21年 度 は 「数 と 式 」 の 領
域 の 、 比 の 意 味 、 正 と 負 の 数 に つ い て の 理 解 が 不 足 し て い る 。 (数 学
A)
〈中学校
生活習慣・学習環境〉
ほとんどの項目が県及び全国を上回っており、安定した「生活習慣」
好ましい「学習環境」である。
〔生活習慣〕
○県、国を大きく上回っているものは、「近所の人に会ったときは、あ
いさつしていますか」「学校に持っていくものを前日かその日の朝に
確かめていますか」「学校の規則を守っていますか」「今住んでいる
地域の行事に参加していますか」の4つである。中でも「地域の行事
に参加している」と答えた生徒は3年間にわたり、国及び県を大幅に
上回っている。
●「今住んでいる地域の歴史や自然について関心がある。」と答えた生
徒が県及び全国と同じように少ない。地域の行事に参加している生徒
が多い掛川市としては、地域の歴史や自然に生徒の目を向けさせるこ
とが課題の一つである。
〔学習環境〕
○「家で学校の宿題をしている」と答える生徒が多いなど良い学習習慣
が身に付いている生徒が多く、その成果が「中学校の教科に関する調
査」の結果にも反映されていると考えられる。