平成 2 2年度 東 温 市 学 校 評 価 (重 信 )報 告 会 【公開資料】 平成22年度 東温市学校評価報告会 平成23年3月11日(金) 東温市役所402会議室 ─────────────────────────────────────────────── 日程 (1) 開会のあいさつ・・・・・・東温市教育委員会 委員長 渡部 良温 (2) 学校評価結果の報告及び意見交換 ①北吉井小学校 ②南吉井小学校 ③拝志小学校 ④上林小学校 ⑤重信中学校 (3) 閉会のあいさつ・・・・・・東温市教育委員会 教育長 菅野 邦彦 参加者 No. 氏 名 所 属 等 1 渡部 良温 東温市教育委員長 2 平野 仁弘 東温市教育委員 3 遠富 英子 東温市教育委員 4 菅野 邦彦 東温市教育長 5 本田 隆彦 北吉井小学校長 6 大野 和徳 南吉井小学校長 7 上迫 博幸 拝志小学校長 8 三宅 威 上林小学校長 9 河野 健二 重信中学校長 10 近藤 結香 重信中学校(記録係) 11 中川 秀孝 東温市教育委員会事務局長 12 大野 直正 東温市教育委員会指導主事(事務局) 備考 ─────────────────────────────────────────────── 14時00分開会 ─────────────────────────────────────────────── 1 開会のあいさつ(教育委員長 渡部 良温) 1年間の締めくくりの忙しい時期にお集まりいただきありがとうございます。今日は、 学校の教育目標に沿ってどのようにできたかということを報告していただき、お互いの学 校で知り合うことと教育行政に生かすことができるようにしたいと思います。この評価は、 かなりの労力を要していると思いますが、これを最大限に生かすことが大切であると考え ていますのでよろしくお願いします。 1 【公開資料】 2 自己評価結果の報告及び検証 (1) 北吉井小学校 自己評価では、「早寝・早起き・朝ごはん、あいさつ、身だしなみ」などの基本的な 生活習慣の定着の項目で教職員の評価が低い。一方、保護者の評価では高くなっている。 教職員と保護者の意識が一致しているかというところも考えておく必要がある。保護者 の意見では、「挨拶の指導や服装・頭髪等の指導をしてほしい。」などもあり、家庭と 協力しながら指導をしていきたい。保護者の評価で低い項目は、学習面の「個に応じた 指導の充実」であった。保護者の意見には、「算数でプロセスを大切にした指導をして ほしい。」というものや「ノートを丁寧に見てくれている。」や「個に応じた指導をし てくれている。」というものがあった。来年度から1年生・2年生が35人学級になる のでありがたい。 学校関係者評価では、「個に応じた指導」と「自分の子どもにだけ応じた指導」とを 勘違いしているのではないかといった意見があった。「個に応じた指導」というのは、 一人ひとりを理解した指導と考えているので、「個を生かす教育」を進めていきたい。 また、「学校に対する要望が多すぎるのではないか。」という意見もあった。さらに、 「家庭で、社会性や我慢することを身に付けさせていない面があり、学校で指導しなけ ればならなくなっている。」という意見もあった。なかよし班の活動などを通して、社 会性や我慢する力も身に付けさせていきたい。 今後は、「携帯電話の問題に関する積極的な情報発信」「体力向上に関する『ITス タジアム』の積極的な参加」「ホームページや学校だよりを通じた情報発信」「幼児と の交流・三世代交流」「地域人材を生かした体験活動」「清掃活動の充実」「物を大切 に使う指導」等に力を入れていきたい。今後も学校・地域・保護者が一体となった「チ ーム北吉井」となるようにしていきたい。 【意見交換】 ○ PTAの会の保護者の参加率はどうか。 → 授業の参観者は廊下にあふれるほどの多さであるが、その後の懇談会は、参加者 が少ない。学級懇談会をもっと多くもってほしいという意見があり、3学期も行っ たが、参加者は少なかった。 ○ ITスタジアムとは具体的にどのようなものか。 → 県の事業であり、体力向上のためのプログラムである。特に費用はかからない。 ホームページ上に縄跳びなどのいろいろな種目について、県下の小学校で実施した 記録のランキングを載せており、何回でも挑戦ができるというものである。 南吉井小学校では、2年生の長縄跳びで県下の1位になった。武道館で表彰状も いただいた。 ○ 基本的な生活習慣については、昨年と同じ傾向であると思う。保護者の中にはそれ ほど重要視していない場合がある。データ等も提示して啓発することも大切であろう。 2 【公開資料】 (2) 南吉井小学校 1・2学期に自己評価を行った結果、教員の評価で高い項目は、「生徒指導体制の整 備」「いじめ・不登校対策の充実」「仲間づくり・集団づくり」「健康づくり」「登下 校の安全確保」の項目である。逆に評価が低いのは、「道徳教育の充実」「PTA活動 の活性化」「食に関する指導の充実」の項目であり、課題があると考えている。また、 保護者からは、「学年が上がるにつれて、自主勉強の意識が高くなっている。」「朝の あいさつがよくできている。」「楽しく学校通っている。」といった意見がある一方、 「あいさつができていない。」「下校中の態度が悪い。」「学級懇談会への参加率が低 い。」などの問題点も挙がった。また、50年前の卒業生・入学生を招いた卒業式・入 学式を行っていることが、特色ある学校づくりとして評価していただいた。 学校関係者評価委員会では、「基礎学力の充実」「個別指導の機会充実」「地域の方 へのあいさつ」「上級生の指示を聞こうとする態度の育成」「行事の精選による教員の 負担軽減」などが課題として挙がった。 今後は、「個人差に応じた指導の充実」「学校外でのあいさつの励行」「児童の心を ゆさぶる道徳の授業づくり」などを目指していきたい。また、保護者同士や保護者と教 員との人間関係づくりなどを意識して教育活動に取り組んでいきたい。 【意見交換】 ○ 学校だけでなく、PTAの方が力を入れてほしいことも多くあると思う。 ○ 50年前の卒業生・入学生を招待しているのはよいことである。 → 30年以上続いているよい行事である。卒業生は、退職後の方も多く、多くの参 加があり、同窓会のような形にもなっている。 ○ 以前は不審者情報が多くあったが、今はどうか。 → 1学期は、数件あったが、最近はあまり起こっていない。 ○ 集団下校は、時間を合わせるのが難しいのではないか。 → 週に1回は、全校での集団下校、通常は、学年での集団下校を行っている。保護 者や見守り隊の方にも下校時刻を知らせている。保護者や民生委員の方などに自主 的に見守りを行っていただき、感謝している。 (3) 拝志小学校 「笑顔あふれる学校づくり」を目指し、知・徳・体の充実を目指して教育活動に取り 組んできた。 学習指導で、1学期よりも2学期が向上した項目は、「基礎・基本の定着」「個に応 じた指導の充実」である。保護者の意見では、少人数で配慮の行き届いた指導ができて いるといった半面、行事が多く、学習が後回しになっているのではないかという意見も ある。算数科における校内研修の充実や朝の「拝志タイム」を利用した計算や漢字のミ ニテストを通して、基礎学力の定着に努めた。 生徒指導面で評価が高いのは、「いじめ・不登校対策」である。今年は、Q-Uを活 用し、研修の充実も図られたため、高い評価となった。しかし、保護者の中には、個別 3 【公開資料】 の問題で、厳しい意見もあった。これに対しては、今後も個に応じた対応をしっかりと 行っていきたい。 心の教育では、「仲間づくり・集団づくり」「命の大切さ」の評価が高い。保護者の 意見では、「1~6年生の仲がよい。小さな子にもやさしく接してくれている。」とい ったものがある反面、「人間関係がぎこちなくなると、修復が難しい。」といったもの もあった。「人権の花運動」で思いやりの心や責任感も培われた。 健康・安全教育では、登下校の見守り隊が毎日活動してくださり、感謝している。全 校給食や保護者の給食の試食などを通じて食育に関する啓発ができた。 家庭・地域との連携では、学校便りやホームページの更新でやや滞ってしまったとい う反省がある。今後は、双方向性のある情報発信を心がけたい。 学校関係者評価では、「少人数のよさを生かした教育活動の展開を今後もしてほし い。」「保護者も教師も子どもに手をかけすぎている面はないか。」「成果が上がった ことを目で見えるような形にするとよいのではないか。」「行事は多いが、それによっ て子どもが伸びる面もある。」「先生方が一生懸命頑張ってくれている。」などの意見 があった。 【意見交換】 ○ 拝志の子は、よく食べるが、どういった指導をしているのか。 → 全校給食で、各班が縦割り班になっている。下級生が上級生の姿を見習っていると ころがある。 ○ 評価書にある「元気モリモリ貯金 大作戦」というのは、どういうことか。 → 「朝ごはんを食べたか」「野菜を食べたか」「うんちをしたか」など5つの項目が あり、すべて行った場合は、1日に5ポイント入る。それを励みに親子で取り組んで いるものである。 ○ 保護者の意見で、「PTAの役員さんが頑張っている。」というところがあり、す ばらしいことである。 ○ 学校関係者評価で「親のモラルが欠如している。」という意見がある。どういうこ とか。 → 学校に要求ばかりせず、家庭で指導することが必要であるといったものであった。 ○ Q-Uについて、もう少し詳しく教えてほしい。 → 学級で子どもが「満足しているか」「孤立しているか」など、質問紙によって位置 づけがわかるものである。 ○ これからは、学級経営を学級担任だけでなく、全校で取り組んでいくことが大切で あると思う。 ○ 大規模校では、不登校対応の職員を市で配置していただきたい。 (4) 上林小学校 本校では、個に応じ地域に根ざす教育を基本にして取り組んでいる。 4 【公開資料】 学習指導では、児童の主体性を大切にして、教師が手をかけすぎないように配慮してい る。複式学級で授業を受けることを想定して、児童自身が司会を行い、自分たちで授業を 展開ができるように指導をしている。 生徒指導では、「いじめ対策ネットワーク向上事業」により、充実した対応ができたと 考えている。しかし、基本的な生活習慣の定着は不十分であり、より家庭と協力していか なければならないと考えている。あいさつでは、「あいさつ学校を目指そう」というスロ ーガンのもとに取り組み、少しずつ向上している。「Q-Uの活用」では、個人のことが よくわかり役立った。保育所や中学生との関わりも深く、松山城ウォークでは、中学生が 保育所の子の手をつないでいる姿も見られた。 健康・安全教育では、放課後こども教室も開設され、役立っている。食育では、養護教 諭の積極的な取組や拝志小学校との連携により、高い評価になった。 家庭・地域との連携では、地域ぐるみの行事等で本年度も高い評価であった。地域に甘 えることなく、信頼関係を今後も強くしていきたい。 学校関係者評価では、「学習内容の理解度や家庭での予習・復習の評価が低いことが気 になる。」「あいさつがよくなった。」などの意見が出された。あいさつがよくできるよ うになったことについては、校内放送で紹介し、称揚を行った。命の大切さ、周りの人へ の思いやり、感謝する心等についての充実を求める意見も出たが、学校行事等もからめた 総合的な指導を今後は行いたい。学校関係者評価委員会で野犬について話題が出たが、早 速、上林区で対応していただいた。学校関係者評価委員会では、保護者への指導も必要で あるといった意見も出た。 今年度は、学校便りをリアルタイムで発行し、情報提供に努めるとともに、学校経営に 対する理解も図っていった。また、意見の依頼を求め、ほめていただいた内容は、児童に も返している。運動会や学芸会では地域一体となったものであり、ありがたい。電子黒板 は、積極的に使っているが、参観日等でも利用したい。 【意見交換】 ○ 今年度、雪などの影響はなかったか。 → 除雪等をしていただき、子どもたちの登下校では特に問題はなかった。 ○ ITスタジアムは、費用はかからないのか。 → 費用はかからない。報告をするだけであり、表彰等は県で行ってくれる。 ○ 上林小における特別支援の状況はどうか。 → 少人数であり、個別の対応ができていると考えている。 (5) 重信中学校 本校では教育目標として「認めあい、高めあう心情を培い、たくましい実践力を持つ 生徒の育成」を掲げ取り組んでいる。これから、知・徳・体の3点で報告したい。 知の部分では、「朝読書の継続」「授業時数の確保」「全国学力・学習状況調査の結 果利用」に力を入れた。徳の部分では、「いじめ対策ネットワーク向上事業」に力を入 れ、いじめの減少や不登校の減少につながった。清掃指導やあいさつ指導に重点的に力 5 【公開資料】 を入れた。体の部分では、「全員部活動制の実施」「早寝・早起き・朝ご飯の啓発」に 力を入れた。 学習指導面では、「新学習指導要領の完全実施を目指した教育計画の策定」「朝読書 の継続」「授業時数の確保」「進路指導の充実」を図ったが、来年度は、さらなる充実 を目指して「中間テストの実施」を計画している。 生徒指導面では、「いじめ不登校対策」で、Q-Uの実施を行い、大きな成果があっ た。これをもとに、積極的な教育相談を実施することができた。「基本的な生活習慣の 確立」では、あいさつ運動などで生徒活動の充実を図り、生徒の内面に迫る生徒指導を 行っていきたい。生徒会活動の活性化では、女子の夏服の改訂などでは、子どもたちが 主体となって取り組んだ。 家庭・地域との連携では、学級便りや学校便り、ホームページのこまめな更新に努め ていきたい。また、スクールソーシャルワーカーや民生委員、関係諸機関との連携を深 めつつ配慮を要する生徒の背景にあるものを見ていきたい。 【意見交換】 ○ スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等のかかわりについて教えて いただきたい。 → スクールカウンセラーは、生徒・保護者が直接相談を受ける。スクールソーシャ ルワーカーは、家庭や関係機関に対する働きかけを行ってくれている。相互の連携が 今後できるようにしていきたい。 ○ 保護者の中には、ボランティア活動を勘違いしている方がいるが、いかがなものか。 → ボランティア活動と内申書の関係などを気にしている方もいる。 ○ 全員部活動制で全教職員が関わっているのがすばらしい。これは、当たり前のこと ではない。 → 事務長以外は、全教職員が関わっている。 ○ 保護者の部活動に関する要望は、多様化しており、対応が難しい。 ○ 県立高校や私立高校に対する保護者の意識はどうなっているか。 → 最近は、私立高校の大学推薦枠もあり、私立高校を希望する場合も多くなってい る。 【その他の意見】 ○ Q-Uや教科書の指導書の拡充、スクールソーシャルワーカーの増員などで予算化 が図られている。 ○ 南吉井小では支援員が5名いるが、内容はどうか。 → 特別支援に対する個別の対応である。 ○ 来年度からは、授業時数が増え、これまで以上に個別の対応が難しくなるのではな いか。 → 教員数の増加等については、なかなか思うようになっていないのが現状である。 6 【公開資料】 3 閉会のあいさつ(教育長 菅野 邦彦) この学校評価は、学校教育法第42条、自己評価について同規則第66条、関係者評価 について同規則第67条、報告義務について同規則第68条に定められている。今日は、 第68条にあたる報告をしていただいたものである。 一つ気になるのは、携帯電話の利用の仕方である。このままでは、とんでもないことに なるのではないかと危惧している。しっかりとした使用法のあり方を指導してほしい。 この評価をもとに、来年度、またしっかりとした取組をしていただきたい。 ─────────────────────────────────────────────── 午後 15時45分閉会 ─────────────────────────────────────────────── 7 平成 2 2年度 東 温 市 学 校 評 価 (川 内 )報 告 会 【公開資料】 平成22年度 東温市学校評価(川内)報告会 平成23年3月15日(火) 東温市役所402会議室 ─────────────────────────────────────────────── 日程 (1) 開会のあいさつ・・・・・・東温市教育委員会 委員長 渡部 良温 (2) 学校評価結果の報告及び意見交換 ①川上小学校 ②東谷小学校 ③西谷小学校 ④川内中学校 (3) 閉会のあいさつ・・・・・・東温市教育委員会 教育長 菅野 邦彦 参加者 No. 氏 名 所 属 等 1 渡部 良温 東温市教育委員長 2 遠富 英子 東温市教育委員 3 菅野 邦彦 東温市教育長 4 渡邉 裕子 川上小学校長 5 平松 恭助 東谷小学校長 6 冨長 千恵美 西谷小学校長 7 石川 史朗 川内中学校長 8 和田 浩 川内中学校(記録係) 9 中川 秀孝 東温市教育委員会事務局長 10 大野 直正 東温市教育委員会指導主事(事務局) 備考 ─────────────────────────────────────────────── 14時00分開会 ─────────────────────────────────────────────── 1 開会のあいさつ(教育委員長 渡部 良温) 1年間の締めくくりの忙しい時期にお集まりいただきありがとうございます。先日、大 きな地震が発生し、日本は大変なことになっていますが、傍観をせずに、できることをや らなければならないと考えています。今日は、日常の教育活動の成果等を報告していただ き、お互いに知り合い、それを生かすことができるようにしたいと思います。この評価は、 かなりの労力を要していると思いますが、この評価を生かしていくことが大切であると考 えていますのでよろしくお願いします。 1 【公開資料】 2 自己評価結果の報告及び検証 (1) 川上小学校 学習指導では、「わかりやすく楽しい授業の展開が大事である。」という共通認識の もと実践してきた。「漢字・計算の広場」の時間における全校体制での取組、少人数指 導における取組、家庭学習への家庭の協力等により、基礎的な学力の定着が図られたと 考える。一方、課題としては、「思考力の育成」が挙げられる。自分で見つけた答えの 理由を述べたり書いたりして思考力の向上を図りたい。 生徒指導面では、90%の保護者が「児童は、楽しく学校に通っている。」との回答 をしている。しかし、10%の保護者は、そのように答えておらず、さらに学校生活の 充実を図ったり、より相談しやすい体制を作ったりするなど、配慮をしていく必要があ る。また、関係諸機関等の協力も得られやすい状況にあり、学校を支援していただいて いると強く感じる。 心の教育では、「あいさつ」「仲間づくり」「命の大切さ」などについて地域の方が 関心を持ってくれている。道徳教育を含む全教育活動を通じて、今後も地道に積み上げ ていきたい。 健康・安全面では、体育専科の配置により着実な成果をあげており、体力づくりがよ くできている。栄養教諭による食育の充実も図られており、残食も減っている。登下校 の安全確保では、保護者の協力をさらに高めていく必要があると考えている。 家庭との連携では、学級PTAなどの活動の参加率の向上を図ることが課題となって いる。 「朗誦教育」「青少年赤十字」などに継続的・積極的に取り組み、成果が上がってい る。 【意見交換】 ○ 「楽しく学校に通っている」と答えていない児童が10%いるが、その対応につい て教えていただきたい。 → 毎学期行っている「学校生活の調査」等で把握をし、個別に対応している。 ○ 生徒指導上における情報交換を密に行うなど、小中の連携を今後も充実させていた だきたい。 ○ 「朗誦教育」「青少年赤十字」は、伝統的があり、それを引き継いでいただいてお りありがたい。 ○ 携帯電話等の所持もあまりなく、適切な指導がなされていると思われる。 (2) 東谷小学校 学習指導については、「俳句作り」など表現力の育成に努めて2年目であるが、新聞 でも取り上げられ、児童も親も喜んでいる。「発表の声が小さい」ということが課題で あったが、学習発表会では大きな声で発表できた。集会などで感想を述べる場面ではま だまだ十分とは言えなかった。 2 【公開資料】 生徒指導については、「あいさつがよくできる」と地域の方からほめていただいてい る。学校から離れたところでもしっかりできている。また、全校で欠席0の日が現在、 113日である。 心の教育では、音楽会では1年生から参加をし、よい発表ができたと考えている。文 化的活動の推進でも高い評価が得られた。 健康・安全教育における登下校の安全確保では、危険箇所で毎日、教頭が指導を行っ たり、地域の方が見守ってくれたりしており、安全が確保されている。体力づくりでは、 陸上大会・水泳大会等で3年生以上は全員参加し、成果が出ている。また、給食センタ ーからは、東谷小学校は残食が一番少ないということで評価をいただいた。 「地域あっての学校」であり、今年度、東谷運動会を地域と一緒に初めて行った。来 年度も地域と一緒に行う予定である。また、しめ縄作りを老人会と協力して行った。来 年度は、もち米作りを行い、もちつきなども計画したい。 施設・設備等では、電子黒板等の指導について充実を図りたいと考えている。 教職員の協力体制がすばらしく、前向きな取組であったと考えている。 【意見交換】 ○ ITスタジアムに取り組んでいるが、どんな種目があるのか。 → スローアンドキャッチラリーや8の字ジャンプなどがある。県下で5位、6位を いただいた。 ○ 中学校の生徒が小学校に寄って帰るというようなことは今もあるか。 → 今は、学校から上の生徒が非常に少なく、このようなことはなくなっている。 (3) 西谷小学校 評価は、日々の子どもたちの様子や教育活動をよく見てもらうことが大切だと考えて いる。参観日だけでなく、ミニ集会など通常の活動をいつでも見ていただくようにして いる。また、今、学校が手助けしてほしいことを情報発信するようにしている。これら に力を入れることにより、保護者や地域の方に学校の応援団になっていただけると思う。 学習指導面では、自己表現に課題があったが、「芸術家派遣事業」で講師の先生に年 4回来ていただき、ワークショップなどを通して表現活動のおもしろさを実感すること ができた。 生徒指導面では、「大きな声で、いつでも、どこでも、誰とでも」あいさつができる ように、地域のゲストティーチャーを招き、話をしていただき、それが向上の契機とな った。(第1回全校道徳) 心の教育では、本年度3回全校道徳を実施し、全校児童が思いを共有できる場づくり を工夫した。1回目が、「あいさつ」(礼儀)、2回目が公務員さんをゲストティーチャ ーとした「自然とわたし」(自然愛護)、3回目が「ありがとう」(感謝)の内容で実施し たが、全校が集まった場での学びにより、一層成果が上がった。 3 【公開資料】 健康・安全教育では、水泳や陸上の放課後練習に「逃げずに踏ん張る」という気持ち で取り組んだ。また、登下校指導の見守り活動を地域の方が以前にも増して熱心に行っ てくれている。 施設・設備については、電子黒板等の有効活動をさらに図っていきたい。 【意見交換】 ○ 「歩き出そう」について、もう少し詳しく教えてほしい。 → 平成17年度に緑の少年隊で子どもたちが作詞・作曲した自作の歌である。 ○ 「にしだにハート&はーとの日」について、もう少し詳しく教えてほしい。 → 毎月1回、学級単位で実施をしており、コミュニケーション能力を高めるためにゲ ームをしたり、悩みを相談したりするような活動である。 ○ 保護者や地域の方の評価を見ると、学校に協力的な保護者が多く、すばらしいと思 う。 ○ 学校関係者評価委員の数が多いが、どんな意図があるのか。 → 児童生徒を守り育てる協議会の方には、すべて評価委員になっていただいている。 そのため、多い人数になっている。 (4) 川内中学校 不登校に関することが課題であり、家庭訪問等の種々の取組により、向上の見られる生 徒がいる。その変容は、顕著である。 施設・設備については、様々な配慮をいただき、感謝している。 学習指導では、家庭学習の時間で目標を達成した生徒が75%おり、成果が見られる。 しかし、家庭学習が1時間未満の生徒も25%おり、課題といえる。また、年3回「学習 相談週間」を設け、個別の指導に努めており、70%の生徒が肯定的な反応をしている。 生徒指導面では、教育相談で「ふれあいタイム」を設定した。また、Hyper-QU を実施し、効果があった。「安心して学級で生活ができている」という生徒が約80%で あったが、そのように答えなかった20%の生徒に対して十分な配慮が必要であると考え ている。 登下校の安全確保では、生徒が交通ルールを守れているかどうかという問いで、生徒は、 91%が守れていると答えているのに対し、保護者は76%となっている。生徒が思って いるほど、保護者はできているとは思っていない。 開かれた学校づくりという観点では、広報活動に力を入れているが、もっと地域の中に 入っていかなければならないと反省している。 清掃活動については、生徒は87%がよくできていると答えているが、教員は67%に とどまっている。清掃活動もさらに充実を図りたい。 【意見交換】 ○ 保護者のアンケートで求めなかった項目があるが、どうしてか。 4 【公開資料】 → 保護者が回答しにくいところは、設問していない。 ○ 通塾の生徒の割合は、どのくらいか。 → 正確ではないが、40~45%程度であると認識している。 ○ 進路希望の状況はどうか。以前との比較はどうか。 → 以前より私立高校の特色ある学科等を希望することが多くなっている。 ○ 他校では、中間テストを希望する声が出ているが、現状はどうか。 → 現在も中間テストを実施しており、学力の充実に努めている。 ○ Hyper-QUについて、来年度もすべて行うようになっている。ぜひ研修を積 んでいただき、効果をあげていただきたい。 ○ Hyper-QUの使用は、指導面で難しいことがあるのか。 → この調査で明らかになることが多く、不登校の解消につながったと考えている。 ○ 「ふれあいタイム」は、全員の生徒が誰かの先生に相談に行くというものか。 → そうである。生徒が、教員を選ぶことになるが、一人の教員に多くの希望が集まっ たときは、他の教員になることもある。 ○ 部活の指導は、大変だと思うが、よくやってくれていると思う。 → 熱心に取り組んでくれているが、うまく休むこともしてほしい。 ○ 電子黒板の活用について、効果的な活用方法があれば、教えてほしい。 → 小学校における外国語活動、中学校における理科で熱心に取り組んでいる。活用事 例を紹介し合うような研修を実施していきたい。松山市の教育研究所との連携も模索 したい。 ○ 大型テレビ等の他の教育機器についての活用状況はどうか。 → 実物投影機(OHC)をテレビに映すと大きく見え、授業の中で効果的に活用され ている。外国語活動では、画面にタッチをして音声が出るような活用方法もある。 4 閉会のあいさつ(教育長 菅野 邦彦) 前回の重信地区の学校評価報告会のときに、あの大地震が発生しました。東温市からは、 昨日、救急隊員が派遣されました。校長会やPTAでも義援金を集めることとなりました。 寒さも増しており、子どもたちのことが案じられます。本市でも積極的な受入をするよう に話がされています。 今日の報告会は、法律に基づいて行われています。学校教育法の第42条ですが、再度 確認をしていただきたいと思います。今年の評価が来年度に生かされるようによろしくお 願いいたします。本日は、ご苦労様でした。 ─────────────────────────────────────────────── 午後 15時30分閉会 ─────────────────────────────────────────────── 5
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