講義シラバス 【グローバリティ戦略 【講 全2回】 みずこしゆたか 師】 :水越 豊 ボストン・コンサルティング・グループ 日本代表 1979 年東京大学経済学部卒。1988 年スタンフォード大学経営学修士(MBA) 。新日本製鐵 株式会社を経て現在に至る。金融、通信、情報システム、エンタテイメント等幅広い業界 に対し、Eコマース、IT戦略を中心に戦略面/組織面でのコンサルティングを数多く手 掛けている。 <講座の目的> 今、世界市場の競争地図は「グローバルチャレンジャー」と呼ばれる新興国企業によっ て急速に塗り替えられつつあります。資本やノウハウに乏しいというハンディを独自の経 営モデルで克服してきた新興国企業は、高度経済成長期の日本との共通点も多くあります。 かつて日本企業を競合として重視してこなかった欧米企業が、内外市場で日本企業に勢 力図を塗り替えられたように、日本も対応を誤れば遅れを取りかねません。新興国のミッ ドマーケットにおける、欧米先進企業も交えた厳しい競争の中で、いかに戦い勝ち抜くか。 グローバリティ時代の経営戦略について考えます。 【カリキュラム】 【第 1 回】 グローバリティ戦略 01 [テーマ] グローバルチャレンジャー [講 師]:水越豊 グローバル競争のステージは、欧米や日本などの先進国企業が一方的に活動の拠点を拡 大する「グローバリゼーション時代」から、新興国企業と先進国が入り乱れて縦横無尽に 駆け回る「グローバリティ時代」へと変化しています。ヒエラルキーからパラレルへのパ ラダイムシフトとも言えます。この新しい時代を企業として生き抜くヒントはどこにある のでしょうか。 新興国のプレーヤーがいかにして成長を遂げたのか。「コスト優位の確立」 「市場への深 い参入」 「ピンポインティングの実施」など、成長を支える独自の戦い方を学ぶことが重要 です。世界中の何処からでも強い企業が生まれうるグローバリティ時代。次の時代の最先 端を行く経営手法は、今は誰も知らない国、地域、会社から生まれるかもしれません。 【第 2 回】 グローバリティ戦略 02 [テーマ] グローバリティ時代の勝ち方 [講 師]:水越豊 新興国プレーヤーの台頭が著しい世界市場、特に新興国のミッドマーケットを攻略し、 日本企業がシェアを拡大していくためには、ドラスティックな改革が必要です。第1は発 想を変えること。第2は体制を整えること。そして第3は主戦場を奪取することです。 ミッドマーケットは夢溢れる楽しいだけの市場ではありません。先進諸国と地場企業が しのぎを削る過酷な市場です。しかしながら、勝敗が決していないからこそ、誰にでもチ ャンスのある市場とも言え、かつ成熟市場にある日本企業がこれを切り捨てる損失は余り にも大きいと言えるでしょう。 -1本資料の無断複製・転載を禁じます。 Copyright 2010 Business Breakthrough, Inc. All rights reserved.
© Copyright 2024 ExpyDoc