保険医療委員会通知 [新潟 2014− 2(H−59)] 日耳鼻新潟県地方部会保険医療委員会 平成27年 2 月 □ 会員からの質問 Q:漢方薬処方と病名について。 A:薬剤審査の厳格化に伴い、漢方薬に関しての返戻が多くなっております。保険医療委 員会通知(平成26年 2 月、H−58)でお知らせしたとおり、一般薬剤同様、適応病名 (症候名)の記載をお願いします。 □ 委員会からの連絡 【検 査】 ●急性中耳炎に対して傾向的に中耳ファイバーを算定する施設があります。算定基準は下 記の保険医療委員会通知(平成20年 2 月、H−45)のとおりですのでご確認下さい。 『中耳ファイバーは①慢性穿孔性中耳炎、外傷性鼓膜穿孔などで鼓膜に穿孔があり、中 耳腔の観察が必要なもの、②真珠腫性中耳炎、鼓膜の陥凹が著しい滲出性中耳炎、癒着 性中耳炎など鼓膜の詳細な観察が必要なもの、③術後開放乳突腔障害、外耳道狭搾、外 耳道真珠腫など外耳道深部の観察が必要なものが適応です。急性中耳炎では、急性乳様 突起炎を合併し、外耳道後壁が腫脹したもの、鼓膜切開術後の鼓膜穿孔症例などに限ら れます。』 【投 薬】 ●小児に対するホクナリンテープの使用量は下記のとおりです。 0.5− 3 歳未満:0.5mg、 3 − 9 歳未満: 1 mg、 9 歳以上 2 mg ●メプチンエアー10μgの適応病名は「気管支喘息、慢性気管支炎、肺気腫」です。急性 気管支炎に使用する場合は注記をお願いします。 ●気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)に対して各種吸入薬があります。薬剤により、 また剤形により適応病名が異なりますのでご注意願います。 ●オゼックス錠の常用投与量は 1 日300∼450mgです。 1 日600mgを使用する場合は注記 をお願いします。
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