臨床免疫学実習I

開講科目名
担当教員
臨床免疫学実習I
駒井 浩一郎、柱本 照、三好 真琴
開講区分
単位数
前期
2単位
授業のテーマと到達目標
授業テーマ:免疫学的臨床検査法や分子生物学実験の基礎手技の実習
到達目標:代表的な免疫検査法や基礎的分子生物学実験の手技を理解し習熟する。一般則に則った科学レポートが
執筆できるようになる。
授業の概要と計画
・実習講義
基礎技法の確認、レポートの書き方
文献検索講習会(日程別途連絡)
遺伝子組換え実験従事者講習会(日程別途連絡)
・補体価測定 (CH50)
・CRPの検出(凝集法、ELISA法)
・免疫電気泳動
・HBsの検出(沈降法)
・血液型判定
・塩基配列分析によるHLAタイピング(3回連続)
成績評価と基準
全回出席のもと、各テーマごとのレポートおよび期末試験により評価します。
履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)
全回出席すること。漫然と参加するのでなく、各自が内容を把握して主体的に取り組み、かつ不明点はその場で質
問することが重要です。十分な予習があってはじめて実りある実習となります。
[準備学習] 実施予定内容を初回に連絡するので、事前に配布する実習書や「免疫学」および「臨床免疫学」講義で
の教科書等で該当項目を読んでくることが望ましい。
[復習] レポート執筆時に、実施項目の内容やデータ処理について実習配布書や講義での教科書等を併せて読み直す
ことが望ましい。
[関連科目] 免疫学、臨床免疫学、生物学、生化学、生理学、分子生物学、遺伝子検査学、統計学の各講義および実
習
オフィスアワー・連絡先
柱本:[email protected]
駒井:[email protected]
三好:[email protected]
学生へのメッセージ
実習生各自の採血検体などを材料に、臨床検査現場でも用いられるキット試薬を用いた実習や遺伝子組換えを併用
した実験を行います。学習したことを実際に行ってみることで理解を深めてください。正常/異常を「判定できる」
だけにとどまらず、実験を通してそこに存在する生命現象を「理解できる」ことを感じていただきたいと思いま
す。
今年度の工夫
複数指導者(教員および精通したTA)を配置し、密度の高い指導を行います。レポートは全回添削して原則として
提出の翌週に返却しますので次回執筆時に役立てて下さい。
教科書
実習書を配布します。
参考書・参考資料等
免疫検査学 第2版 (臨床検査学講座) / 窪田哲朗[ほか]編著 : 医歯薬出版 ,2010 ,ISBN:9784263223147
リウマチ病学テキスト / : 診断と治療社 ,2010 ,ISBN:9784787817594
授業における使用言語
日本語
キーワード
免疫学的臨床検査 分子生物学実験