開 講 学 科 生物工学科 前橋工科大学 シラバス 科 目 名 免疫学 標準

開講学科
生物工学科
科 目 名
免疫学
担当教員
授業の教育
目的・目標
島村道夫
前橋工科大学
標準対象年次
3 年次
単位数
2 単位
選択/必修
選択
学 期
後期
シラバス
科目コード
17102501
曜 日
時 限
集中
免疫系の多様な機能について基本を重視して重要概念について繰り返しながら学習する。免疫系
の機能不全がもたらす疾病の理解をも目指す。
学科の学習・教育 免疫系は環境からもたらされる抗原の侵入を阻止し、一方で体内の異常細胞を排除し、恒常性を
目標との関係
維持するのに寄与している。抗原侵入の最も大きな経路の一つが食物の摂取を通しての腸管から
のものである。このため腸管では腸内フローラの機能を利用した独自の生体防御システムを形成
していることがわかってきた。生物工学科では基礎に重きを置きつつ食品科学との関連をも見据
えた『免疫学』を開講する。
キーワード
免疫系、免疫疾患、腸管免疫、免疫工学
授業の概要
授業の計画
テキストに沿って免疫系の働きについて基本概念を繰り返しながら概説する。受講者が自身の身
体の仕組みに興味を抱くような授業となるように心掛ける。
第 1 回: 序 免疫とは何か 免疫系の概略
第2回: 免疫担当細胞の発生と体内循環 免疫系器官
第3回: 自然免疫と Toll 様受容体
第4回: 補体の働き
第5回: B 細胞の分化と機能、抗体産生
第6回: T 細胞の分化と機能
第7回: 主要組織適合性複合体 抗原提示と免疫学的シナプス
第8回: 細胞性免疫
第9回: 免疫系の調節 中間試験
第 10 回: 感染防御の免疫
第 11 回: アレルギーと自己免疫疾患
第 12 回: 免疫不全、エイズ
第 13 回: 移植免疫と腫瘍免疫
第 14 回: 食品アレルギーと腸管免疫
第 15 回: まとめ
受講条件・関連
科目
授業方法
教科書、提示資料。教科書は必ず入手し、授業の前後で予習復習を繰り返すこと。小さい教科書
なので,この1冊は必ずマスターする。
テキスト・参考書 テキスト 「図解 免疫学」
(垣内史堂 著 オーム社)
参考書
「免疫生物学」 Janeway ら 著、笹月健彦ら監訳)掘り下げた勉強用 図書室在庫
「免疫と腸内細菌」平凡社新書 上野川修一 著
「免疫・自己と非自己の科学」NHK Books 多田富雄 著
成績評価
レポートによる。
履修上の注意
オフィスアワー
授業の後