アブストラクト

13aPS13aPS - 99
マグネタイトにおける
マグネタイト におけるフェルベー
における フェルベー転移点温度
フェルベー 転移点温度と
転移点温度 と
その近傍
その 近傍における
近傍 における電気抵抗
における 電気抵抗の
電気抵抗 の 一軸圧力効果
埼大理、
埼大理 、 東大物性研 A
原良平、
原良平 、 清野俊明、
清野俊明 、 小坂昌史、
小坂昌史 、 東堂栄 A 、 上床美也 A、 毛利信男
Effect of uniaxial pressure on the electrical resistivity of magnetite
around the Verwey transition
tra nsition.
nsition .
Saitama Univ. ISSP Tokyo Univ. A
Ryohei Hara, Toshiaki Seino, Masashi Kosaka, Sakae Todo A , Yoshiya Uwatoko A , Nobuo Môri
マ グネ タイ ト (Fe 3O 4 ) は ス ピネ ル 型構 造 を 持 つ フェラ イト の 一 種 で 120K
付近の
付近 の 温度 T v で 結晶構造変態を
結晶構造変態 を 伴 う 非金属―
非金属 ― 金属転移
金属 転移(
転移 (フェルベー転移
フェルベー 転移)
転移 )を 示
す 。また室温付近
電気抵抗 の 緩 やかな極小
やかな 極小を
極小 を 持 つ 。前回我々
前回我 々
また 室温付近のある
室温付近 のある温度
のある 温度 T m で 電気抵抗の
は SQUID 磁束計対応型直接加圧式一軸圧力発生装置および
磁束計対応型直接加圧式一軸圧力発生装置 およびセル
および セルを
セル を 開発し
開発 し 、
マ グ ネ タ イ ト 単結 晶 に つ い て フェ ル ベ ー 転 移 温度 近 傍 の 磁 化 の 一 軸 圧 力 依
存性を
存性 を 発表した
発表 した[1]
した [1]。
[1] 。今回、
今回 、同装置を
同装置 を 改良し
改良 し 、フェルベー転移温度近傍
フェルベー 転移温度近傍の
転移温度近傍 の 電気
抵抗の
抵抗 の 一軸圧力依存性を
一軸圧力依存性 を 測定した
測定 した。
した 。図 1 に 各一軸圧力下における
各一軸圧力下 における電気抵抗率
における 電気抵抗率
の 温度依存性を
温度依存性 を 示 す 。 一軸圧の
一軸圧 の 増加に
増加 に 伴 い 、 フェルベー転移
フェルベー 転移の
転移 の 低温側の
低温側 の 傾 き
が 変 わる温度
わる 温度 T V1 はほとんど変化
はほとんど 変化しないのに
変化 しないのに対
しないのに 対 し 、 フェルベー転移
フェルベー 転移の
転移 の 高温側
の 傾 きが変
きが 変 わる温度
わる 温度 T V2 は 上昇した
上昇 した。
した 。 この結果
この 結果は
結果 は 前回発表した
前回発表 した磁化
した 磁化の
磁化 の 振 る 舞
いの結果
いの 結果と
結果 と 対応している
対応 している。
している 。 一方、
一方 、 Tm は 一軸圧力でほとんど
一軸圧力 でほとんど変化
でほとんど 変化しなかった
変化 しなかった。
しなかった 。
図 2 に 各温度について
各温度 について比抵抗
について 比抵抗の
比抵抗 の 一軸圧力依存性を
一軸圧力依存性 を 示 す 。 加圧に
加圧 に 伴 い 、 T V1 以
下 の 温度では
温度 では抵抗値
上昇 し 、 T V2 以上の
以上 の 温度では
温度 では抵抗値
下降 している
では 抵抗値が
抵抗値 が 上昇し
では 抵抗値が
抵抗値 が 下降してい
してい る こ
とが 明 らかになった 。 これらの 実験結果 は 静水圧 との結果
との 結果 と 大 きく 異 なる 。
当日は
当日 は 静水圧の
静水圧 の 結果と
結果 と 比較し
比較 し 議論する
議論 する。
する 。
[1] 清野俊明 他 : 日本物理学会 2003 年 春 の 分科会 ,22aPS,22aPS - 60
TV1
1
0.1
P(110)
heating
0.00kbar
0.05kbar
0.25kbar
0.50kbar
TV2
0.01
122.0
123.0
124.0
Temperature [K]
Specific Resistance
Resistivity [Ohm・cm]
10
_
図 1.[110]方向の各一軸圧力下における
電気抵抗率の温度依存性
1.08
320Kup
320Kdown
160Kup
160Kdown
125Kup
125Kdown
123Kup
123Kdown
115Kup
115Kdown
1.06
1.04
1.02
1.00
0.0
0.2
0.4
0.6
uniaxial pressure [kbar]
_
図 2.[110]方向の各温度における
比抵抗の一軸圧力依存性
0.8